先週末のラスベガスとの一戦は

 

いわくつきの試合だった。

 

 

 

ラスベガスチームは、


我々との初戦を最初キャンセルして来た。

 


私たちにとっては、ホームゲームオープナーで

 

大事な一戦だった。(特に資金的に!)

 


 

が、しかし、、、

 

ラスベガスは、どうせ勝てないし、

 

遠征費をかけて行って、


怪我人が出るかもしれないし

 

試合をしないことを選択したのだ。

 



 

私たち経営陣は、一番お客が入る開幕戦を失い

 

アウエイゲームからのスタートとなり

 

サンディエゴ、ポートランドへの


遠征費の捻出に追われた。

 



 

オーナー会は、これを許さなかった。



 

すぐにオーナーボードでの


ミーティングが始まり、

 

3部リーグ断トツ1位の


ラスベガスチームの


プレーオフ進出の資格を剥奪した。

 



 

ラスベガスチームは、


試合のリスケジュールを私達に打診して来た。

 



もう、空いている日程は、


3連休の5月26日しかなかった。



 

メモリアルデーの連休は


アメリカでも大きな休みだ。

 

こんな時に観客が入るわけがない。

 

赤字覚悟での試合だった。

 

 

 

結果は、49−0で圧勝。

 

予想通りの結果だった。




 

唯一予想通りでなかったのは、

 

ラスベガスが


クリーンなチームに変わっていたことだ。

 


 

私は、2年前の試合で、センターに入っていて

 

ボールをスナップする前に

 

180センチ、150キロのノーズガードに

 

フェイスマスクを掴まれ、前に叩きつけられた。

 



 

その時にムチウチがまだ完治しない。

 

その後も投げ飛ばされたし、、、

 

他の選手たちも散々反則されていた。

 



 

しかし今年は違ったのだ。

 



 

私は、反則の多いチームは

 

コーチが悪いと思っている。



 

反則の多いチームは、全員が反則するし、

 

そういうチームは、


ひどい反則や喧嘩があっても、


該当選手を引っ込めることをしない


場合も多々ある。




 

コーチが指示をしているとは言わないが、

 

黙認しているのは事実だ。

 



 

ラスベガスもそういうチームだった。

 

 

 

先週の試合で私は、


一度フェイスマスクを掴まれた。

 

故意でなくて癖なんだと思う。


いつもやってるから。



 

私は低く当たるので、


故意でなくても良くやられるので、

 

そんなに気にしてない。

 


 

でも少しして、今度は、


うちのガードの選手が


フェイスマスクを掴まれた。



 

彼女は黙ってられない性格なので、

 

その選手に


「へい、99番、


今、フェイスマスク掴んだでしょ。」



と抗議すると、


「ごめんなさい。アクシデントなの」


と謝って来た。



 

いやいや、いつもやってるから癖なんだって!

 

って思ったけど、まあ、言っても仕方ない。



しかし去年だったら、


「あんただって、さっきやったじゃない」


などと喧嘩売ってきたはず。




 

去年と変わった姿になぜ?!と驚いたけど、

 

その理由はすぐ判明した。

 

 


試合後半、


ラスベガスの一人の選手がキレそうになった。

 



今までだったら、絶対喧嘩勃発


間違いなしのシチュエーションだ。

 



そこに一人のラスベガスの選手が走って来て

 



 

「ダメダメ、冷静になって!


私たちはプレイオフに行って、


優勝するためにこの試合をやってるんだから」

 



喧嘩っ早いはずのその選手は


その一言で、我に返って大人しくなった。

 

 


きっとチームで話し合いがあったんだね。

 



 

目的のためには手段を選ばず・・・

 

の反対例?

 



目的のためにクリーンなチームになろう



 

チャンピオンに相応しいチームになろう!