患者さんからよくいただく質問です。
神経には大きく分けると2種類あります。
脳や脊髄のことを指す「中枢神経系」と、いわゆる神経と呼ばれている
「末梢神経系」の2種類です。
そのうちの末梢神経系は2つに分けることができます。「体性神経系」と「自律神経系」です。
体性神経は、意識的に働く神経で、運動神経や感覚神経のことです。
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そして、自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
この神経は、内臓器官の消化運動やホルモン分泌のように自分の意志に関係なく働きます。
現在よく耳にする医学用語の「自律神経失調症」の自律神経のことです。
この病気は、交感神経と副交感神経が正常に働かず、発汗の不必要なときに発汗したり、
ホルモン分泌が調整できなくなったりすることをいいます。
交感神経
「戦いの神経」とも呼ばれ、この神経が強く働くと、心臓の拍動が早くなり、筋肉が硬くなり血管が収縮し、戦いの前のような緊張した状態になります。
この時、交通事故やケンカすると、少しのケガでは痛いと感じなくなります。
アドレナリンやノルアドレナリンの分泌が多くなるのが、交感神経の特徴です。
副交感神経
「休息の神経」と呼ばれ、血管は広がって血流がよくなり、身体全体がリラックスした状態になり、身体を修復してくれる細胞が血流にのって多く運ばれるため、
負傷した部分を回復していきます。
交感神経と副交感神経はちょうど逆の働きをし、シーソーのような関係で成り立っています。
そのシーソーの関係をちょうど平行に保つことが、良い身体の状態といえます。
交感神経が優位の状態(緊張した状態)が続くと、
心拍数は上がり呼吸も増え、消化作用が抑制されるために食欲不振となり、便秘気味の状態となり、瞳孔が開いているため不眠症となります。
また、血管収縮により血行循環も悪くなり、本来なら自己治癒する痛みが治癒せず、「肩こり」や「腰痛」 という形で体の外に現れてきます。
逆に、副交感神経が優位の状態になると、血圧が下がり、心臓拍動は遅くなり、
活動意欲がなくなります。
「無気力症」や「うつ病」というのは、自律神経の針が副交感神経に偏ってしまった場合に起こります。
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こういった身体の症状は、シーソーでたとえると片方が重い時、もう一方の方のおもりを増やした方が良いということを意味しています。
つまり、交感神経が優位なときは、身体が休息を必要とします。
仕事をしすぎたり緊張しすぎたりすると、終わった後など疲れて眠くなるのは、あまりにも交感神経が優位な状態が続いたため、副交感神経のほうに傾かせるようとするためです。
ストレスによる過食症や、拒食症、糖尿病、心筋梗塞、動悸、高血圧は
自律神経の働きから説明ができます。
私も心当たりがありますね・・
日々の生活・仕事・環境も考える必要もあるかもしれません?
たまには体も調整をして無理をしないように過ごす日を作らないとね。
頑張りましょう
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