世間の箱を超えて | キャリアコーチの就活応援日記

世間の箱を超えて

よく「就社ではなく、就職を考えろ」といいます。

やりたい職業をベースに就職活動を行うべきであり、決して、会社ありきではいけないという意味です。


確かにどんな会社であっても、そこでの業務は多種多様であり、○○会社であればどんな仕事でもいいというのは、少し問題かなと思ってしまいます。


ただ、もっというと「就職」というものを超えて考えることが必要かなと私は思います。

なぜなら職業というのは、世間が決めた「箱」に過ぎないからです。

就職というのは、その箱に自分を収めることなのです。


そうではなく、自分のやりたいこと、大事にしていることをベースに仕事を考えていくというスタンスが必要かなと思います。


例えば、色々考えた結果、それが「人の可能性を引き出すこと」だということに気付いたとします。

そこですぐに既存の職業である教育関係の仕事の箱に飛びつかずに、もっとよく考えてみることが大事です。


さらに、どのような人を対象にしたいのか、どのような可能性を見出してみたいのか、自分はどのように関わりたいのか、その他に自分にとって大事な要素はないかなど、色々な切り口で考えていく。


そのように考えた結果、まったく考えていなかった職業でも、自分が大事にしていることができることに気付くこともあるかもしれません。

また世の中的にはまだ職業と認められていないけども、仕事として成り立つ可能性があるということに気付くこともあるかもしれません。

例えば、コーチという職業は、数十年前は全く存在すらしていなかった職業ですが、いまでは天職として活躍されている方はたくさんいます。


最初の就職の場合、まずは既存の職業をベースに考えるということが現実的かもしれませんが、もし、既存の職業はどれも魅力を感じないという人は、いまある職業は箱似すぎないのだということを思い出していただければと思います。