こんなこともしています。 | ryoko’s 手製本ジャーナル

ryoko’s 手製本ジャーナル

手製本にまつわるいろいろと日常生活を綴っています。

金沢→奈良→大阪→川崎→西宮
2017/05-2019/10 上海
2019/11- 西宮

複数の作品を同時進行で作っている私ですが、こんなこともしています。

 

2年に一度フランスで開かれる、製本の国際コンクールに出品するための作品作りです。

2017年5月が締め切りです。

http://www.biennales-reliure.org/index.php/en/home.html


1999年に初挑戦の予定だったのですが、長男がまだ1歳になる前の頃で超忙しく、申し込みして本は届いたものの、結局作品作りはできませんでしたえーん

 

それから随分と時間が経ち、子供たちが大きくなって2013年から再び挑戦し、今回で連続3度目になります。

 

IMG_20161109_193401587.jpg

コンクールパンフレットと152ページの未綴じ本

 

毎回フランスを代表する作家の著書が選ばれ、コンクール用に上質の紙に印刷され未綴じの状態で各参加者に送られます。

今回はヴィクトル・ユーゴーの「よいおじいさんぶり」です。

参加者は皆同じ内容の本をそれぞれに解釈し表紙のデザインをして製本します。

 

本文はフランス語のみ。

もちろん日本語訳を探して読みます本

 

製本のスタイルは限定されていませんが、手製本の最高峰とも言えるパッセカルトン(綴付け製本)の総革装で作る人が大半です。

 

となると制作時間がかかるので、2年に1度の開催とは言え、前のコンクールが終わってしばらくすると次の申し込みがあり、数か月後には本が送られてきます。

制作期間は実質1年ほど与えられることになります。

 

私は本が届いてからずっと放っておいて汗②やっと今月がら取り掛かれることになりました。

今から集中的に作業をすればなんとか間に合うかな?というギリギリですが、私が製本で一番やりたいことはコレなので頑張りますニコニコ

 

珍しい総革装の制作風景など投稿したいところですが

コンクール作品は未発表でなければならないので、投稿はここまで。

 

出品し、戻ってきたらご報告します。

2017年の秋ですね。(ものすごい先のことです照れ

 

ちなみに、前々回に出品した作品の画像をプロフィール画像にしていますよモザイク5