最近水曜日には大学のチャペルに行っています。
毎回賛美歌も歌うのですが、大学の幹部や教授の皆さんの歌の上手いのには驚きます。皆さん、聖歌隊で鍛えられたようで声もとても良いです。
 さて、昨日はハイデルベルグの大学におられた先生のお話がありました。題名は、「光と影のクリスマス」。レンブラントを思わせる言葉に魅せられて、足を運びましたが、素敵なお話でした。その概略を紹介します。

 ヨーロッパのアドヴェント(待降節-クリスマスの前約4週間にわたって、降誕祭に備える期間)の街々には「クリスマス市」が立ち、市で頬張る熱々のソーセージ(ヴェルスト)やホット(グリュー)ワインは冷え切った体を温めてくれる。
 しかし、北部ヨーロッパの「冬は暗く、冷たい。冬はまるでずっと夜のように思える。」
 「白昼下の『ろうそく』は興ざめである」が、「クリスマスの光は暗いときにこそ相応しい。」ほんのりと明るいローソクの力は小さいが命の光である。
「暗くてつらい季節を乗り越えんとするときに灯される一条の光、北国に限らず、それこそなくてはならないものであり同時に人々にとっての『救い』であり、『希望』である。」

 夜は初めて学校の教職員クリスマスに参加しました。中学・高等学校の立派な教会でオルガンの音と賛美歌と講話を聞きました。会は質素でしたが、とても感銘を受けました。クリスマスはゆく年のことを静かに考え、くる年の希望や平和を静かに祈るときだと思いました。