こんばんは
夜分遅くにスミマセソ
本日は休肝日,弁護士の若林でございます。
この前,大学時代のサークルの後輩達と飲んでいるとき,
「交通事故の被害に遭ったときに保険会社が提示してくる金額って,裁判基準よりかなり安いことが多いんだぜ」
って話をしたら,
「まぢっすか!?知らなかった」
という人が多かったので,今日は,交通事故のお話。
交通事故の被害に遭ったときには,加害者(加害者が加入している保険会社)に対して損害賠償の請求ができる。
ここでいう損害にも様々な項目があるんだ。
実際にかかった治療費,病院へ通う交通費,会社を休むことになった休業損害,後遺症があればその遺失利益や慰謝料,さらに,入通院するような怪我を負わされたことに対する慰謝料などを請求することができる。
実はね,これらの損害の算定には,攻略本があるんだ。
これは,裁判所の裁判官室にも置かれている本で,ほとんどの法律事務所が持っている本。
通称『赤い本』。
「ウソつけ,このビール腹野郎が!」
って思う人も多いかと思いますが,本当です。
しかも,僕,最近ビール腹になっているの気にしてるんで,勘弁してください。
特に今日は休肝日で,大好きなビールも我慢してますし…。
これは,ほんとに通称だから!
今度,知り合いに裁判官か検察官か弁護士か司法修習生がいる人は,
「交通事故にあって損害賠償請求するなら『赤い本』を参考にするよね」
って,ドヤ顔で言ってみるといいよ。
きっと,皆,
「うん,そうだね」
って言ってくれるからさ。
加えて,両者の過失の割合を算定して過失相殺をするんだけど,その過失相殺の割合に認定にも攻略本(別冊「判例タイムズ」第16号)があって,その攻略本を基準にして考えるんだよ。裁判に出てくる訴状とか答弁書とかでも,攻略本のどのパターンにあたるかを主張する書面が提出されたりするからね。
さて,ここからが一番の重要な話だ!
お得な情報!
よ~く,聞いてくれ!
損害賠償をするときに,加害者側の保険会社が提示してくる金額って,『赤い本』の基準よりも安いことが結構あるんです!
過失割合についても,『判タ』の基準よりも加害者に有利な割合で算定されていることが結構あるんです!
だから,弁護士が入って保険会社と交渉したり,裁判したりすると,保険会社から支払ってもらえる賠償金が上がる可能性が高いんです!
賠償金の金額が,2倍以上になった事例もあります。
いや,まじで。
例えば…
保険会社提示額→裁判所認定額
2200万円 →1億400万円
600万円 →1200万円
0円 →2億9000万円。
ほらね
(+・`ー'・)ドヤ!
し…か…も…
かもかも
弁護士費用についても,基準となった損害額に上乗せして,相手方からもらえるんだよ!
さ…ら…に…
さらに
さらみ
もしあなたが弁護士特約つきの任意保険に入っていれば,弁護士に依頼するときにかかるお金もあなたの保険会社が支払ってくれるんだよ!
何が言いたいかっていうと…
要するに!
交通事故にあったら,弁護士に頼むのがお得だよ!
ってことさ♫
または,『赤い本』と『判タ』を使いこなして,保険会社の提示金額が妥当か検討してみて,
「赤い本の基準よりも低いですな (`・ω・´)キリッ!」
って言って自分で交渉してみるっていうのもありかもね。
じゃ,またね~♫
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