最初は、とても愛想のいい子だと思いました。
ただ、話していると言葉にできない違和感がスゴくて、一緒に居て楽しい相手ではありませんでした。何より目が笑ってないんですよね。彼女を美人という人も居るのだけれど、私には爬虫類にしか見えなくて。
つき合っていく内に、この子、自分の考えが全くなくて、誰かが言っていることを繰り返したり、同意したりしているだけだと分かるようになりました。
一回、ビトン一号店に連れて行ったことがあったんですけど、5人で畳の部屋を予約して、モヒートを頼んで飲みだして、私はちょっとトイレに行ってくるねと席を外した5分足らずの間に、彼女は帰ってしまったんです。他のメンバーに聞いたら「急に体調が悪いとか言って。」いやいや、急過ぎませんか?
というようなことが何回かありました。数人でランチして、この後、友だちの引っ越しでも手伝うか、なんて話しながら歩いてたら急に居ない!気分が悪くなって帰ったと連絡があったのだけれど、急過ぎる!
今、思えば、些細なことでプライドが傷つく彼女にとって、不快にさせる何かがあったのだけれど、知り合って間もない私たちに感情を爆発させる訳にもいかず、かと言って感情を制御できない、ならば退散といった感じでしょうか。
さて、私が親しくしている友人エフさんがいて、私とエフさんとその自己愛の彼女(爬虫類と呼ぶことにします)の3人で会うことも多かったのですが、その内、爬虫類はエフさんの居ない所でエフさんのことを悪く言い始めます。それも、ロコツに悪く言うのではなく遠回しに。「エフさんって、異性と話す時、テンション上がるような気がするのは私だけですかね?」「エフさんって、あまり努力しないタイプですよね?」「エフさんって、上から目線の時ありません?」といった具合です。最初は流していた私も段々とエフさんを違った目で見始めます。そして爬虫類はエスカレートします。「エフさん、あなたのことあんまり良く言わないんですよね、ケンカでもしました?」
これで、私とエフさんの関係は少しだけ疎遠になります。でもオープンな私はエフさんにぶっちゃけました。そこで爬虫類のウソが早くも発覚、親しくなって3か月のことです。せっかくなので、爬虫類を知る人たちを集めて話し合いました。出るわ出るわ、ウソがわんさか。しかも、知り合いの内、最もおとなしい反抗できない相手をターゲットにし、罵る等の嫌がらせまでしていたことも発覚。ちなみに、異性と話す時にテンションが上がるのも、努力しないのも、上から目線なのも、全部自分のことだったんですよね。もう関わらないのが一番。
でも大変なのはここからでした。距離を置き始めた私たちに、意味不明で不愉快なウェイシンやらスカイプやらが送られてきて、自分は悪くないというのを遠回しに言いたいのだろうけれども、支離滅裂。最終的に連絡してこないでとハッキリ言いましたが、事情を知らない人たちに泣くわ喚くわの被害者ヅラ。これってただ普通に性格が悪いのと違うんじゃない?
という訳で、ネットで検索して、自己愛性人格障害という障害を知りました。医者ではないので診断を下すことはできませんが、何もかもピッタリと当てはまるんですよ。この障害の人って面白いくらい判を押したように同じ行動をするんですね。思考力がないんでしょうか?個性がない?何かに操られているかのように同じ行動をするんです。
存在自体が不快なので、地球の裏側辺りに消えて欲しいのだけれど、個人的には連絡を絶ったとは言え、お仕事上それなりの付き合いはしなくてはならないし、毅然とした態度で接するしかないですね。どうせ自滅するでしょうから、それまでの間。
せめて、爽やかなホンコンの海でストレス解消です。
久しぶり、ストレスで痩せ気味の豚の置物の化身でした。