なんどもなんども
自分の居場所探してみても
そんなものはどこにもなくて
さまよっていた
出合った頃の私たちは
お互いに何を求める訳でもなく
ただ自然に
寄りそうように息をした
好きだとか愛してるとか
そんな感情は見当たらなくて
でもいつからか
二人が支配した時間のなかに
幸せというコトバ意味を見つけた
「ねぇ、幸せ?」
何か考えているのか
何も考えていないのか
ぼんやりと寝ころぶ彼の髪を
くるくる触って
ささやく私に
「幸せってどんなこと?」
彼は少し苛立つように
でも少し哀しい瞳をして
黙りこんだ私を
きつく抱きしめる
その温かい腕の中が
私の居場所になった
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鉛筆でノートに線を書いた
私はその線の上を歩いている
先にある道筋が
真っすぐなのか
曲がっているのか
他の線とぶつかりあった時
不安や迷いをかかえながら
どちらかの道を選び
また歩きだす
そうして起こりうる点が
私の一部となり
そうして起こりうる点を
私がつなげてゆく
そしてまた
歩きだす
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ある晩夜空を見上げてテリーが言った
あの空に浮かぶ星たちは
地図になっているんだね
きっと暗い空を飛ぶ鳥たちが
迷わず家族のところに帰れるように
でもあそこで輝くあの星は
ずっとずっと遠い昔
あの場所にあった星の光りだって
聞いたコトがあるよ
眠い目をこすりながらミッキーが言った
その星はきっと
旅に出たくなったんだ
じっとそこにいるのは
つまらないもの
でもなんだか淋しくて
こうして僕らに見つけてほしいから
あのヒカリを灯してる
二匹はふふっと笑って
部屋に戻っていった
温かいキモチになれた夜だった
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