患者申出療養制度の患者団体のラウンドテーブルを傍聴して | がんの保障のスペシャリストが伝える!信頼できる情報のつかみ方!

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9月も終わりですね。
あっという間にあと3ヶ月。。。



そんな時の流れの早さを感じながら、来年の4月に施行される”患者申出療養制度”ですが、



はい、みなさん、もちろんご存知ですよね?



えっ?知らない???



あれ???



そんなやりとりはおいといて、私も周りの方に聴いてみたらやはり、ほとんどの方が知らないみたいですね。



過去のブログにも書きましたが、
5月27日に「医療保険制度改革関連法」が参院本会議で自民党と公明党などの賛成多数で可決されました。



その中の患者申出療養制度ですが、



医師や患者会などから、来年の施行に対し、問題があると意見があがっています。



9/17に参議院議員会館で行われた、
緊急公開ラウンドテーブル
このまま施行していいの?患者申出療養制度
~患者の立場に立った制度に向けて~
を傍聴してきました。
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厚生労働省、患者団体、国立がん研究センターの先進医療評価室の医師、ジャーナリストを囲んだ会でした。



今回、患者団体からの意見から、JPAの森理事のご意見を聞かせていただきました。


要点は(かなり簡略して、ここに書きました)




この患者申出療養制度は患者が望んでできたものではない。
患者の望みは必要な医療が1日も早く保険適用され、患者が、安心して最適な治療を受けられるようになること。




国民皆保険制度の下では
混合診療は原則禁止、今後も通知等により明示して頂きたい。



患者申出療養の対象の治療は他に選択肢げなく、患者を救うためにやむを得ない治療として、例外的、限定的に行うものと規定して頂きたい。


申出療養が保険適用の妨げにならないように、
保険適用を促進することになる根拠を、国民にわかるように説明して頂きたい。




インフォームドコンセントを徹底して頂きたい。




患者申出療養制度が申請から6週間で安全性、有効性が確認できるとする制度設計の根拠がわかりません。患者や国民にわかるように説明して頂きたい。




臨床研究中核病院に患者が申しでる際の相談体制の問題。




患者申出療療養に関する会議を必置とし、構成員に当事者団体を代表する委員を入れること



有害事象発生時には国が責任をもって公的な保障を行うべきである



以上のことが解決されない限り、中医協の先生方におかれましては、慎重で十分な審議を尽くして頂き、審議がつくせぬ場合には、施行を延期して頂きたい。




というご意見でした。




国立がん研究センターの医師からは個人的な見解。製薬会社の問題や今後のアジアの医療、


未承認薬を使った場合の
自由診療と混合診療をした場合の違い
(「国立研究開発法人国立がん研究センター」)


ジャーナリストの方からは
法の通し方
テレビ、新聞も追求しない
アメリカの医療の様に値札のついてる医療の自由かに向かっている。



などを話がでました。



今回、傍聴させていただき、
慣れていない薬を使うことも、整えられていない制度をすすめることはリスクがあるなと。




私は海外セカンドオピニオンの日本窓口をしていることもあり、非常に興味深くききました。



今後もウォッチします。


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