介護経営のヒントになれば・・by介護応援税理士

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東京に事務所を構える税理士による、介護事業に関するブログです。

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平成27年度の介護保険法改正に向けて、社会保障審議会介護保険部会では、11月まで様々な審議がなされ、1127日に最終意見書が出されました。そして、今月、1220日に最終審議が行われます。



介護保険法、介護報酬改正に向けての主な流れは以下の通り。



平成2511月まで  介護保険部会での制度改正議論

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平成251220日  介護保険部会 最終審議

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平成261月~2月  制度改正法案の通常国会提出・可決確定

1月中旬から始まる通常国会にかけられ、2月前半には可決確定するという流れ。介護保険法は、2月に決まりますが、介護保険法という法律だけを見ても内容は分からない。(省令、通知、Q&Aが必要)

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平成263月  厚労省担当課長会議において省令、通知の提出

早ければ2月後半、遅くても3月中旬までには厚労省の担当課長会議が開催されます。これは、全国の都道府県、主要都市の介護保険課の課長の方が集まる会議で、この会議に省令、通知が出されるのが一般的。そして、3月中旬からQ&AVol.1, 2・・・と出されます。Q&Aとは、この会議に参加された担当課長から厚労省に出された質問の答えです。

<ここで、改正介護保険法の全体像は修了。ここで全て固まってしまう>

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<介護報酬の議論へバトンタッチ(制度が決まってから報酬の議論を開始)>

平成26年後半  介護報酬改定の本格検討(介護給付費分科会)

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平成2741日  制度改正の施行、新介護報酬の開始



といった流れです。

「改正は平成274月だからまだ時間がある・・・」と思いがちですが、制度内容の確定はもう目前です。






シルバーサービス振興会は21日、キャリア段位制度の運用開始後、初のレベル認定者が誕生したことを公表しました。


制度開始年である平成24年度は、アセッサー(評価者)講習が被災3県(宮城・岩手・福島)で先行開催され、326名のアセッサーが誕生。その後、アセッサーにより、事業所・施設内で評価が進められ、レベル認定委員会での審議を経て、11月19日に介護老人保健施設2カ所で各1名ずつ、合計2名のレベル認定者が誕生しました。


本年度のアセッサー講習の集合講習は、12の主要都市で開催。全国どこからでも参加が可能となり、昨年の326名と合わせてアセッサー数は3,137名となりました。(確認テスト不合格者への再テストを実施中で、合格者は増える予定だそうです)


評価者だけでなく、遂に認定者も誕生!来年以降、キャリア段位はこれからもっと本格始動していくことになるんでしょうね。




公益財団法人介護労働安定センターは、8月16日、「平成24年度 介護労働実態調査結果について」を公表しました。

無作為に抽出した17,247事業所にアンケート調査を実施。有効回答は7,511事業所(有効回答率43.5%)。


この平成24年度実態調査の結果によると、1年間(平成23101日から24930日)の離職率は、全体で17.0%(前年16.1%)と0.9ポイント上昇


また、従業員の過不足状況は、「不足感」が57.4%(前年53.1%、サービスを運営する上での問題点では「良質な人材の確保が難しい」が53.0%50.4%と人材確保の難しさが前年よりアップしていることがうかがえます。


その他、「保有資格」や「平均賃金」、「直前の介護の仕事を辞めた理由」なども載っているので、参考にご覧になってはいかがでしょうか。


公益財団法人介護労働安定センター

http://www.kaigo-center.or.jp/


平成24年度介護労働実態調査結果について

http://www.kaigo-center.or.jp/report/h24_chousa_01.html