以前もお伝えしておりましたINAS-FID知的障害者サッカー世界選手権大会。


すでに日本チームの公式HPにもありますように下位順位決定戦で

10日、日本代表のキャンプ地でもあったボンで、ポルトガルに

1-4で敗退。前回大会の10位を上回る結果を得られなくなってしまい

ました。しかし、その後、12日に行われたオーストラリア戦では5-0で

今大会初勝利となりました。(ただオーストラリアは予選リーグで2-50とか0-41とか

いうスコアで負けていたチームなので実力的に順当かと。)


そして、残る一試合は試合は15日金曜 11時キックオフ

Hürth, でおこなわれる13位決定戦。

対戦相手は、韓国です!!


だから絶対に、負けるな!!




どうも。すっかりこのブログの存在を忘れていたえとーです。


現在、再びドイツの片田舎にてプラクティカントとして働いており、

歩いて40分ほどの村にある、インターネットカフェでのネット生活。


その上、手持ちのDell君のバッテリーはリコール対象で、

今さっき異常発熱でお役ごめんとなるという環境であります。 ( ̄_ ̄ i)


そんな訳で更新は今後もあるのか?ちょっと、わかりません。


しかし、遠い高校の先輩よりリクエスト戴いたので、遅ればせながら

国際知的障害者スポーツ連盟サッカー世界選手権 開幕戦! 

日本-ドイツ戦の模様をお伝えします。

ただ、当日は上記の仕事の為、現場のDuisburg MVSアレナには行くことはかないませんでしたが、

なんと当日は民放WDRで Live中継があったため、そちらを使ってお伝えします。


中継は緊張した面持ちの両チームの入場からスタート。




それもそのはず、平日のお昼頃のスタンドには、



2万人の観客!


また国際大会のお約束。スポーツ大好き、



ブンデス・プレジデントもスタジアムに登場。


対する日本は、





訳も分からずいつも大活躍! デュッセルドルフ日本人学校の

児童の皆さんの顔が見えます。


今回、ドイツは開催国ということでかなり本気モード!


まずアシスタント・コーチからして格が違う、



名将 クリストフ・ダウム!!



そして、サッカー協会の完全な支持をうけて、

スポンサー部分以外は、正代表とまったく同じユニを着れる

サポート体制!!


渡航費さえ不安な日本とは 大違いであります。


それでも頑張れ、日本代表!! との思いとは裏腹に、




1対1でも、組織的な戦術でも、どうも分が悪い日本。

特に1対1では、フィジカルはもちろんなのですが、テクニック面・判断面でも

ドイツ代表に遠く及ばない感じでした。


結局、数えるほどしか相手ペナルティエリアに入れず、攻めるドイツ・なんとか守る日本という

一方的な展開が続き、現地コメンターから聞こえてくる日本代表選手の名前は、

そつなく守る日本のゴールキーパーカトウ・タカシ?の名前ばかり。


そして結果は0-3で日本の完敗となったのでした・・・。


それにしても、どうして1対1でこんなに勝てないでしょう?

その答えになるかはわかりませんが、コメンテーターの話によれば

今回のドイツ代表選手、全員普段は6~8部に相当するリーグで健常者と

一緒にプレーしているとの事。


また中でも、キャプテンのAhmet Demir選手等、数人のレギュラーは

5部相当のVerbandsliegaでプレーしているそうな・・・。



うーん、ということで、健常者にも揉まれながら今日に至った代表と

競技人口が約3,500人ほどで 内々にやっている選手では

敵わないのは、ある意味、道理なのかもしれません。


ただ、障害者スポーツの普及・認知という面を考えると、それ自体が悪いことではないので、

ドイツが良い!日本が悪い!とは言えないのがこの問題のつらいところですねぇ・・・。


さて、日本の次の試合は9月4日にStemwedeにてのロシア戦。

リーグ突破を目指して頑張って欲しいものです!!









日本でも話題になり?!、『シティ・オブ・ゴット』のフェルナンド・メイレスが

プロデューサーとなって、ブラジルサッカーを題材にスタイリシュな作品、

『Ginga』は、既にドイツではDVDになっており、10ユーロというお買い得な値段だった

こともあり、見つけたその日に衝動買いしていた。


そして、今日またひとつDVDを衝動買い。



『Amando a Maradona』!!

邦訳だと、マラドーナへの愛?!って感じなんでしょうか?

(スペイン語まだ手付かずであります。)


マラドーナの本名 Diego Armando Maradona

ミドルネーム部分、Armando をもじったタイトルです。


まぁ、内容もそのまま、マラドーナへのファンの愛を

昔の映像やマラドーナ本人、関係者の話を含めて表現されてます。


日本で公開されるのか、どうかは知りませんが、最初に出てくる

マラドーナの刺青を左に胸にいれ、それを愛しむようになでながら、

自分にとってマラドーナがいかに大事かを、泣きながら語る

兄ちゃんから、かなり飛ばしている作品です。(^▽^;)

もちろん、かなり熱いです。自分の周りの空気を2度くらい上げるくらい・・・

でも、おもしろい!!


また、超個人的収穫としては、このDVDのおかげで、ワールドカップで

アルヘンチーノが歌っていたチャントの意味が、今更ながら全部理解し、

ちょっと得した気分です(苦笑)

8月27日、ケルン・アレーナでの開会式を皮切りに4. INAS-FID WM Fußball 2006 が

始まります。平たく言うと、知的障害者によるワールドカップです。

予選を勝ち抜いた参加国は、以下のとおり。カッコ内は、試合開催州です。


グループA(ノルトライン・ヴェストファーレン) ドイツ、ロシア、北アイルランド、日本

グループB(ニーダ・ザクセン)          イングランド、ハンガリー、メキシコ、韓国

グループC(バイエルン)              ブラジル、南アフリカ、フランス、ポルトガル

グループD(ザクセン・アンハルト)        オランダ、ポーランド、サウジアラビア、オーストラリア


そして、その後成績上位半分と下位半分を分けた形で行われるトーナメント(下位グループは、

順位決定トーナメント)を各地で行い、9月16日にはレバークーゼンのバイアレナで

決勝権が行われます。


そして、その開幕戦は8月29日Duisburg ,のMSVアレナでのドイツ 対 日本戦!

とのこと。くわしくは、こちらのサイトをご覧ください。


http://www.inas-fid-wm2006.de/DesktopDefault.aspx?tabindex=0&tabid=1


オーバーハウゼンでも行われるそうなので、機会ががあったら

行ってみようかなぁと思ってます。

現在、ポーランドにて開催中のU-19欧州選手権。

ありがたいことに、EurosportsでLiveがあるので、ちょくちょく見てます。


U-19であっても、チェコはやっぱり4-1-4-1のシステムだし、

相変わらずスペインはボランチの位置に一番テクニックのある選手を置いているし、

ポルトガルは個人技で魅せようとする意識が見受けられます。


またホストで、また前評判の高かったポーランドは、スキンヘッドの選手が多くパッとみ、

近年その凶悪性故に危険視されるポーランド・フーリガンそのものにみえます( ̄_ ̄ i)


そんな風に、参加国がそれぞれ、その国のA代表が見せてくれるイメージというか、

スタイルというかを、U-19であっても、しっかり反映されているなぁと改めて思います。


そう考えると、やっぱりA代表とU-23以下の代表とが、まったく別のサッカーをしていた

これまでの4年間がいかに歪だったのか、改めて思います。

そんなわけで、オシム・反町体制という形で、同じベクトルで進むと互いに表明している

次の4年に期待せずにはいられない今日この頃です。