2017年7月1日
世界一周の旅が終わりました。
五大陸。
計28ヶ国に渡る長旅でした。
今の僕が感じる事を
このブログで全て
綴らせていただけたらと思います。
何度も綴ったこの旅日記も
今回の投稿で最後になります。
少しでも
僕の旅が、その心の全てが
応援してくださった皆様に
伝われば幸せです。
『世界一周どうやった。』
ここ一カ月
何度も自分に問いかけてみました。
結局、この世界一周って
なんだったのかなぁって。
青木佑介という一人の人間において
世界一周したことでどうなったの。
まず浮かんでくるのは
一つ一つのかけがえのない思い出達。
たくさんの人に出愛(であい)。
馬鹿みたいに
やりたい事を全力でして。
人に裏切られて、旅から逃げたくなって
涙したあの日や。
愚直に、ただ地球に感動したり。
世界一
幸せな夜を過ごしたり。
あげたらきりなんてなかった。
次から次へと
世界のあちらこちらから
思い出が僕を包み込んでくれました。
辛いことも
楽しかったことも
苦しかったことも
笑ったこたも
むかついたことも
幸せだったことも
全てが不思議と
昨日の事のように浮かんできました。
すると
なぜか分からないけど
込み上げてくるものがありました。
23歳のいい大人が
涙してしまいました。
なにもかも
自分がこの身体で体験したこと
なんだって。
自分の目で見て
自分の肌で感じで
自分の耳で聞いて
自分の鼻で嗅いで
自分の口で味わって
そして全ては
この自分の頭にちゃんと
残っていることなんだって。
でも、そこから思いました。
『たくさんの経験をして
俺ってなんか変わったのかなぁ。』
もちろん
犬に触れるようになったとか
魚を三枚におろせるようになったとか
首長族のことを説明できるようになったとか
象に乗れるようになったとか
蠍の殺し方がわかるようになったとか
アヒルの血でてきたスープを
飲めるようになったとか
なんていうのか
そういう表面的なことで
変わったことはたくさんありました。
でも
僕が探してたのは
もう少し深い深い変化でした。
なんていうのか
何層も何層も壁の向こうにある
変化というか。。。
考えました。
特に最後の一カ月は
一人になって
本当に頭が痛くなるほど
考えてみました。
そして出た
答えは
『青木佑介は
なんにも変わってない。』
でした。
そうです。
世界一周の旅は
僕という人間を根本からは
変えてはくれませんでした。
よく言われる
旅をして変わった
なんてものは本当に
なにひとつありませんでした。
ただ
自信を持って言えることが
ひとつだけありました。
ほんの
ひとつだけ
変わってはないけど
掴んだものがありました。
確かにこの手の平で
がっしりと掴んだものが
ありました。
それは、、、
『自分』
新しい変化はなかったけれど
青木佑介ってものが
これでもかと
痛いほど分かったのが
この旅でした。
良いところも
悪いところも
強いところも
弱いところも
なにが好きで
なにが嫌いで
どんなことにワクワクするのか
ほんとに
全てがわかった旅でした。
そして最後に思ったんです。
『この世界一周って
青木佑介という人間の
人生のウォーミングアップだったんだ』
って。
だってなにも変化してないし。
ただ
これからも
青木佑介としての人生を歩む上で
自分ってものをはじめて掴めた。
結局
この旅は通過点なんです。
この世界一周を
決して自分の代名詞にしたくない。
青木佑介=世界一周
なんてなってしまった日には終わりです。
ウォーミングアップめっちゃ上手くいった
って自慢してるだけのサッカー選手には
なりたくないですよね。
そういえば
あの時、世界一周してたなぁ
ってくらい
この旅を忘れてしまうくらいの
人生を歩みたい。
旅は
完全に終わりました。
十分これでもかってらくらい
やりきりました。
だかこそ
もうそこに浸ってる暇はありません。
大切な思い出としてしまっておこう。
新たなスタートです。
まだ
なんにも成し遂げてない人生。
良いウォーミングアップをした僕は
これからたくさんの試合をしたいです。
新たなフィールドを
らしく駆け抜けて見せます。
最後に
本当ならばこんな思いを
自分の口から一人一人に話して
そして、きちんと目を見て
一人一人感謝の気持ちを言うのが
礼儀だとは思いますが
なかなか難しく
最後もブログを通して
全てを伝えることになってしまいました。
それでも、
世界一周いきます。
と言ってこのブログをはじめてから
本当にたくさんの人が
このブログを読んでいただき
良い意味でも悪い意味でも
きちんと真っ直ぐに青木佑介の心が
伝えられたと自負しています。
ありがとうございました。
全てにおいて、この旅、
僕は幸せでした。
そしてこれからも
どうかよろしくお願いします。
青木佑介