自己分析と自己PR作りは別な作業
自分がどんな人間かを、あきらかにしていくのが自己分析です。
例えば、大学時代がんばったことから、その理由をつきつめていくことで、自分はどのようなこだわりがあるか、何に動機付けられるのかということを明らかにしていくことです。
そこでは、誰に見せるということを考えず、本音ベースでまとめていくことが大事です。
一方、自己PR作りというのは、自分をいかに他人によく見せるかということを考えることであり、エントリーシートや面接対策として必要となる作業です。
この自己分析と自己PR作りを分けてやらないと問題が生じる場合があります。
すなわち、本来、ありのままの自分を把握するべきところ、実像以上に自分を飾って見せたりしてしまうことになってしまう可能性があるのです。
結果として、仕事選び、会社選びが誤った方向に行ってしまうことにもなりかねません。
自己分析はかっこつけて考えずに、ありのままの自分、素の自分をとらえるよう極力努める。
一方で、自己PRは、あくまでも自己分析で行ったことを基本にしつつも、PRする相手先のことを考えながら、出し方を考えていく。ありのままを出すというのではなく、多少戦略的に考える。
この2つの作業は、分けて行うことが必要だと思います。