少し前ですが・・・
家族で映画『リメンバー・ミー』を鑑賞しました。
舞台はメキシコ、ご先祖様が登場し、この世とあの世が描かれる、色鮮やかなファンタジーと、家族愛というハートウォーミングストーリー。
その中の重要場面の一つに、『死者の日』がある。これは1年に1度、他界したご先祖様が家族に会いにやってくる日。
これは映画の中での話ではなく、実際にラテンアメリカ諸国では『死者の日』があり、ご先祖様のために様々なお供えと、装飾をし、お祭りのような明るい雰囲気で行われる、いわば祝祭であり、形は違えど思い起こされるのは日本の『お盆』。
ご先祖様をお迎えし、おもてなしをし、お土産を持ってお送りする。
自分の由来である、ご先祖様を大事にする心、素晴らしい文化だと思う。映画を観て我が子も少しは感じてくれただろうか・・・・・・
お盆の飾りで有名なのは、胡瓜と茄子。胡瓜は馬、茄子は牛を模している。
ご先祖様がこの世へ来るときには、早く走れる馬できていただき、早く家族に会ってもらいたい気持ち。
あの世へ帰るときには、牛にお土産をたくさん積んで、ゆっくりのんびりと帰ってもらいたい気持ち。
この意味を知っただけでも、温かい気持ちになれる。
ちなみに、映画を観た次男6歳が、帰宅後、「ママは死んじゃうの?いなくなったら寂しい・・・死んだらどうなるの?」としきりに聞いており、
その後「おにい(兄)もいなくなったら寂しい・・・」と聞いており、妻がなだめている様子を見て、ほっこりしていたが、いつまで待っても、次男からパパの話しは出てこなかった・・・パパが一番寂しいよ・・・