絵に描いたモチ | クールアンドトラスト社のblog

絵に描いたモチ

ある企業の営業部長から

『部下のモチベーションを上げるにはどうしたらよいか』と

訊かれた。


高い給与!?

整った職場環境!?

充実したスタッフ陣!?


私の知っている限り


現状への不満を強く表すのは

より高い給与を取っている人の方が多いと思うし、

日進月歩のIT環境を

最新の状態で維持し続けることはほぼ不可能だし、

人材確保はあらゆる企業が抱えるメインテーマ。


これらはモチベーションを上げる要素であることは

間違いないけれど、

どんな会社にもそれぞれの規定があることを考えれば、

モチベーションUPの方法としては

『ヒト・モノ・カネ』からは外すべきか。



私は勝手にこの2つと決めている。


ひとつは

好きな職種の仕事をやってもらうこと


もうひとつは

部下一人一人と公私問わず

さまざまな話題について

よく話を聞き、

部下一人一人の

生活環境を把握することの2つに。


好きな仕事をやることは

「好きこそものの上手なれ」の通り、

同じことなら好きですることの方が、

楽しみながら、幅広く・深く身につき

無意識のうちに向上していくものだからという理由。


但し、好きな職種の仕事ではなかったとしても

将来、好きな職種の仕事に就いた時に

今の経験が役立つので

その布石として今の職種を・・・。

という説明が出来れば

大概は問題ないと思う。


もうひとつの部下の生活環境を把握することとは、


結論的に言えば、


自分のことをちゃんと見ててくれる人がいる環境で

仕事を与えることであると思う。


正当な評価をうけることや

時には叱咤激励を受けることが

基本だとすれば、


各部下の生活環境を

配慮した上での業務指示を出すこと

が必要であると思う。


高齢化が進み、老人施設や環境が未整備な状況の中で、

介護を必要とする親御さんを持つ50代の部下や

賃金よりも自由な時間を持つことを最優先している20代の部下に

週末、闇雲に休日出勤を命じることが

想像以上に当人たちにストレスを

与えていることがあるのではと感じる。

一見、甘いようにも映るけど

その1回の配慮が

『この間は迷惑かけたから・・、』とか、

『わがままを聞いてもらった分、今回は・・、』とか

部内でパンクしそうな奴を進んでカバーしたりなど、


少なくとも、別の局面でモチベーションの高い、

高質な仕事をきっと生んでくれるでしょう。



うちはそれよりもまず

クールアンドトラスト社で仕事したいなぁって

思わせる魅力を作ることが先決な訳で・・。


茨の道は始まったばかり・・・。