一般的にネガティヴなイメージのあるこの言葉。
私はこの言葉を見るとある方を思い出します。
ラーメンチェーン店
博多一風堂 創業者の河原成美さん。
サラリーマン時代に横領事件をおこし、当時婚約していた女性とも破談となった。
事件は公になり、再就職が非常に厳しくなる。
その後、
ラーメン屋
居酒屋
たこ焼き屋
浄水器
パソコン教室
焼肉屋
など…
河原さんはあっちにぶつかりこっちにぶつかりした。
知り合いが成功すると「ああ、いいなあ」とそちらに顔が向き、こちらに成功者がでると、「いいなあ」とこちらにいく。
迷いが出る。
しかし
年齢を重ねていくと、若い頃は可能だったことが、一つひとつ削げ落ちていくのが分かる。
「私はこれしかない」
「私はこれでこそお役に立てる」
それが河原さんの場合
ラーメン屋と気づいたそうです。
「かつてもラーメン屋をやっていたが、他に何かあるんじゃないかと思ってあれこれ手を出していた」
と河原さんは言います。
当初はカウンター10席だけの小さな店。
1年目はダメだったが2年目から評判をとり始める。
そして
一風堂ブランドが全国区になったのは、テレビのラーメン職人選手権での優勝。
ここで会場の北海道松前町の人たちが涙を流して喜んでくれたのだ。
そのとき、
河原さんは
ありがとうの言葉しかでてこなかったと言います。
おいしい商品を提供して当たり前だ。
焦点はそこを通り越して、
気分が落ち込んで来店してくれたお客様さえ元気にしよう、と。
私はこのエピソードから
前を向いて諦めたことから夢がみつかる。
諦めるの語源は"明らめる"
明らめて地に足をつけ進歩したいものです。
それでは、本日も情熱と勇気を持って全力で生きましょう。
"How to be BIG"
あなたの五感を研ぎ澄ませて