フランス生活日記

フランス生活日記

パリでの生活、そして愛娘グッチの思い出

パリの東に位置するヴァンセンヌの森をのぞむアパートに

住んでいます。


広大なヴァンセンヌの森は大小4つの湖、動物園、植物園、移動遊園地

(冬季はサーカス)、騎馬隊施設などを有し、市民の散歩、ジョギング、

サイクリングなど憩いの場所です。


この森の四季を肌で感じながら、一緒に散歩を楽しんだ愛娘グッチは

2014年クリスマス直前にお星様になりました。


パリだけでなく、フランス、隣国の話題、そして亡きグッチの思い出も

つづっていきます。



$フランス生活日記




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保護犬ブリック君のブロックで、いつも心温まる出来事を

つづってくれていたGさんKさんご夫妻。

きっと、私のブログをご覧下さった方の中にも、ブリック

ファミリーのファンがいらっしゃることでしょう。


その奥様のKさんが闘病の末、お亡くなりになったことを

知りました。


数年前、ブリック君のブログと、やはり同時に保護された

ネッタちゃんのママのブログにコメントを残すようになり、

会話を交わすうち、Gさん、Kさん、そしてネッタママさんの

優しい人柄に惹かれました。


たまたま、帰国時に東京に出張することがあり、ご夫妻

そしてネッタママさんとお会いすることができました。


思った通り、お三方とも本当に素敵な人柄で、最初Gさんが

「愛妻のKです」と紹介されたのに心がほっこりしたことを

思い出します。


皆さんの温かい心遣いに、珍しく東京で雪が積もった日でしたが

寒さを全く感じず、とても楽しいひと時を過ごすことができました。


それから、ブログコメントや、時々メールなどでやり取りを

させていただきましたが、その後2年間は帰国できなく、

2度目にお会いしたのは昨年5月でした。


その前に病気がみつかり、いきなりステージ4という危険な

状態だったのに、泣き言ひとつ言わず、いつもポジティブで

私はもちろん、周りの方々も心から絶対治ると信じていたと

思います。


昨年5月にお会いした時は、体調がすぐれなかったのに

ネッタママさんと会食しているレストランにブリック君を

連れてきてくれました。

実は1度目にお会いした時、ネッちゃんは抱っこしたのですが

ブリック君を抱っこできなかったので、今度はブリック君も

抱っこしたいと言ったことを覚えていてくださったのです。


昨年末、グッチがお星さまになったことをブログでお知らせした

途端、いの一番に長い心温まる慰めのメールをいただきました。


ご本人も何度も手術や入院で、とても大変だったのに、

自然に周りの人に心配りができるKさん。

そして、悪徳ブリーダーには怒りを表し、動物保護に熱心

だった正義の味方Kさん。


私は、最初GさんとKさんにお会いした時、こんな若者がいる

日本はまだ捨てたものではないと感心したことを思い出します。



Kさんの悲しい知らせで、胸がつぶれるような痛みと

あふれる涙が止まりません。

最後にお別れする時に、思わず抱き寄せた細い肩が

まだ腕に残っています。


もう一度、グッチの時の慰めのメールを読み返して、Kさんの

温かく人を包み込むような人間としての大きさと、人を思いやる

優しさに惜しい方を亡くした悲しみで一杯になります。



Kさん、本当にありがとう。

貴女と会えて、とてもラッキーでした。


ブログを通じてGさん、Kさんのファンになった何万人の人の

心に貴女の素晴らしさはいつまでも残ることでしょう。


いつかどこかで姿形は変わっても再会できることを信じて

います。



↓ Kさんが作ってくれたグッチのアバター