たったひとりの冴えない味方

たったひとりの冴えない味方

一次創作限定(主に小説)の同人サークルSometime Dropの書き手、しぐれ(あおいあきな)の不定期ブログ

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どうもしぐれです。
twitter等を見てくださっている方は知っていると思いますが、ペンネームを「伊佐奈秋弥」から「あおいあきな」に変えました。思い切って全部ひらがなにしたことで、覚えてもらいやすくなったのではないでしょうか。

さて、今年の秋のコミティアですが、前回の記事にも言ったとおり、星空文庫さんの方で投稿させてもらっている短編&掌編を収録した短編集を出す予定です。
収録する内容は以下の三編になります。

雨が降る日に死体がみっつ
爪を剥ぐ人

どうやら昔の僕はちょっと暗い話を書く趣味があったようですね。
もちろん、この三編は書き直しと少しの付け加えをして収録するので、一回読んじゃった人ももう一度読める内容にするはずです。(多分)

この他にも、書き下ろしで本の前後にストーリーを一個載せるのと、できれば完全新作の書き下ろし短編をひとつ付け加えられたら良いなと思っています。
現在僕のtwitterの固定ツイートで紹介をしていますので、もしよろしければリツイートしてもらえるとすごく嬉しいです。

今回もSometimeDropで絵描きを担当している紫乃紫さんに表紙を忙しい中書いてもらう予定です。現在二人で話し合って、皆さんの手にとってもらいやすい、読んでみたいなと思ってもらえるような表紙を考えていますので、ご期待してもいいかもしれません。
それと、コミティアにて本を買ってくれた人限定で、SometimeDrop特性の栞を配る予定です。
栞が足りない人や、ちょっとおしゃれな栞が欲しい人がいらしたら、完全栞目当てで購入してもらっても全然構いません。
まずはサークルの存在を知ってもらうことが第一ですので、どうぞお気軽にお越しください。

これからも、ティアなどのイベントに出る予定でして、それに準じてできるだけコンスタントに星空文庫さんの方に小説を投稿できれば良いなと考えていますので、どうぞよろしくおねがいします。
お久しぶりです、しぐれです。
今回のお知らせは、今年の秋のコミティアについてと、これからの僕の執筆活動についてです。

今の時代、小説はとりあえずネットに投稿するというのが定石みたいになってきましたが、どうしても僕はなろうやカクヨム等の投稿サイトに作品を投稿するのに戸惑いを感じてしまう年頃でして……。
そんな僕は今回「星空文庫」というサイトを見つけまして、ここなら僕でも作品を投稿できるような気がしたので、そんな気になりました。

ということで、これからは星空文庫にて、不定期で短編小説を投稿するよう頑張っていくつもりです。
この記事を読んでくださっていて、少しでも僕の小説に興味がある人は星空文庫(伊佐奈秋弥)にて僕の小説を読んでみて、少しでも気に入ってもらえるととても嬉しいです(twitterにも連動しているのでツイートしてもらえるとさらに嬉しいです)。

そして今年のコミティアにて本を一冊だす予定ですが、内容は前回のSometime Dropの続編というわけではなく、それまでに星空文庫にて公開した短編を書き直し、+書き下ろしを加えたものを出す予定です。
お暇があって、興味があった人は今年の秋のコミティアにて僕のサークル「Sometime Drop」にお越しいただけると助かります。
そんなわけで、これからも、しぐれこと伊佐奈秋弥をよろしくお願いします!

PS.もしも、僕と同じように星空文庫に小説を投稿している人や、コミティア等のイベントに参加する予定の人は僕のtwitter(@bsidetalk)をフォローして貰えるとこれまた嬉しいです。
リプライかDMを送ってもらえれば確実にリフォロー致します!
それでは!!
ゴールデンウィークでしたね。
自宅でDevil May Cry4(Steam版)やったり、友達が桃鉄やりに来たり、映画見に行ったりしました。

自分全然テレビ見ないんでアレなんですけど、結構前にアメトーークで桃鉄芸人をやったらしくて、その効果で桃鉄が売れたそうな。
でも自分ああいうすごろく系のゲームってPSPのいただきストリートしかやったことなくて、桃鉄がどういうゲームなのかわからんのですよ。
桃鉄やりにわざわざうちに来た友人二人もそこらへんわからなかったらしくて、終始頭の上にクエスチョンマークを浮かべながらプレイしてました。

最近PS2のゲームをよくやってます。PS2っておもいっきり僕達世代にバチコーンしてた機体なので、思い出深いゲームが近くのブックオフにあります。
大神とか、シャドウハーツとか、キングダムハーツとか、クロノアとか。
最近友人はDMC3をうちでやるんですけれど、ボスラッシュが超えられなくて心折れてました。
中学生くらいの時の僕はよくこれをクリアしたなーと思うことも多いです。

映画は「アイアムアヒーロー」を観たんですけれど、予告編でしか知識を得てない僕は本編が意外にもホラー感があったり、結構グロテスクだったりしたんでびっくりしました。
大泉洋がかっこ良かったです。
上映中に何人か途中退場したのが記憶に残ってます。
ZQN化した○○を○○がバットでフルスイングするシーンなんかは、劇場内のほぼ全員がビクッと体を震わせたのが感じられました。
いい映画です。
一人で観に行くのはお勧めできませんが、正直かなり面白かったです。

それと、前も言ったかもしれませんが、5月1日の文学フリマ第二十二回にて「蒼葉第七文芸部」というサークルのアンソロジー本に前年同様僕も寄稿させて頂きました。
前回は巻頭に載せて頂きましたが、今回は巻末を頂きました。
僕が参加し始めたのは第二号からなのですが、毎回テーマが魅力的なのでまた参加させていただけたら嬉しいなあと思っています。
今回のテーマはアフターストーリーということで、何かしらの物語が終わった後の物語を書かせていただきました。
個人的には奇をてらう事もできず、こうするしかなかった感じに落ち着いたモノになりましたが、普段自分が挑戦しようとも思わなかったことに挑戦できたこともあり、楽しく書けた気がします。
(当日は自分も会場に行く予定だったのですが、急用が入ってしまったため、参加できませんでした。すみません。あと、原本を送っていただいたのですが、自分のところ、誤字脱字多すぎて軽く凹みました。本当にすみません)

話は変わりますが、最近角川公式の小説投稿サイトが出来たようですね。
今までは有名な小説投稿サイトといえば「小説家になろう」くらいしか知らなくて、でもなろうでは異世界転生ものが殆どのジャンルを飲み込んでしまっている状態なのであまり気が乗りませんでしたが、最近できた角川公認の「カクヨム」なる小説投稿サイトでは……やはり異世界モノが跋扈しているようですね。
これも一つの時代の流れなのかもしれませんね。

昔は小説というとなんか難しいイメージが付き纏っていましたが、ライトノベルなるジャンルが生まれ、比較的若い世代の読者を掴めるようになり、ゼロ年代ではセカイ系なる一見すると得体のしれない文芸運動が世の中を作り、今では主人公最強系や異世界転生系、ネットゲームを主体としたジャンルが今の時代を作り上げていっているのかもしれません。
でも、この先どんなジャンルがまた生まれようとも、文芸の世界が昔と比べて若者にも手に取りやすくなりつつある時代の中で、それでも昔ながらの小説が色褪せることはないんじゃないかと自分は思います。
それは小説の歴史が物語っていますね。

PS.
蒼葉第七文芸部の第三号ですが、今回も通販を行っているようです。
自分の宣伝も兼ねていますが、今回もすごく面白い作品が詰まっているとても良い本なので、よかったら検索かけてみてください。
少しの間(僕の中では)、ブログの更新が止まっていたので、すこしばかり(僕の中では)近況報告といきます。

■あけましておめでとうでございますですね。
新年ですね。2016年ですね。
結構今更感ありますけどアケオメコトヨロです。
年末年始、のんびりできた気もしたり、なんだかんだ忙しかったりしなかったような気がしなくもなくもないようなッて感じです。
去年の年越しはいつも集まるメンバーは忙しくて集まれないとのことで、粛々と四人ばかしでカラオケ行って、年越してから一人帰省してきてた友達連れて初詣に行きました。
小さな神社の真ん中に焚き火がしてあって、今冬は暖房器具使わない宣言している僕としては、一年ぶりに暖を取ることができたと言っても過言ではなかったです。
友達が甘酒持ってきてくれたはいいものの、僕、実は甘酒そんな好きじゃないわけで、飲む? と他の友達に訊いてみたところ、全員揃って大っ嫌いだったわけで、焚き火にあたりながら舌が痺れる熱さの甘酒をちびちび飲んでました。

年越しそばを食べてなかったので、年越しちゃったけど素麺食べようってことになって、コンビニで揖保乃糸を買ったはいいものの、どこで茹でるかって話になって。
元旦から友人宅に5人で押しかけるのも迷惑なので、唯一一人暮らしである僕の部屋で年越しちゃった素麺食べようってことに。
その途中、風邪をこじらせた(本人曰くノロウイルスらしい)友達が自宅に帰り、残る4人で我が部屋へ。
9畳ばかりのワンルームに4人って以外と入るもんですね。ちょっと窮屈だけど。
素麺も腹いっぱい食べて初日の出でも見るかって話になるもまだ深夜。
とりあえず寝る流れ。そしてこの流れはだんだんとめんどくさくなって初日の出見ない流れ。
しかしここで気付くが布団は二組人数四人。どうしても二人は暖房を使っていないキンキンに冷えた部屋で毛布もなしに寝なくちゃいけない。
まいったね。
その一人が家主の僕なんだから、僕ってば謙虚(?)。

■春の文フリで「蒼葉第七文芸部」に寄稿することになりました。
去年の二号から引き続き、今年の5月に開催される文フリに出店なさる「蒼葉第七文芸部」さんのアンソロジー本に、短編を一つ載せてもらうことになりました。
テーマ等の詳細はまだ話していいものかわからんので黙っときますけれど、今回のテーマ、個人的にはかなり好きです。
前回のテーマも悪かったわけじゃ決してありませんが、書き難いことは確かだったので苦戦した覚えがありますが、今回はノリノリで書けそうです。
現在、プロット、登場人物設定等を頭ひっくり返して書いていますが、なんと小説を書くのは前回の七文二号以来であるわけで、感を取り戻すだけでも一苦労しそうです。
というか短編くらいならプロットも設定もなしにフィーリングで書いていたんですが、今回はクライアント側からの面白い企みがあるので、書き慣れないプロットを書いています。

それと、関係ない話なんですけれど、僕、先日夜中に白菜を包丁で切っていたらズッパシ自分の左手の人差し指も切ってしまいまして、現在タイピングがなんともおぼつかない感じです。
第一関節あたりを骨のあたりまで切ってしまい、縫ってもらったわけですが、切った部分から先の部分の感覚がなく、どうやら神経も切っちゃったらしく、行きつけの病院の主治医によれば全治年単位らしいです。
治るだけ良かったって思いたいところですが、せっかく頂いた久々の執筆の依頼、原稿を落とすわけにもいかず、現在左人差し指を使わないタイピングを練習中です。

■ちなみに
一昨年の秋のコミティア以来全く音沙汰無しなSometime Dropですが、現在今年の秋のコミティアに向けて計画を進行中です。
その名も「タバコ擬人化計画」。
ようするにタバコのイメージキャラクターを作ろうってわけです。
イラスト担当の紫乃氏考案の計画であり、なんとイメージキャラクターは全員女の子! なんだかいろいろとギリギリな感じがします。
需要があるのかどうかはわかりませんが、このSometime Drop、誰も居ない体育館でサブマシンガンぶっ放す様なサークルなので売上とか需要とか関係ないんですね。要はやってる本人たちが楽しければそれでオッケーなわけです。


そんな感じで、今年の抱負は「小説を書く」です。
まずは5月の文フリ、そして秋のコミティア。
文フリに関しては依頼が来ているので確実に書きます。
だけど秋のコミティアに関しては物書きサイドとしては未だなんの計画も立ててないのでなんとも言えません。短編集一冊だせたら良いな、なんて思ってます。

ぐだぐだと長くなりましたが、最後にちゃんと挨拶をば。
あけましておめでとうございます。
今年もしぐれをよろしくお願いします。
「世界征服未遂常習犯ダンガンロンパ十神」を読了しましたので、若干ネタバレ混じりの感想文でも書こうと思います。

まず最初に、ダンガンロンパ十神を購入しようかどうか迷っている人に忠告しておきます。
売り文句として「ダンガンロンパを三島由紀夫賞作家がノベライズ」とかなんとか帯に書いてありますが、個人的にこの小説を読んだ読書好きの人間としては、
「ダンガンロンパが好きだから」
とか
「三島由紀夫賞作家ってなんか凄そうだから」
とか
「十神白夜が好きだから」
とかいう理由で購入して読むことはおすすめ出来ません。
これは断言できると思います。
この本を読む最低条件は
「佐藤友哉という作家がどういう作家なのか」
を知っておくべきだと思います。
佐藤友哉という人物がどういう小説を書いているのか。
それを弁えた上で、
その佐藤友哉が盛大に「やらかしてる」のを盛大に喜べたり、いつもどおり「クソッタレが!」と本を壁に叩きつけるだけの喜びを内包した憤怒を抱ける人じゃないとこの小説を楽しむことは出来ないと僕は思います。

僕はといえば、この小説を読了して第一に「やらかしたなー」って思いました。

それでは感想を書いていきます。
まだ「ダンガンロンパ十神」を読んでいない人や、些細なネタバレでも許せない人はここでブラウザバックをお願いします。







まず僕は「ダンガンロンパ」というメディアをあまり詳しく知りません。
詳しくいえば、アニメしか見てません。
それでも佐藤友哉が書いているということで、佐藤友哉がノベライズしたということで読んでみましたが、それが正解だったかもしれません。
この小説を構成する要素はダンガンロンパと鏡家サーガが4:6くらいの割合です。いや、ダンガンロンパの要素はもっと小さいかも知れません。
初瀬川研究所や祁答院財閥、挙句の果てには鏡家すら登場してしまいます。
佐藤友哉の鏡家サーガを読んでいる人ならば、この本の裏表紙に書かれているあらすじの「かわいそうな牛」というワードで察しがつくと思いますが、その通りです。
この本はダンガンロンパというメディアの世界観をいいとこ取りして好き勝手やらかした末に出来上がった完全なる「佐藤友哉の小説」だと思います。
超高校級の才能の持ち主であるダンガンロンパの魅力ある登場人物を佐藤友哉が取り込んで自身の持ち駒として支配した小説です。
結局彼は鏡家サーガを書きたいんだな。
そう思わざるを得ない内容でした。
読み応えとしては、彼の著作の中だと「鏡姉妹の飛ぶ教室」あたりが近いんじゃないでしょうか。

内容の詳細を少し語るなら、佐藤友哉おなじみの変な頭痛を覚える文章、文学にデコピンを食らわす感じのメタ発言、有名な作家やマイナーな作品からのパロディ台詞あたりが印象的でした。
化物語は知っていてもER3は知らない人はいっぱいいるでしょうし、九十九十九という名前くらいは知っていても日本探偵倶楽部は知らない人だっているかもしれません。
そんな感じの読書好きでもその趣向が偏った人しかわからないネタが散りばめられてます。
まあでも白夜行はメジャーだよね。

しかし、まあ、この作品。まだ上巻なんだよね。
まだ中下が残っているんだよね。
感想文ってのは基本的には物語を最後まで読んでから書くものだと勝手に思っている僕としては、正直なところこれ以上あまりこの作品に言及するとまた後でしっぺ返しくらいそうなので申し訳ないですけどあまりちゃんとした感想は書けません。申し訳ないです。

簡単にいえば、この小説は
佐藤友哉がダンガンロンパを武器の一つとして身につけた結果と言えるのかもしれません。

最後に言うことがあるとすれば、この作品。僕個人としては結構好きです。