平成29年度の追加論点

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本日の更新で平成29年度の追加論点がすべて終わりましたニコニコ

こうして見ると、やっぱり連結会計はボリュームが大きいです富士山

記事数が45更新で、画像込み45,000文字。
そのほとんどを、資本連結の解説に充てています。
それくらい、資本連結は難しい論点ですショック!

だからといって、身構える必要はありませんパー

資本連結は、たったひとつのことを意識するだけで出来るようになるからです。


S社の財産と利益は誰のものなのか――。


ホールケーキを買ってきたら、独り占めをするのではなくて、家族や友人、恋人と分け合って一緒に食べますよねケーキ

資本連結は、そんな当たり前のことをしているだけなんですナイフとフォーク


そして、成果連結¥
こちらは簿記2級では減価償却費や税効果会計が絡まないので、特に身構えるほどの難易度ではありません。
しかも、平成29年度はアップストリームも絡みません。


内部取引と未実現利益を消去しようビックリマーク


個別上では、どんな仕訳をしていたのかなあメモ


それを連結上の金額に修正するためには、どんな仕訳をすれば良いんだろうね――。


未実現利益を消去したら、グループ全体の当期純利益が変動したよあせる


それは誰に帰属する利益なんだろうラブレター


平成29年度はダウンストリームだけを扱うから、親会社株主の持ち分だよニコニコ


平成29年度の成果連結は、たったそれだけの話なんです雪

そんな訳で、
簿記2級の連結会計。
美味しいケーキを食べながら、まったりと頑張りまっしケーキ
(‘o‘)ノコーヒー


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非減価償却資産の未実現損益を消去すると利益剰余金期首残高が変動するので、翌年度以降は開始仕訳をする必要がありますヒヨコ


例題1クローバー
連結財務諸表の作成に必要な連結修正仕訳をせよ。

前年度において、P社は土地1,000千円をS社に1,500千円で売却した。


開始仕訳メモ
(借)利益剰余金期首残高 500/(貸)土地 500


解説ひらめき電球
P社がS社に土地を売却しているので、ダウンストリームだということが分かります。
そして、いつも通りに開始仕訳をすればオッケイですニコニコ


例題2クローバー
連結第3年度の連結財務諸表の作成に必要な連結修正仕訳をせよ。

連結第1年度において、P社は土地1,000千円をS社に1,500千円で売却した。


開始仕訳メモ
(借)利益剰余金期首残高 500/(貸)土地 500


解説ひらめき電球
開始仕訳は連結第3年度も必要です。
何年たっても、連結上の帳簿価額は1,000千円なんです¥


例題3クローバー
連結第5年度の連結財務諸表の作成に必要な連結修正仕訳をせよ。

S社は土地1,500千円を第三者に1,800千円で売却し、売却益300千円を計上している。
なお、この土地は連結第1年度においてP社が土地1,000千円をS社に1,500千円で売却したものである。


開始仕訳メモ
(借)利益剰余金期首残高 500/(貸)土地 500

実現仕訳メモ
(借)土地 500/(貸)固定資産売却益 500


解説ひらめき電球
S社が土地を第三者に売却したので、消去し続けていた未実現利益が実現することになりました¥
ここで注目したいのが、連結上の売却益です本

個別上は土地の取得原価が1,500千円なので、売却益は300千円です目


個別上の仕訳メモ
(借)現金預金 1,800/(貸)土地 1,500
          /(貸)固定資産売却益 300


ところが、
連結上の土地の取得原価は1,000千円なので、1,800千円で売却すると売却益は800千円になります¥
したがって、個別上の売却益(仕訳)を連結上の金額に修正する必要があるんです。

そのためには、どんな仕訳をすれば良いですか蟹座

それが解答の実現仕訳です長音記号2
今まで消去し続けていた未実現利益を逆仕訳で戻すことによって、個別上の売却益を連結上の金額に修正することが出来ますニコニコ

非減価償却資産の調整は難しい論点ではありません。
落ち着いて解きましょうチョキ


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今回は非減価償却資産に含まれている未実現損益の消去ですニコニコ

さてさて、
非減価償却資産とは時間の経過や使用による価値の低下が起こらない固定資産のことで、主に土地が該当します富士山

減価償却費を考慮する必要がないので、大して難しい論点ではありませんパー

連結会社相互間で土地の売買をしても、グループ内部で所有者が変わっただけだから損益は発生しないよねシラー

たった、それだけの話ですヒヨコ


例題クローバー
連結財務諸表の作成に必要な連結修正仕訳をせよ。

P社は土地1,000千円をS社に1,500千円で売却した。
なお、P社はS社に対する未収入金1,500千円に貸倒引当金30千円を設定している。


債権と債務の相殺消去メモ
(借)未払金 1,500/(貸)未収入金 1,500

貸倒引当金の消去メモ
(借)貸倒引当金 30/(貸)貸倒引当金繰入 30

未実現利益の消去メモ
(借)固定資産売却益 500/(貸)土地 500


解説ひらめき電球
P社がS社に対して土地を売却しているので、この取引はダウンストリームだと分かります。
したがって、連結修正仕訳で変動する当期純利益はすべて親会社株主の持分ですラブレター

P社は1,000千円の土地をS社に1,500千円で売却し、500千円の売却益を計上していますよね¥
当然、連結上はこの売却益を消去しなければいけません雪
その連結修正仕訳が上記の仕訳ですニコニコ


ところで、
P社が土地1,000千円をS社に800千円で売却した場合、連結修正仕訳はどうなるでしょうか目

その場合も未実現利益と同様に、その全額を消去します晴れ

未実現損失の消去メモ
(借)土地 200/(貸)固定資産売却損 200

ただし、未実現損失については、売り手側の帳簿価額のうち回収不能と認められる部分は消去しない。
このように、会計基準で決められています本

これは、どんなに頑張っても950千円しか回収の見込みがないなら、50千円分の売却損は消去しなくても良いですよという意味です¥

回収不能な部分がある場合メモ
(借)土地 150/(貸)固定資産売却損 150

とまあ、
こんな感じになります。
恐らく難問は出題されないと思うので、まずは基本的なことを覚えましょうニコニコ


ちなみに、
例題クローバーの解答の貸倒引当金繰入は、営業外取引によるものなので『営業外費用』です。
うっかりミスをしやすいので、連結損益計算書も表示区分に注意してくださいグッド!


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