イル ブーコ

　　　こんにちは　Ｐｅｐｅです。

　　　クリスマスがもうすぐですね。

　　　イタリアはどこもかしこも

　　　クリスマスムード一色

　　　不況なんてウソのように

　　　みなさん大きなショッピングバッグを持って

　　　大量にお買いもの

　　　さて、私のとっておきのお店をご紹介

　　　ウンブリア州のフォリーニョにある

　　　イル　ブーコ

　　　知り合いが最近オープンさせたお店

　　　とってもセンスのいい内装

　　　白壁とアーチ型の天井がとってもかわいくて

　　　まさに理想のインテリアデザイン

　　　こんな建築、日本ではできるのだろうか？

　　　誰かこれできますよっていう方、

　　　教えてくださーい（笑）

　　　　このお店の料理はシンプルな郷土料理

　　　　でも、そこらへんのお店との違いは

　　　　とにかく厳選されたいい素材を使っていること

　　　　オリーブオイルも塩も卵も

　　　　調味料もパスタも肉もなにもかも

　　　　いい素材でつくられたものは

　　　　本当に感動する味

　　　　ポーチドエッグに黒トリュフとチーズ

　　　　　半熟卵と黒トリュフの組み合わせ

　　　　　これはベストマッチ

　　　　　おいしくて、翌日にも食べたくなった

　　　　　このメニューをいつかお店でも提供しまーす

　　　　　　　　フェンネルのパスタ

　　　　　　　　パスタがもちもち

　　　　　　　　フェンネルの香りが食欲をかきたてます

　　　　　　オッソブーコ

　　　　　　写真がぼけててごめんなさい

　　　　　　香味野菜をたっぷり使ったトマト味の

　　　　　　すね肉の煮込み

　　　　　　これもはまりそう

　　　　　付け合わせの野菜

　　　　　たくさん

　　　　　　ドルチェ

　　　　　こんなにたくさん食べても一人２５ユーロくらいと

　　　　　とっても良心的

　　　　　オープンしてまだ１カ月くらいなのに

　　　　　連日大忙しの大盛況店

　　　　　毎日イタリア料理ばっかり食べているイタリア人から

　　　　　喜ばれるなんて本物のお店ですね

　　　　　ミシュラン星付き店よりも

　　　　　ここの料理の方が心も体も喜び

　　　　　ほっとする

　　　　　こんな料理は毎日食べたくなる

　　　　　いい素材を使ってシンプルに　

　　　　　でも、家庭では作れないくらい

　　　　　手間暇かけて　

　　　　　モデル店舗、イルブーコ

　　　　　帰国前にもう１度食べにいかなくては

ウンブリア州

　　こんにちは　Pepeです

　　イタリア２０州のうち、唯一海に面していない州

　　ウンブリア州へ

　　緑があふれ、自然が豊かで

　　おいしいオリーブオイルやワインの産地でもあります

　　Spoletoという町へ

　　きれいな絶景

　　　壮大な山の中に

　　　　　こんな橋を発見

　　　　　写真に写っていない反対側はお城があって

　　　　　この橋はお城とこの山をつないでいて。。。

　　　　　当時どうやってこんなに巨大な橋を

　　　　　つくることができたのか？？

　　　　　どれくらいの歳月と労働力がかかったのか？？

　　　　　昔の人々は現代人の私には想像もできないくらい

　　　　　忍耐力があったに違いない

　　　　　ちょっとのことでへこたれている現代人、

　　　　　もっと頑張らなくては

　　　　こんなに美しい教会も

　　　　どうやってつくったんだろう？と

　　　　イタリアの建築技術に感動

　　　　お次は

　　　　Assisiへ

　　　　ちょっと雨がぱらついたお天気だったので

　　　　こんな幻想的な景色が望めました

　　　　　　こちらの教会には

　　　　　　とっても美しいステンドグラスがあちこちに

　　　　　　かわいらしい町をお散歩

　　　　　　観光客も多く、おみやげ屋さんも

　　　　　　あちこに

　　　　　　　目的のお店を発見

　　　　　　　オリーブの木を使った調理道具＆雑貨屋さん

　　　　　　　全てのものがかわいくて

　　　　　　　あれもこれも欲しくなり、

　　　　　　　悩みに悩んで３０分、

　　　　　　　この３つをゲット

　　　　日本にある木ではこの感じはだせないみたいで

　　　　オリーブの木のあたたかみを感じる

　　　　ステキなアイテム

　　　　木の板に生ハムとサラミをのせて

　　　　お店では提供したいと思っています

　　　　楽しみ～　

Rimini

　こんにちは　Pepeです

　イタリア滞在も残り1週間をきりました。

　あっという間です

　いくつか訪れた町をご紹介

　エミリアロマーニャ州の東海岸にある

　Riminiという町

　海辺の町で、ここはイタリア？？？

　カリフォリニアでは？？と思うほど

　イタリアらしい雰囲気はない

　海岸沿いにはホテルが立ち並び、

　海辺には海の家があちこちに。

　今の季節はちょっと閑散としているけれど

　夏はバカンス客で大賑わいに違いない

　　　港の方へ歩いていくと

　　　おじさんたちが磯釣りを楽しんでました

　　　そこへ一隻の船が沖からやってきたら

　　　あっという間にひとだかりが

　　　近づいて行ってみると

　　　なんと船の上が魚屋さんに大変身

　　　釣ったばかりの新鮮なお魚がたくさん

　　　　　　この町では魚貝料理がおいしそうですね

　　　　　　いつか夏に訪れて、

　　　　　　海で泳いで、ホテルで昼寝して、

　　　　　　魚貝料理と白ワインを飲んでみたい。。。

　　　　　海辺のレストランを発見

　　　　　こんなロケーションでレストランができたら

　　　　　最高に気分がいいと思うけれど

　　　　　地震大国の日本ではありえないですよね

Povero Diavolo

こんにちは　pepeです。
2リットルの水ボトルが0.19ユーロでした

エミリアロマーニャ州にある

Povero Diavoloへ


付きだしとパン

ヒメジとキクイモ

タラ

しゃこのオムレツ

えびとドラゴンフルーツのニョッキ

トルテッリ～貝のスープ仕立て
中からチーズがじゅわっと出てくる

リゾット

カリフラワー

牛の腎臓
これは私は食べれない

鳩のロースト

イタリアでは鳩はごちそうらしい
そこらへんにいる鳩ではなく、
野生の少し小さい食用の鳩

一見、生では？と思うほど赤身
でも実は低温調理されていて
一口食べたら驚くほどおいしかった

口直しのソルベ

チョコレートのスフレ

ミントのケーキ

小菓子

トラディショナルなイタリアンではなく、
フレンチやスペインの要素も取り入れている
新しいイタリアンな感じ

伝統的なイタリアンが好きな人には
こういう料理は理解できないかもしれない

美食家からは大絶賛を受けているらしい

まさに賛否両論のお店



近年のイタリア料理界は
ヨーロッパはもとより、
世界中の調味料や調理技術、盛りつけを
どんどん取り入れる流れに。

イタリア料理とかフランス料理という枠を
超えて個の料理が認められる時代になって
きている。それは日本でも同じこと。

例えばこの店の場合、シェフPiere Giorgioの料理、
前に紹介したLa PergolaではHeinz Beckの料理と
いうように。

アジアとイタリアンの融合というような
フュージョンとはまた違ったニュアンスでしょうか

料理人個人のオリジナリティが認められ、
おいしさだけではなく、
センスやクリエイティビティも
求められるそんな時代になってきたみたい

誰でも知っているトラディショナルな料理を
万人受けする味で何十年も作り続けていくか、
時代の流れに合わせてオリジナリティを追求し
年々進化していく料理を作るか
料理のアプローチはさまざまですね

La Pergola

こんにちは　pepeです

スーパーで買ったイタリアのみかん、

日本と同じ味でした

ミシュラン２つ星と３つ星の違いは？

それを探るべく、ローマへ

まずはちょっと観光

バチカン市国

スペイン坂

トレビの泉

コロッセオ

さて、お待ちかねのディナー

カヴァリエルヒルトンの９階にある

Heinz Beckという有名ドイツ人シェフが率いる

リストランテLa Ｐergola(ミシュラン３つ星）へ

ガラス張りの店内から夜景が望め、

かなりゴージャスな内装

さらにお客さんも富裕層ばかり。

メニューを見て気になる値段をチェック

高ーい

アラカルト１品€５０～９０

コース６品　€１９０

シェフHeinz Beckの世界を見るには

やっぱりコース、ということで奮発してコースをチョイス

付きだし

あさりとセロリと泡

フォアグラとリンゴのテリーヌ

アスパラガスとホタテ

カルボナーラのラビオリ

中からガルボナーラのクリームが

じゅわっと出てくる

鱈と野菜のスープ

仔牛のロースト

ピスタチオがまわりに

ついている

口直しのソルべ

チョコレートのスフレ

小菓子

かわいい

そして、またまたドルチェ

まだまだ続く

うーん、どうでしょう。。。

Heinz　Beckの料理、きれいなお皿だけど

お肉もホタテも素材が悪かったし、

庶民の私には値段との折り合いがつかなかった。

２つ星、３つ星の違いは料理の差ではなく、

内装やサービス、ワインも含めての総評なのかな？

星の数にまどわされないように

ミシュランは１つの参考程度にとらえるように

したいものですね。

Caino

こんにちは　Ｐｅpeです

フィレンツェのあるトスカーナ州の

田舎の山奥にあるMontemeranoへ

目的はここ

Ｃａｉｎｏ

　　　　　　　　　　　　　

ミシュラン2つ星店

女性シェフが作る料理が食べに。

Montemeranoは小さな小さな町

町のまわりには辺り一面ワイン畑

オリーブ畑があったり、羊がいたり

ここは有名なワイン、オリーブオイル、チーズの産地

9月はポルチーニがたくさんとれるのだとか。

田舎へ行けば行くほど

おいしいものに出会える

ただ、そこまでの道のりは

電車とバスを乗り継いで

車があったらどんなに楽なんだろう。

こんなところ、バスで来るのは日本人くらいらしい（笑）

コースをオーダー

付き出し

コッパとレンティッケのスープ

パン

こんなにたくさん

付き出し

ヤギのチーズにかぼちゃのピューレ

おいしい！！

塩だらのバプール

レモンソースがアクセント！！

牛タンのサンドウィッチ

ポルチーニきのこのコンソメスープ

いわしと菜の花のタリオリーニ

トルテッリ　

パスタと詰め物が口の中で

とろけてしまう絶品

そしてメイン料理は

野うさぎのグアンチャ－レ巻きロースト

そう、イタリアではうさぎを食べるのです。

旦那さんは

豚料理に変えてもらって

子豚のロースト

皮がパリッパリで美味

ドルチェはちょっと残念でした

最後に出てきた小菓子は

とってもかわいい

女性シェフはお相撲さんのように大きく、太い方なのに

料理は繊細できれいで美味しい

1品１品の完成度が高く、ソースなどの組み合わせも

バランスよく、また食べたくなる料理

特に肉料理は素晴らしいです

どんなに山奥でもここは行く価値ありですよ

ミラノ

こんにちは　Pepeです

イタリアはすっかり寒くなってきました。

寒いというか冷たい

厚着をしてマフラーを巻いてもまだ寒い

そんな寒い中、さらに北へ

ミラノに大型の調理道具屋さんがあるとの噂を聞き、

期待を膨らませて向かうこと電車で3時間。

ミラノのドォーモ

調理道具屋さんの前にランチ

毎晩満席で2回転することが多いという人気店

Casa Tuaへ

店の前の通りからにぎやかな様子が見え、

入ってみるとやはり満席で待つことに。

ノスタルジックな雰囲気の店内に

所狭しとテーブルが並べられていている。

こんなに人気のひみつは何だろうと

わくわくしながらメニューを見てみると

パスタとメイン料理のランチがなんと€１０

イタリアはどこへ行っても大体パスタだけで

€８～€１０くらいなのにメイン料理もつくなんて

かなり良心的

ソーセージ入りカサレッチ

ポルケッタ（豚に香草やスパイスをつけて丸焼きにしたもの）

旦那さんがオーダーしたもの

パッケリ　チーズ＆こしょう

豚のロースト

味は普通においしいけれど。。。

１つ１つオーダーが入ってから作るといった感じではなく、

1度に大量に作ってオーダーが入ったら温めなおしているのかなという感じ。

でも、このボリュームの2品で€１０は嬉しい。

イタリアのレストランはコペルト（パン代）が加算されるし、

水もボトルで出てくるから€２くらいするのだけど

ここはコペルトも水もチャージされず

二人できっかり€２０

コストパフォーマンスがすごい

ビジネスランチやミラノに遊びに来た友人を

連れていくにはおもしろいお店かもしれない。

ディナーメニューはピスタチオを使ったペンネや

煮込み料理などおいしそうなものがたくさん。

いつかディナーも食べてみたいです

次は目的の調理道具屋さん

Medaglianiへ

想像していたよりも小型で、

しかも品揃えがあまり充実していない

3時間かけてミラノへ来たのに

正直がっかり

でも、一応目当てのパスタ道具を

安くゲットできたので、ま、いいか。

これがキタッラを作るパスタ道具

呼び名もキタッラ

キタッラの呼び名はギターからきて、

見た目も弦がたくさんはってある

この弦にパスタを押し切ってパスタを

作ります。

これ、明日船便で日本へ送ります。

ちゃんと届きますように。

食器仕入れ

今度はお皿の仕入れに

ウンブリア州の小さな町、Gubbioへ

ペルージャからバスで１時間、山道をひたすらのぼると

小さな素敵な町が現れる

田舎の山に行けばいくほど

中世の雰囲気が漂う美しい町が多い

ウンブリア州は黒トリュフが有名だけれど

ここ、Gubbioは白トリュフがたくさんとれるのだそう。

今の時期は白トリュフのフェスティバル中

しかし、あいにく今日はイベントがなくて残念。。。

どうしても使いたいお皿のお店へ行き、

デザイン、色、仕入れに関するお話を聞いた。

１００年以上前から続く老舗で

先祖代々の技術を受け継いで手作業で作られたお皿は

どれも素敵で数種に選定するのは難しい。

でも、このお皿を仕入れることは即決！！

こんな感じのお皿です。

まだ色は決まっていないので、

お店がオープンするまで

楽しみに待っていてね。

お皿屋さんおすすめの

Gubbioのトラットリアへ

なんとこの店には

パスタ料理がない

パスタの代わりに

平たく焼いたパンのメニューが。

パンの気分ではなかったので、

豚肉とほうれん草のソテー

ほうれん草が大量！！

タリアータ

牛肉のステーキ　ルッコラとトマト

このボリュームで１皿€９くらい

夏にはバカンスで１カ月くらい滞在する旅行客も

多いというGubbio

まだまだ町の魅力はたくさんありそうです。

食材仕入れ

食材探し

イタリア料理といったら

オリーブオイルは欠かせませんね。

前菜、パスタ、リゾット、肉、魚

どんな料理にも必ずオリーブオイルを使う。

シンプルなイタリア料理は

素材が命

オリーブオイル一滴でも

ひとつまみの塩でも

味が全く変わってしまう

だから素材選びが大事なのです。

イタリアは日本同様、南北に長い国。

北部、中部、南部では気候が違うので、

オリーブオイルの味も地域によってさまざま。

旅行で行った南イタリアのオリーブオイルも

すごくいい香りがして捨てがたいけれど、

個人的に中部のオリーブオイルがお気に入り。

イタリア人の友達からおいしいオリーブオイルを

紹介してもらい、

オリーブ畑へ

これがオリーブの木

ひとつひとつ手作業で摘み取って、

マシーンでつぶして

こんなマシーンに入れて。。。

手間ひまかけて、こだわりと誇りをもって

おじさんが作ったオリーブオイルは

フレッシュで、酸味が弱く、ほのかな甘い香りがして

びっくりするくらい美味しい

おじさんの丁寧な仕事ぶりとオリーブオイル

作りにかける情熱がひしひしと伝わってきて

１滴たりとも無駄にはできない、

とびきりおいしい料理と合わせてみたくなる

そんな上質なオリーブオイル

よし、これを仕入れることに決定！！

フィレンツェ

こんにちは　

Pepeです

おうちでイタリアンっていう料理ブログですが

イタリア現地情報もご紹介します

フィレンツェ

芸術の都と呼ばれるだけあって

街の中心（チェントロ）には

ルネッサンスの美しい建物が

いたるところに残っている

ジョットの鐘楼

冷静と情熱の間という映画の舞台にもなった

街のシンボル　ドゥオモ

ルネッサンスとは

フィレンツェに咲き誇った文化、芸術の新しい波

１５世紀後半

メディチ家の庇護により

ルネッサンスが開花し、画家、彫刻家、建築家などの

芸術家を集めて、聖堂や宮殿を芸術品で装飾したとか。

今も朽ちることなく、その壮大さと美しさを感じられる

一度は訪れるべき街

ポンテベッキオ

宝石店が橋の両脇にずらりと並んでいて

多くの観光客が訪れる

中央市場

大きな体育館のような建物の市場で

新鮮な野菜、果物、肉、魚、チーズ、乾物など

何でも安く手に入る

食材の宝庫

日本人が働いているお店があって、

いろいろ話を聞いたら

ここへ毎年１回買いつけに来る日本人の料理人が

とても多いのだそう。

確かに安くて、チーズなんか特にお得

ドライポルチーニもドライトマトも

びっくりするくらい安い！！

肉をおねだりする犬

かわいい

中央市場の日本人スタッフさん（フィレンツェ在住１０年）の

おすすめトラットリア

L’Brincello

ピーチ　トマトソース

ピーチはフィレンツェのあるトスカーナ地方のパスタ

食感がうどんみたいにモチモチしている

このトマトソースもパスタによくからんで

抜群の濃度！！

パッパルデッレ　いのししのラグー

ここフィレンツェはいのしし料理も有名

いのししのミートソースに自家製手打ちパスタ

野性的で濃厚なソースがもちっとしたパスタに

からんで美味

タリアータ

牛肉のステーキとパルメザンチーズ

こんなに贅沢にチーズをのせるなんて

さすがイタリア

どれもボリュームがあるのに

値段は€１０くらいで良心的。

地元の人々が頻繁に通うトラットリア

フィレンツェ（トスカーナ）の郷土料理を

堪能したければ訪れる価値ありです

朝ごはん

バールでカプチーノと

カスタードクリーム入りのクロワッサン

しかもカプチーノは€1.2、クロワッサンは€1とお安いのです。

こんなに安いと日本のスタバのカプチーノは

しばらく買う気がしなくなる

カプチーノといえば

イタリア人はカプチーノを朝しか飲まない。

朝以外はもっぱらエスプレッソ

午後にカプチーノを注文して飲んでいると

不思議そうに見られる

レストランで食後にカプチーノなんてオーダーしたら

それはもう驚きもの

食事の量が足りてなかったのかと勘違いされてしまう始末

イタリアでは

かっこつけてエスプレッソを飲みたいものです。

さすがにクロワッサンは飽きてきて、

最近はごはんを鍋で炊いて目玉焼きと海苔ごはん。

やっぱり日本人の胃にはごはんが一番。

イタリアのスーパーで買うお米でも

十分おいしく炊けるし、フィレンツェには

アジアのスーパーがあって

日本の食材も買える便利な街なのです。

しょうゆを買って大満足

やっぱり日本人だなー