アービトラージとTIPS
ブックメーカーには単純に賭け事として使うケースと特殊な方法を使って儲ける資産を増やすために使うケースがあります。
ヨーロッパ圏では前者が多く、自分の地元あるいは応援するチームに応援の意味を込めて単純に賭けるという人が大勢いいます。一方、日本では後者が圧倒的に多いはずです。もちろんヨーロッパでも後者はいます。
そこで、ブックメーカーを利用して『特殊な方法を使って儲ける』ことについて説明しようと思います。それが下記の2つです。
1.アービトラ-ジ
2.TIPS
日本でも最近有名になってきたのが1のアービトラージです。これは『サヤ取り』とか『両建て』とも呼ばれてます。
要は両方のチームにかけてどちらが勝っても差額をちょうだいする!というものです。もっと詳しくは別の記事【アービトラージとは?意味と説明 】で紹介します。
次は2のTIPSです。こちらは私も知りませんでした。というか知らずに自分で行っていた方法です。
ある勝ちパターンを分析して、そのパターンに当てはまるゲームを選び出して賭けるということです。こちらも別記事【TIPSとは?意味と説明 】で詳しく紹介します。
アービトラージとTIPSの違いや特徴は以下の通りです。
●アービトラージ
・両賭け(両方のチームに賭ける)
・1回の儲けは少ない
・リスクは少ない
●TIPS
・片賭け(片方のチームのみに賭ける)
・1回の儲けはオッズ次第で儲かる
・リスクは大きい
といったところです。アービトラージは両方のチームに保険のように賭けるため、片方勝てば片方負けるということで差額しか入ってきません。
このため、1回での儲けは平均2%と言われています。10000円使って200円の儲けということです。
リスクは非常に小さいです。基本的には100%儲かるのですが、いくつか例外というか条件があるので詳細を別記事【アービトラージとは?意味と説明】で説明します。
一方、TIPSの方はオッズ次第で儲かります。ただし、ほとんど勝利することがわかりきった試合に賭けることが多いのでオッズとしては平均1.2程度です。
10000円使って2000円の儲けということです。競馬でいうと大本命でしょうか。でもブックメーカーなら大本命チームでオッズ1.2が付いたら、まずまずです。
賭けたチームが負ければ賭け金がすべてパーになるため、リスクは大きいです。
ブックメーカーとは何だ!?
ブックメーカーはヨーロッパを中心に拠点を置いて活動してる賭け事を取り扱う会社です。日本でいうところの競馬のようなシステムです。
ブックメーカーは1社ではなく2000社から3000社あると言われています。その総称なので、実際には、いろんな会社があります。
取り扱ってる賭けの対象は幅広く
・スポーツ
・競馬
・オンラインギャンブル
・政治
などなど、とにかく賭けの対象になりそうなものなら取り扱います。ただし、それぞれの会社によって取り扱うスポーツもオッズも少しずつ違います。
アメリカ大統領選やサーカーワールドカップなどが行われると、ニュースや新聞でブークメーカによるオッズが紹介されることがあるので、何となく聞いたことがあるかもしれませんね。
ブックメーカーはイギリス政府公認となってるので合法的に賭け事を取り扱う会社です。なので、多くはイギリスで運営されてます。他の国でも許可されてる国であれば運営できます。
日本ではサッカー、テニスなどスポーツの勝ち負けを賭けるための会社として知られています。ただし、イギリスが中心なので、ほぼ間違いなく英語サイトです。IDを登録するのも英語なので全く苦手という人はつらいかも。