芸能生活50周年記念舟木一夫コンサート~ありがとうそして明日へ~ | 逢えるじゃないか また明日 PartⅡ

逢えるじゃないか また明日 PartⅡ

ボスザウルスの隠れ家から「逢えるじゃないか また明日 PartⅡ」に変更しました。yahoo!ブログの閉鎖に伴い、アメブロに移動し、合体させました。引き続き宜しくお願いします。

ただ今編集中に付きしばらくは不完全ですので宜しく。

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~ありがとうそして明日へ~
オープニング、緞帳が上がると大きな拍手が起こる。
中央に黒のタキシード姿の舟木一夫。三方に深々と頭を下げる。その一つ一つが、とても長い丁寧な挨拶だ。会場を訪れた観客に対する感謝の気持ちが伝わってくるが、その向こうにいる多くのファンへの気持ちも込められている事が、その仕草からは感じ取れる。一気に駆け抜ける2時間のコンサートは、50年間の全てに感謝しての、素晴らしい気持ちの良いものであった。
舟木一夫芸能生活50周年コンサートの冠がついた、このコンサート。50周年がメインタイトルで、~ありがとうそして明日へ~がサブタイトルと感じていた私は、多きな間違いをしていたと、いま思っている。
~ありがとうそして明日へ~この言葉に秘められた、舟木さんの思いが、ひしひしと感じ取れるコンサートだった。そして、このコンサートは、新しい門出を迎える舟木さんの熱意そのものだったと思う。
中野サンプラザホールは、いつもと変わらぬ、ひっそりとした雰囲気。
勇んでJR中野駅を降りて中野サンプラザに向かっても、期待したような装飾など何もない。ロビーに入ると、やっとそれらしく舟木さんのポスターが数枚貼られているだけで、入場口となる大階段の前には、開場を表示する看板が、質素に立っているだけだ。既に昼の部が始まっているのだが、ホール内の熱気など、ここには伝わってこない。夜の部を待つご婦人たちが、あちらこちらで塊となって待たれているが、ほかの催しで来られている方や、中野サンプラザを訪れる人たちは、ここで舟木さんのコンサートが行われる事など、全く知らないという素振りである。それでもこの中野サンプラザホールは舟木ファンにとっては聖地なのである。
夜の部開場前は、既に日が暮れて、冷たい風が吹いている。
時間を見計らってホールに向かいかけると携帯が鳴る。既に仲間たちが集まっているようだ。電話を切るとまた携帯が鳴った。今回初めてコンサートに誘った友人からで、彼も到着しているとの電話。会場前には入場を待つ人たちの列が出来ている。明るい時間に見たロビー前と違い、沢山の舟木ファンが詰め掛けてたそこは、舟木ファンの熱気に溢れている。
二階席に西尾三枝子さんと並んで座る。
古い友達でもある西尾さんだが、こうして二人で並んで見るのは初めてだから、何だかソワソワしてしまう。(笑)今まで何度も映画や芝居を見に行く約束をしながら、隣に座って見るのは初めてなのは、考えてみれば意外だ。周りの何人かが気がつかれている様子だが、声を掛ける人はいない。
初コンサートの友人は、最後列に一人ポツンと座る。もう一人の友人は同じ列の真ん中。皆それぞれ違った場所で楽しむ事になる。
気になっていた舟木さんの歌声は、伸びやかで、何んの心配もなかった。
黒のタキシードの胸には、黄色いエンブレム?と思って双眼鏡で眺めると、黄色の花が・・・。これが実に綺麗で、黒のタキシードが一層映える。
曲の構成は、デビューから10年間を中心としたもので、お馴染みの曲が並ぶ。
やはり舟木さんの歌声は、コンサート会場で聴くのが一番良い。今回は結構アレンジが代っていて、それはみなさんの好みによって評価は違うかもしれないが、わたし的にはあまり好きなものではなかった。
舟木さんのトークは、世代とか青春とか、いつもと変わらぬ我々へのメッセージ。
12日には68歳のお誕生日を迎える舟木さん。「十分爺さんです。」との言葉の中には、「まだまだ俺は若いぞ」「みんなだって若いだろう」との意味が秘められているようだ。
♪あ~か~い夕陽が 校舎をそめ~て~
舟木さんの先導で、会場のみんなが声を合わせて歌いだす。
コンサートに行くようになって、こうして歌うようなシーンの時は、恥ずかしくて最初の頃は小さな声で歌っていたものだが、徐々に経験を積んで、だんだん私も声が大きくなってきた。そして昨日は、心を込めて一緒に歌った。振り返る女性もいて、少々まだ恥ずかしさは残るのだが、最後まで大声で歌った。
しかしここで提案。ゆっくり過ぎて歌い辛いから、もう少しテンポが上がらないかしら。
テンポが上がれば、もう少し気分良く歌えるんだがなぁ~(笑)
ズボ~~~~ン!大きな音と共にテープが打ち上がる。
「び~っくりしたぁ~」と三枝子姉さん。場内からも大きな歓声が上がる。
スタンディング
一階席は立ち上がるが、二階席で立ち上がる人は少ない。二階席が寂しいのはこんな時で、一体感が感じられないのが残念だ。それでも必死に手を挙げて手拍子する。徐々に釣られて立つ人の数が増える。二曲手拍子を続けるのはかなり苦しい。
舟木さんも言われていたが、新歌舞伎座のコンサートでは三曲。これには死ぬ思いだったし、舟木さん自身も「二曲が限界」と仰っているから、二曲で勘弁して欲しいと思っている。もう肩がパンパン。(笑)
二階席にも届くようにと、テニスラケット振るが、ボールは虚しく二階席寸前で失速して一階に落下する。何度も挑戦するが届かない。もう少し弾力のあるゴムボールなら届くだろうが、それじゃぁ固くて危なくてしょうがないから、今のボールで空気銃のようなモノを使って打ち込んで欲しいと思ったりもする。
アンコール
50周年記念曲である「明日咲くつぼみに」
今の自分に一番の歌。舟木さんがおっしゃる通り、一年間歌い込んできたこの曲は、一年前に聴いた時とは印象が全く違う。我々世代への応援歌であり、舟木さん自身の応援歌である事を感じる。伸びやかなハイトーンで曲が終り緞帳が降りる。
緞帳が途中で止まり、場内からは驚嘆の声が上がる。照明が変わり一歩、二歩と進み出る舟木さんと共に、再び緞帳が上がる。
「浮世まかせ」
40周年を記念して舟木さん自身が作詞作曲した曲だ。
♪花を枕の 盃に
紅のかおりの 舞う午後は
好いた惚れたに 酔うもよし
浮世まかせの 春だもの
静かに緞帳が降りる。舟木さんとの宴は終わった。
ありがとうそして明日へ
*武蔵野舟木組OFF会の様子はこちら ブログ「逢えるじゃないか また明日」
http://blogs.yahoo.co.jp/sasuraino777/62320434.html  (武蔵野舟木組OFF会)