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オープンリールデッキが復活した。
先日倉庫の片付けをしていてでてきた大きな箱から40年ぶり位に見つけたオープンリール。電源いれても何も動作しない。
「そうだろうなぁ」
と思いつつ、燃えないゴミにするにも忍びない。
修理できるかメーカーに送付し診断を依頼したら、発振モジュールという電子部品故障のため再生専用機なら10万円程度で修理可能という。またその発振モジュールという電子部品はもう世界中どこにもないとも言われた。
兵庫県の修理会社に連絡してみたが、そこもダメと言われた。
三社目のテクニカルPC(大分県)へ送付したら
「発信モジュールは自作してみましょう」
と言ってくれた。この会社は真のエンジニアリングの会社だ。ないものは作るという発想がすばらしい。最終的には自作はうまくいかなかったようだが、その自作の試行錯誤の間、メーカーにないと言われた発振モジュールを平行して探してくれていて、ついにイギリスで見つけてくれた。
結果的にメーカーの再生専用機としての見積額より安い金額で録音再生できるオープンリールデッキとして復活した。ほんとにテクニカルPCの末松さんには感謝しかない。
学生時代に録音したテープだが、今は数本しか手元に残っていない。
「40数年使ってなくて音はでるんだろうか?」
と心配してたけど、無事昔と同じ音を再生してくれた。
1970年代後半、タイマーを使って このオープンリールでFMをエアチェックして その中から欲しい楽曲をカセットテープデッキにダビングしてカセットテープで主に音楽は聴いていた。
そういえば、NHK-FM の
「・・・今日と明日が出会うとき、クロスオーバーイレブン・・・ 」
のナレーションが懐かしい。
スマホで簡単に音楽が聴ける現代に何をいまさらと言われそうだけど、音楽を聴くときレコード盤やオープンリールテープのように物理的な何かが動いていると とてもいい雰囲気なんだよね。
音楽を聴くまでに手間と時間がかかるけど。。。