今日は寂しいお知らせがあります。
我が家のピットブル・牙(8歳)が7月20日に天国へ旅立ちました。
6月の始め頃、お尻の周辺が腫れあがり
動物病院で診察。
診断の結果
おしりの周りの筋肉が緩んできたためにできた穴(ヘルニア孔)から
腸や膀胱が脱出する‘会陰ヘルニア’である事がわかりました。
排便の際、うぅー。っと辛そうな牙の鳴き声
便も細く
早急に牙の手術をすることになりました。
手術後もお尻の片方が腫れたまま
不安を抱える状況でしたが、
薬やごはんで内科的治療をほどこしていたやさき
7月の半ば
食欲も落ち、便もほぼ出ない
おしっこがぽたぽたと常時でている状態
すぐに病院へと駆け込みました。
自宅での治療・抗生物質の薬と下剤で便を出すという事に。
しかし、次の日も 次の日も
良くなる傾向はなく
牙が亡くなる2日前の散歩では
足が震え
歩けなくなり ふさぎ込む姿に
『すぐに病院にいくぞ!』 と主人が。
その姿を見た獣医師の先生から入院が必要であると言われ
牙をお願いすることに。
この時までは
牙がいなくなるコトなんてこれっぽっちも考えていませんでした。
病気が良くなり
いつものように、私たちの側にいてくれる・・・
次の日の朝
病院が開く朝9:00前に牙に会いにいきました。
どうしても逢いたくて逢いたくてしょうがなく
ゲージの中で点滴をうち
ぐったりしている牙の姿。
『きーちゃんっ』と声をかけ 扉をあける私に気づく牙
あの愛らしい瞳で私を見つめる牙
体を起こす体力すら残されていなかったのでしょう・・・
大丈夫だからねと牙にいいながら
膨れ上がったお腹をなでなで
なでられるのが大好きな牙は
うれしそうに仰向けになり もっともっとッとおねだり
その瞬間、
今でも鮮明におぼえています
牙の口からもの凄い勢いで血の混じった液体が・・・
非常に危険な状況なのがわかりました。
側にいた先生から
牙をその日の午後からでもすぐに手術したいが、
今の体力では生還は50%以下である こと。
または数日後、体力が回復してからの手術も考えています と。
今日中に決断してくださいとのことでした。
帰宅後に主人と話し合いましたが
どれが正解なのかわからいでいました。
牙を生かす
生かす為の答えが見つからないのです。
なにが正解で不正解なのか
どんなに考えても考えても 答えが分らないのです。
そんな中
昼の12時30分すぎ
携帯が・・・
入院先の病院からでした。
嫌な予感が走りました
もしかして、
携帯の向こうから
『牙君が先ほど、息を引きとりました。』と
さっきまで息をしていた牙
まだあの子の感触すら残っているのに
声を失ってしまいました。
先生の声は聞こえるが言葉がでない
『・・・牙を迎えにいきます。』とだけ言えた。
牙がいなくなって数日の間
まだ牙がお家にいるような感覚がありました。
仕事から帰り
いつものように牙が『トイレットイレッ』とソワソワしているんじゃないかと。
お家では鳴くことも無く
とってもおっとりとした穏やかな牙(ピットブル)
お散歩が大好きで
いつもルン♪ルン♪な牙
足腰強化だっ。 と
牙の為に少しでも長く散歩をしてあげていた主人。
ボールが好きすぎて
この始末。
何千枚とある牙の写真をみながら
よみがえって来る記憶がなぜか辛いのです。
もういいじゃろうぐらい泣いたのに・・・ね
↑ ただこの1枚を見つけたときだけは、泣き笑いでしたよぉ きーちゃんっ。
牙に出会えて本当によかった と。
↑ 天国にいるアメショーのぶん太じぃじと。
穏やかで
やさしく
チノ兄貴(ピットブル)の側が
大好きだった牙。
寝るのが大好きで
就寝はいつもこの姿。
牙・・・。
牙の大好きな龍彌(息子)に
きーちゃんの事を伝えたら
『信じられない』
とひと言・・・。
↑ 息子が旅立つ数日前の牙と龍彌
龍彌が大好きな牙と
牙が大好きな龍彌。
やさしくって男らしいところが似ているって
よく主人と話していました。
↑ 手術後の牙と息子。これが最後の2ショットになるなんて
7月頭にボクシングの為、
地元広島を離れ
神戸のボクシングジムの寮に入った龍彌には
心配してはいけないから と牙の体調が悪化していることは言っていませんでした。
『会いたかった・・。』の言葉に
牙への思いをすべて感じ、
龍彌には牙の症状を細かく説明することが出来ました。
本来なら、
元気な牙の姿を見せてあげたかったです。
本当はまだ牙がいなくなったのが信じられません。
あなたは次の日・・・21日は9歳のお誕生日を迎えるんだったんですよ
悔しくて悔しくて
まだまだ一緒にいれたんじゃないか
目をつむると
最後にみた牙の姿を思い出し
後悔ばかりしてしまいます。
あの時、あーやってあげていれば・・・
なぜこんなことになってしまったのか
もう一度
逢いたいです。
時が解決してくれると分っています。
でもまだ、信じたくない自分がいるのも正直な気持ちなのです。
牙へ
天国にいるぶん太と仲良くね。
いつまでも
きーちゃんが大好きです。
牙 ありがとう。
柳田 はるみ