3月28日(土)





先日珍しく蕎麦を作ってみました





僕は信州蕎麦や福井の蕎麦などのような田舎蕎麦よりも江戸前の蕎麦が好きなので、二八そばで作る「かけそば」「もりそば」「ざるそば」「花巻そば」といったシンプルな味わいの蕎麦が好きなんですが、今回はちょっと変わった「鶏団子とせりの蕎麦」を作りました









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なんと、これがたいへん美味しかったんですよ





一時期 深夜にお腹を空かしてCAPONEへいらっしゃるお客様のために 胃にあまり負担がかからないメニューをと思って「かけそば」をお出ししていた事があったのですが、ちょっとボリュームが足らないという意見が多くてやめてしまいました





だけどこの蕎麦なら鶏団子も入っていてボリュームもあり胃にもやさしいので いいかもしれません





中村勘三郎さんも江戸前の蕎麦が大好きで 赤坂の『砂場』へよく一緒に行ったものです





勘三郎さんが亡くなった後、赤坂のACTシアターで『怪談乳房榎』を上演していた時 中村七之助さんは昼の部と夜の部の間の休憩時間にほとんど毎日赤坂の『砂場』へ蕎麦を食べに行っていたし、僕が観劇の後『砂場』へ行った時には中村小山三さんをはじめ 中村屋のお弟子さん達が食べに来ていました





勘三郎さんの魂はこんなところにまでも受け継がれていたんですねぇ……