特にネタバレは書かない・・・はず。感想は書きますが。
個人的には非常に面白かったです
CMのシーンを見て、あまりにもアレだなぁと期待してなかったのもあるんですが・・・
ノイタミナでやってたアニメが私としてはかなりの改悪で酷かったと思っていたので
その感想もあり、映画版も期待しておりませんでした。実写だしね・・・
先にちょっと漫画の話になりますが
1巻を何気なく読んだときには非常に衝撃を受けました。
この漫画・・・なんて無駄にローマに力を入れているんだと
漫画として、古代の人間が現代のモノを見た時に驚くというのは昔からありますが
その主題が「風呂」という事で、読んでいて普段意識してなかったなぁという
数々の風呂ネタに関心しながら読んでいるのに、それをまたローマネタに綺麗な形で
フィードバックしていくその技量に驚愕しました。
どう考えても、これだけのネタ書けていれば普通ローマを頑張る必要がないだろうと。
だがしかし、実際ここまでやれるとソレがあってこその作品となるわけですが。
で、映画の話になりますが
映画もビックリするくらいローマと、ローマネタが盛り込まれておりました。
CMでそんなシーンなかったので驚きましたが、CGではなく全部セットで撮ったんだとか。
コレのおかげで、現代日本とのシーン対比が鮮やかになっていたような気がします。
なんか真面目な話が続いたような気がしなくも無いですが
何はともあれ、映画に関しては阿部さんの力が大きく作用していたのは間違いない
特に序盤、これでもかと盛り込まれる風呂ネタに関して
阿部さんの顔芸(驚いた時のリアクション)が非常に分かりやすく味のある顔を見せ
更に特に序盤に多かった、阿部(ルシウス)のモノローグが上手すぎた
日本語とローマ語(ラテン語)の関係もあって
序盤は喋らずにモノローグが多かったんですが、この喋り方のアクセントと
顔芸の組み合わせ、演出の組み合わせが絶妙で非常に笑えました(*´д`*)
特に映画館の中では、女性の笑い声と40以上くらいのオッサンの受けが凄かったです。
私は序盤心の中では笑いつつ口には出してませんでしたが、途中からは声に出して
笑ってしまうシーンが何度かありました・・・危険な映画だ。
笑いのシーンとシリアスなシーンがハッキリしているせいもあって
笑った後のシリアスがちょっと暇に感じちゃう感もありましたが
私個人としては全般的に面白かったです。
ヒロインの立ち位置も最初から匂わせていた感じだけで
妙な事にならなかったのも良かったですしね。
映画終わってキャスト見るまで、上戸彩という事をまったく知りませんでしたが。
とにかく、何に比べてどれくらい面白いとかつまらない話をする気はありませんが
変に期待したり、変にオリジナル要素ツッコンだ事に苦手意識を持たなければ
一見する価値のある面白い映画だと思います。
アニメ版に変に期待したり、オリジナル要素にげんなりした私がいますので
結局は、観てみて面白いと思うか駄目だと思うかは、その人の嗜好や
その時の気分次第なんだとも思うので、万人受けするわけはありませんが。
何はともあれ、GW暇な方は是非。と