登山しんどい。
登山がしんどいは、基本体力がないから。
日々のウォーキングとダンスでなんとかなっている、後付けの体力の持ち主だ。
7月の後半に、徳島県の剣山に登ってみたけど、大変に良い山だった(語彙力とは)
剣山と言えばアークが眠る山とも言われているので、大変なミーハー心を携えて山に登ったのだけど、夢の中で山登りをすることが多くて、そんなにエーテル体のわたしが山登りが好きならば、現実の世界でもしてみよーかということで、遠くは徳島県の剣山まで出向いたのである。
最寄りの町である「つるぎ町」から山道を一時間ほど車で登って行くのだけど、運転に自信がないわたくしのような人間は絶対に泣きを見る山道だった。
もちろん舗装されたきちんとした道なのだけど、標高の高いところを目指していくので、とにかく道が崖っぷちで、対向車とは離合出来ないくらいの道幅である。たまに出現する路肩スペースに寄せて譲り合うしかない山道だ。
そのくらい剣山とは近くの町からアクセスが難しいところにある。
夫は運転に強い人間なので、ぐいぐいとたくさんのヘアピンカーブもものともせず登っていき、ついに登山口の近く、リフト乗り場や宿などが集まった開けた場所へ到着した。
車を降りてみると、登山ガチ勢でにぎわっている模様。
愛媛の高校のワンダーフォーゲル部の団体とか、山登り大好き大学生、登山大好き社会人サークルみたいな人達ばかりで、間に合わせの私服とリュックを背負った我々夫婦は若干肩身が狭い気がした(笑)
(ちなみに綿麻混合パンツとハニーズの冷感Tシャツ、足元はニューバランス履いてたお)
山のふもとにある劔神社に参ってから登りましょうと、剣山への登山を詳しく書いた人のブログで予習してきたので、神社の階段を上る。
すると、子供連れの女性二人を見かけた。
女性二人は幼稚園くらいのお子さんを二人連れていて、神社の階段を「しっかり登って!」と叱咤激励している。
幼稚園教諭をやめてから随分経つので、お子さんたちの年齢があやふやだけど、私の体感だと年少くらいに見えたのだけど、そのままその子たちはお参りをした後、登山口に向かっていった・・・。
え?まさかこの子たち、登るの?剣山に?
アラフォーなお年頃の我々は登山口を背に回れ右をし、当然のようにリフトへ!!
登山道のショートカットはお金を払って解決!!しんどいのは嫌じゃー!!
一人乗りの安全ベルトとかもない簡易的なもので、確かに、これはお子さんが乗るのは難しいかもしれない。
リフトは超楽しい。空気が澄んでいて、既にリフトから自然を楽しめる。
乗り物が好きなんだな。
足元には綺麗な花が咲いていて、蝶々がたくさん飛んでいて、とても楽しい足元だった。
リフトを降りてからは、自力で歩かなければならない。
覚悟を決めて一歩一歩踏み出す。
真夏の猛暑日だというのに、山の上の涼しさよ。
それだけ高い場所にいてるからか、昨今のヒートアイランド現象が異常なのか。
でも、やっぱり登っていたら暑い。汗が止まらない。
リフト乗り場から頂上までは大体一時間くらいで到着。
ニューバランスでも安全に登れたけど、天候に恵まれたからかな?
そして、あの子連れの四人組の方とは下山しようとしているときにすれ違った。
いや~、あの子たち、頂上まで登りきったのか・・・。
リフトでショートカットしなければ大人の足で二時間らしいけど、、、
ほんまにすごいね。参りました<m(__)m>
(お子さんたちもすごいけど、子連れで登った女性たちもすごすぎ。幼い子どもを連れて登るって別の大変さがあるじゃない?)
というわけで・・・
頂上に立ち尽くして、アークの気配を感じ取ってみる。
その時のわたしの正直な感想は、「だいたいここからあそこまでがアークである」とのこと。
大きな箱のようなものはとりあえず感じた。薄ぼんやりだけど。
なんか、山と同じくらい?の箱感が・・。
そしたら、木内鶴彦さんが話している動画に・・・!!
17:27~
「(イエス・キリストは)四国の剣山の洞窟で亡くなったんですよ」
ですって。聞きました?奥さん?
じゃあ、あのビッグなボックス感は一体・・・。
ほんとに何か特別な山だったのか。
わたくし、剣山に登ってみて、もう一つ感じていたことがあって。
手つかずのようなエネルギーを感じていた。
なんていうか・・・
実名を出すのは控えるけど、以前、旅行で都会から近い山に行ったことがあって。
有名な温泉地があるのだけど、そこは平気なんだけど、温泉地から外れると、気持ち悪くて仕方ない。
なんか変なんだよね。雰囲気というか、エネルギー的に?
なんか、呪術的?魔術的?
なんだか日本じゃないみたい。
もともと、力を持つ山だったと思う。
そこに目を付けた権力者みたいなのが弄りまくったんだろうか。
フ〇ーメー〇ンのロッジがたくさんあるらしいからね。その関係なのか。
温泉地は普通だったけど、あそこの山は二度と足を踏み入れたくない。
・・と、ある山に対して感じたことがあるけど、剣山はいろいろと弄られていない手つかず感があった。
山のエネルギーがそのままにある気がした。
アクセスがあまり容易ではない道のりがこの山を護っているのだとしたら、あのヘアピンカーブも愛おしくなる。
山登り大好きな人達が険しい山道を乗り越えて来る甲斐があるんだろうなと思う。
私も特に登山愛好家でもないけど、本当に楽しい登山だった。
頂上でおにぎり食べて、お菓子も食べて、ごろごろした思い出は、大げさでもなく一生忘れないだろう。