bigtakuのブログ

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今何が起きているのか。メディアで大きく取り上げられなくても、日本人が知っておくべき、大切な出来事を紹介します。

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ブログに載せるのが遅くなってしまいましたが、8月9日(日)の午後2時から姫路市の手柄山交流ステーション戦争についての学習会を有志で行いました。


企画は、若者9条の会「たけのこ」のメンバーで行いました。(もう若者ではありませんが…)

目的は、「子どもたちに戦争のことを伝えるとともに、私たち自身も戦争について学ぶこと」です。対象が子供なので、戦争について楽しく勉強できる会にしようと考えました。


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勉強会のことは新聞にも掲載されましたが、時期が悪かったせいもあって、思ったよりも参加者は少なかったです。


はじめに、自己紹介をした後、手作りの「9条すごろく」で遊びました。

このすごろくは、近代の戦争の歴史を追っていくすごろくです。要所に「クイズ」のマスがあり、そこに止まったら、戦争や9条に関するクイズに答えてもらい、不正解の場合は1回休みになるというルールもありました。


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すごろくで遊んだ後は、紙芝居です

「戦争のつくりかた」というリボン・プロジェクトが作った絵本を模造紙の大きさに拡大して読みました。(リボン・プロジェクト http://sentsuku.jimdo.com/


次に、姫路の手柄山にある「全国空爆被害者慰霊塔」について、動画を見ながら学習し、実際に慰霊塔を見に行きました。(歩いて5分ぐらいのところにあります。)

この慰霊塔には、広島や長崎の原爆で亡くなった方の人数も刻まれていました。長崎に原爆が落ちたのは8月9日ですが、それから終戦の8月15日まで、長崎に4回も空爆があったことが塔に刻まれた記録からわかりました。なお、塔に沖縄の文字はありません。「沖縄で亡くなった方は、空爆ではなく地上戦で亡くなった」と、当時の沖縄市がこれを辞退したからです。


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慰霊塔を見学した後、姫路市平和資料館に移動しました。資料館では、空襲時の疑似体験をしたり、「つるにのって」というアニメ映画を見たりしました。「つるにのって」は、広島の原爆の子の像のモデルにもなった「佐々木貞子さん」が主人公の映画です。原爆で未来を奪われた少女が、戦争のない平和な世界を切望する話で、大人が見ても胸に来るものがありました。

参加人数は少なかったですが、有意義な会でした。

若者だった私たちも仕事で忙しくなり、こういう学習会やイベントを企画する機会が減ってきています。戦争を多くの人が忘れかけている今こそ、こういう機会を設けなければいけないとは思いますが、現実はなかなか難しいですね。