独自性こそ大事 | 起業成幸サポート横田塾 税理士横田光弘の公式ブログ

起業成幸サポート横田塾 税理士横田光弘の公式ブログ

会社設立準備、資金調達、税務対策、ソーシャルメディア戦略、経営者マインド(心構え)など『経営者として知らないとヤバい!』とはなにか?を発信します!

おはようございます。ひたすら毎朝5時にブログをアップする税理士(笑)横田です!

昨今の学校教育では、優劣をつけるということを嫌う傾向にある、とききます。


以前、運動会の徒競走で全員手をつないでゴールをするという幼稚園がある、とマスコミ等で話題になったことがあったと思います。
子どもの劣等感を刺激しないためだというから驚きます。

これは極端な例なのかもしれませんが、こういった発想に至る考え方、現在の私たち日本人が無意識に持っている心根、

つまり、抜きん出る事は必要ない。皆おなじ、皆が一緒であることが良きことなのだ、とする感覚。

この感覚をつくりあげてしまった日本は、マイナスを引き上げる事に成功したかもしれませんが、プラス部分を切り捨ててしまってきたのではないかと思います。

私たちがこういう感覚に陥ってしまっている間にも、世界中の国々で激烈な競争が行われています。
グローバル社会にあっては日々世界と渡り合わなくてはなりません。競争力が求められる中で「こんなすごいものを持ってます!」と売り込めなくては、世界という土俵では絶対に勝てません。


娘の学校に(我が家の中で)「大物」の愛称でよばれている5年生がいます。


人と違うことをやっても悪びれること無く、「あっははははっ」と笑い飛ばし、あっけらかんとしている、なんとも豪快な小学生です。

時には問題視されるかもしれませんが、周囲の目を気にしない強さをもち、いい意味で翻弄してくれる彼女の武勇伝を聞いているとワクワクしてきます。
きっとその個性,独自性ゆえに将来何か大きな事をしてくれるに違いない!、と今から楽しみです。

ところで、長期景気低迷にあえぐ日本にあっても、その独自性で継続して収益を上げている企業は多くあります。

そのうちのひとつが、粉体製造装置で世界最大手のホソカワミクロン株式会社です。


粉体技術とは、もともとは小麦粉やそば粉などの粉を「作り」「計り」「運ぶ」技術で、技術の善し悪しが、製品の出来を左右するほどの重要な役割を果たすものです。

秀でた粉体技術は、製品の品質向上や、効率的な生産、運搬を可能にする高付加価値を提供できるため、あらゆる産業分野が注目しています。

海外渡航が珍しい昭和30年代にホソカワミクロンは秀でた粉体技術を携え、いち早く、世界にうってでました。そして、現在の粉体技術のリーディングカンパニーとしての礎を築いていきました。


市場は平均点のモノよりも、抜きん出てすごい何かを、独自性を持っているモノに魅力を感じ、欲しいと手を伸ばします。

「うちにしか無いモノ、ないサービス」

一歩社会に出れば、独自性こそが強みであり、ビジネスにおいての武器になります。

いま、私たち大人が子どもたちにできることは、手をつないでまわりと同じ態度をとることが良き事なのであると教えるのではなく、独自性という武器をもって社会で、世界で闘う大人たちの後姿を見せることなのではないでしょうか。

そういう後姿を見せられる大人になりましょう!