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ひでの徒然『映画』日記

映画レビューを徒然なるままに書き綴ります。


ひでの徒然『映画』日記-マタドール <闘牛士>・炎のレクイエム


Comment:

死の快楽に浸る男女。


久々にアルモドバル監督作品を観ましたが、ぶっ飛んだ世界観は相変わらずです(^_^;


闘牛士見習いの青年アンヘル。

元闘牛士で闘牛士訓練学校の教師ディエゴ。

ディエゴの恋人でアンヘルが密かに想いを寄せるエバ。

謎の女性弁護士マリア。


この4人を中心に愛と死の快楽を描いています。


個性的かつ魅惑的な人物が多数登場するのですが・・・何だかストーリーが追い付いていないような感じ・・・(^_^;


最も引いてしまったのは、アンヘルが「力」を得始めたところかなぁ。


前作、「グロリアの憂鬱」でもラスト辺りに盛り込まれる超常現象・・・この頃のアルモドバル監督は超能力に興味でもあったのでしょうか?


わざわざ、この設定を入れる意図が判らないんですよねぇ。


この作品では日食をきっかけにしているようですが・・・何とも説明しようもありません。


アンセル役のアントニオ・バンデラス。

アンセルの母役のフリエタ・セラーノ。

エバの母役のチュス・ランプレアベ。

ナース(なのかな?)役のカルメン・マウラ。


など、アルモドバル監督常連のキャスト陣の配役は適材適所ですね。


ストーリーをもう少し練れば、もっと面白いものができあがったのでは・・・サスペンスではなくドロドロの愛憎劇を期待していたので、ちょっと残念でした。



にひひかお



Title:

MATADOR


Country:

Spain (1986)


Cast:

(María)ASSUMPTA SERNA

(Ángel)ANTONIO BANDERAS

(Diego)NACHO MARTÍNEZ

(Eva)EVA COBO

(Berta)JULIETA SERRANO

(Pilar)CHUS LAMPREAVE

(Julia)CARMEN MAURA

(Comisario)EUSEBIO PONCELA

(Vendedora Flores)BIBIANA FERNÁNDEZ

(Francisco Montesinos)PEDRO ALMODÓVAR


Director:

PEDRO ALMODÓVAR


Awards:

National Society of Film Critics Awards, USA 1986

(Special Award)PEDRO ALMODÓVAR



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