今日は14時から担当医の説明があるとの事で、父と病院に向かいました。
病室の母は、一見したところ顔色も良く点滴による持続栄養のせいか頬もふっくらして(浮腫んでたのか?)元気そうに見えました。
担当医の話では、血液検査、CT、内視鏡検査の画像から言うと、この数値でこの顔色は不思議なんだそうです。
簡単に言うと、いつ死んでもおかしくないらしいのです。
と言う事で、昨日のCT前にあった胃腔腸バイパスの件は白紙になりました。
腫瘍と十二指腸の穿孔が繋がり洞穴になった潰瘍風な部分に太い血管が顔を出しています。
ここから出血したら、恐らく終わり。との事。
それは、今晩でもおかしくないし、数週間後かもしれないらしいです。
担当医のジャブ、重いわ。
母の病気が分かってから、覚悟をしていた事ですが、やはり心がワナワナします。
病気発覚から今もそうですけど、確かに痩せましたが、一見健康なおばちゃん若しくはおばあちゃんっぽいので、先生も首を捻ってましたが、我々家族も首を捻ってしまいます。
しかし、出血の可能性があるので絶食は続きます。貧血気味なので造血剤、そして炎症があるので抗生物質も点滴します。
一応、ケアマネージャーの方と緩和ケアをしてくれる転院先候補も決めました。
今の病院も家から近いですが、より近くなるし、印象の良い病院になりそうなので、それは良かったです。
転院まで、血管が持つと良いのですが。
それにしても、緩和ケアの病院とか自分達で探すものかと思ってましたが、ケアマネージャーの方が色々と候補を出し、説明してくれ、転院の手続きをしてくれるものなのですね。
知りませんでした。
実は何も知らなかったので、昨日の夜に父と病院やら在宅医療やら調べまくっていたのですが、徒労に終わりました。結果的に良かったですけど。
そして、余談なのですが。
今日、本当は母にエコーの検査の予定があったのですが、内視鏡の担当医のスーパー感じの良い女医さんが、「お腹の中のことは分かってるので、もう、お腹グイグイするのはやめましょうよ!」と他の先生に言って、無しになったのです。
それに、母はとても感謝してました。
あれこれ検査が続いて疲れていたし、検査したところで、何も処置出来ないのは分かってたことなので、ゆっくり出来て良かったです。
エコーの結果で何か変わったんだろうか。
しかし、患者の気持ちに寄り添える先生はやはり素晴らしいと思います。
大きくて患者の多い病院なので、尚更こういう先生は貴重です。
少しでも痛みがなく、ゆっくり夜眠れますように。