しばらくサボっていたブログ更新

これは書かなければならないというネタが出来ました

それが

1月20日に開催された「動物愛護管理法改正　意見交流会　」

大阪の弁護士さんが中心となっている「ペット法塾」という団体の主催です。

よりによって東京に初雪が降った昨日、

「衆議院第一議員会館」　　という周辺をうろちょろするだけでも挙動不審　　

になってしまう場所で行われました。

しかも、今年出来立てほやほやらしくピッカピカ

通行証をもらい、地下の大会議室へ

かなりの人数が収容できる広さで、ほぼ満席。

午後1時。

4時間の長丁場が始まりました。

プログラムを見ると、

様々な動物愛護団体の代表や、動物愛護センターの所長、区の保健衛生課職員の方々の御名前が。

現行の動愛法のもと様々な葛藤を抱え現場で働いている方々。

現在の法律の非力さや矛盾点を日々、痛いほど肌で感じている方々。

少しの責任感もなく動物を飼育している人や、

少しの罪悪感もなく動物を処分しようとする人々の実態。

現行法の改正は不可欠とはいいつつ、法律だけでは動物達を守りきれない事。

みなさんの切実な思いがひしひしと伝わってきました。

では、この意見交流会に参加したこれだけの人がこんなにも切実に訴えているのに、

なぜ本当に動物を守れる法律にならないのか

それは、みなさんお気づきだと思いますが、動物の事を全く考えないペット業者の根拠のない反対と、

その背後に丸見え状態である深く暗い闇のせいです。

たとえば、今回の法改正で取り上げられている生後８週齢未満の犬猫を親・兄弟から引き離さない

ということについて。（これにはちゃんとした科学的根拠があるんですよ）

昨年の日本小動物獣医師会が全国の獣医師に行った調査によって

「９９．２％の獣医師が早期引き離しによる問題があると指摘している」と

これも新聞にも載っていたので、ご存知の方も多いと思います。

し・か・も・、日本より犬のしつけや犬に対する研究が進んでいる海外でも

幼齢犬や猫を販売する事は問題があるという事は周知の事実なんです。

じゃあ、これについてのペット業者側の言い分は？

・幼い犬の販売が日本の文化だ！！

（それは売りやすいようにあなた達がより幼い犬を売り始めただけでしょ）

・需要がある（あなた達が事実を無視して売りつけるからでしょ）

・幼くないと売れない

（ちゃんとした社会化期を過ごした犬なら少し大きくても飼いやすいって知ってれば

みなさん飼わないと思いますけど）

・元気でご飯をちゃんと食べていれば問題ない

（元気なら売れるんだからあなた達には問題ないでしょうねぇ・・・）

・今までの経験から幼くても問題はない

（問題が出るのは大きくなってからなので、そりゃ、あなた達が犬を売るときには問題ないでしょうよ）

が正当な反対理由だと思いますか

有名なペットショップでもこういうこと言ってるんですよ。

今は一般の飼い主さんだって、栄養や病気やしつけについて色々な知識を持っているのに、

ペット業者がこんなフワッとした考えで生き物を扱ってるんですよ

怖いですよねぇ

まだまだ書きたい事はたくさんあるんですが、今回はこの辺で。

みなさんも、新しくペットを迎える時には、手軽だからと不誠実なペットショップで飼わずに、

動物とその飼い主となる人の事を真面目に考えているペットショップか、

ブリーダーさんの所からペットを迎えて下さいね

iPhoneからの投稿

動物愛護管理法改正 意見交流会

動物愛護管理法改正　意見交流会