絶対にやり遂げるという固い決意 | 起業成幸サポート横田塾 税理士横田光弘の公式ブログ

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『長期的にみればまだまだ成長している企業、期待して頂きたい』


そう語るのは名古屋のIT企業株式会社エーチーム社長の林氏です。
デジタルコンテンツ、情報サイトが主力事業のエーチームは、2012年4月東証マザーズに
上場したばかりの名古屋の企業です。
1997年個人事業主としてスタートを切り、2000年に有限会社化。
さらに、2004年に株式会社化すると、2006年には国内初の携帯電話向けの多人数参加型
オンラインロールプレーイングゲームをヒットさせ、2012年「100年続く会社を目指す」とし
上場へと踏み切った非常に勢いのある企業です。


そのエーチームが2012年7月期の業績予想を上方修正したというニュースが飛び込んで
きました。
修正率は、売上高で14.1%増、営業利益40.7%増、経常利益40.1%増、四半期純利益42.8%増と目覚ましい成果をあげています。


このエーチーム創業者にして、同社株の4割超にあたる130万6000株(時価評価額54億円 )を保有する林社長の経歴は実に異色です。
まず、小学五年生の時にコンピュータのプログラミングをはじめています。
この話だけ聞くと恵まれた環境で育ったような印象を受けますが、実際には実父が9歳の時に
亡くなり母子家庭で育ちました。


中学卒業後は進学せず新聞配達のバイトに始まり、様々なバイトを経験しながら大検資格を取得。その後学習塾の経営に乗り出し、母とともに家族の生活を支えてきました。そして、20代に
なってからは実父の残した借金を肩代わりし、現在も支払い続けているといいます。


このような林社長の背景を知らなければ、エーチームは創業後、順調に事業規模を拡大していった企業としてうつります。


しかし、林社長は事業を大きくしていく途中も困難や挫折をあじわい続けてきました。
学習塾経営がうまくいかず、赤字を補填するために昼夜を問わずアルバイトをしてきたこと。
創業前に勤めたプログラミングの会社では食べるのもやっとの状態であったこと。
その後、創業してからは仕事の数では恵まれていたものの、キツくて儲からないという状態が続き開発メンバーが次々とやめていったことなど、多くの困難に直面してきたのです。


しかし、そういった状況でも事業の拡大を目指す中で、目標設定と社員の役割分担をより明確化していく過程を通じて組織が円滑にまわりはじめ今のエーチームの基礎をつくりあげていきます。


結果、役割ごとに結果を残す仕組みがつくられ、ソーシャルゲーム1本を看板事業にせず、
着うた、待ちうけ、電子書籍等ほぼ全てのジャンルを網羅する公式サイトを160サイト運営する
など様々な分野で良質なサービスを提供できる体制を実現。
このように、いくつもの得意分野を持ったことは今後事業を継続させるためにも大きな力と
なるはずです。


ところで林社長は、何かを成し遂げる上で一番大切なのは「決意の固さ」であるといいます。
そして、遭遇する壁を「絶対にやり遂げる」という気持ちで乗り越えることで見えてくるものが
沢山あるといいます。


世の中大成功を手にしても一発屋で終わる経営者もいれば、長く続けていける経営者もいます。


この違いはいったい何なのか?


林社長のように、逆境をバネに粘り強い姿勢で「絶対にやり遂げる」という信念があれば、成功を手にし、さらに高みを目指していけるのではないでしょうか。


強い信念は学歴に勝るとも劣りません。一度きりの人生だからこそ、悔いを残さないよう強い精神力をもって突き進んでいきたいものです。