仏像彫刻~○○の手習い~ -2ページ目

仏像彫刻~○○の手習い~

三十代からの仏像彫刻

⑥コンパウンドで磨く。

――――――――――――――――――――――――――

これは、特にどんな用途用のコンパウンドを使ってもいいようですが、

自分は、木材用のコンパウンドを使いました。

コンパウンドで磨くと、表面が磨かれてなかなかいい見栄えになります。


⑦油を馴染ませる。

――――――――――――――――――――――――――

刃物用の椿油を布切れなどにつけて油を馴染ませます。

油は、数週間に1回ぐらいの割合でつけます。



これで、一通り彫刻刀作りは終了です。

好みによって、色に変化をつけてみるのもいいかもです。



途中経過の写真を撮っていないので、

イメージが沸かないかと思いますが、

完成したら、写真を撮ろうと思います。


次回からは、別の内容を書こうと思います。




④サンドペーパーで表面を滑らかにする。


――――――――――――――――――――――――――――

これもかなり時間がかかる作業です。

ここで、滑らかにしておかないと、表面の粗さが表れてしまいます。

ですから、その前の鉋で削る作業が大事になってきます。

粗い番手のサンドの後、細かい番手のサンドをかけます。



⑤カシューを塗る→乾燥→耐水ペーパーで磨く を数回繰り返す。


――――――――――――――――――――――――――――

一通り、自分の納得できる形になったら、カシュー(合成樹脂塗料)を塗ります。

今回教えていただいたのは、曙塗りといって、下地に”紅溜”を塗り、

その上に”黒”を塗り、黒を少し磨いて、下地の紅溜を出すというものです。


先生やお弟子さんの出来上がりを見せてもらうと、欲しくなってしまいます。

まぁ、これから自分で作るのですが、、、


塗りはがある程度粘度があるぐらいにうすめ液をカシューに混ぜて、液溜まりが

出来ないように塗ります。

あまり、薄すぎると何度も塗らないといけないし、

濃すぎると耐水ペーパーがたいへんだし、適度な濃さで塗らないといけません。


塗ったら、1日以上乾燥させて、完全に乾燥されているのを確認したら、

耐水ペーパーをかけて、またカシューを塗る、を繰り返します。


”紅溜”は4回程度、その後、”黒”を2回程度塗ります。

これも、具合をみて回数を変えます。

②刃を穴に挿す。


―――――――――――――――――――――――――――――

刃のサイズはドリルのサイズぴったりではないので、

少し小さめサイズで穴を開け、金槌で木の頭を叩いて差し込んでいきます。


③鉋で削って、持ち易いサイズにする。


―――――――――――――――――――――――――――――

これが結構たいへんで時間がかかる作業です。


鉋の刃を適度に出して、木の4角を削っていきます。

すると8角形の形になっていくので、また角を落としていきます。

これを繰り返して、刃側と根本側を円形状にしていき、

中央より少し刃側をふっくらとさせた形に整えます。

(写真がないので、わかりづらいかと思いますが、、、)


円形にさせるのが思いの他たいへんです。

力加減や全体のバランスが難しいところです。

最終的には、自分が使いやすいかどうか、、、でしょうが。