祝!2勝目~穴井詩プロ優勝に思う | かぶちんのまったりゴルフ日記

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女子プロゴルフネタ多めのブログです

山あり谷ありの人生ですが
人様の縁のおかげでいろんな経験できてます^^)

ついに詩プロの優勝シーンを生で見ることができました
 

2日目を終えて1打差の単独首位
緊急観戦のため京都経由で草津に入り前泊
翌日は気合十分で18ホール帯同し
一進一退の攻防を堪能してきました!

 



最終日の組み合わせは

2打差に7名の大混戦
前半から首位が目まぐるしく入れ替わり
11組12組でのサバイバルマッチの様相
13番ホールで-11の首位タイに並び
15番でチェヨンがボギーで一歩抜け出す

 

ところが事件は16番・・
経験上「ショートホールのオナーは鬼門」と思っていて
15番で葭葉プロがバーディとオナーは譲れて一安心した矢先
ボールはピン奥のエッジにかろうじて止まり大きくフックする
上って下る難しいラインが残る・・

このホールのことを後で渋谷キャディが教えてくれたんだけど
「唯一のミスショット」だったとか
あの距離で8番アイアンは絶対にオーバーはなく
止まらなくてもピンハイギリギリのチョイスだったのに
単独首位に立った緊張感でロフトが立った状態でインパクト
結果ピンオーバーのミスショットになってしまったとか・・



結局3パットのボギーで-10首位タイが二人という状況で迎えた
17番357ヤードpar4
飛ばし屋3人の真骨頂でギャラリーが湧いた


3人とも会心のショットで手前100ヤード以内にティショットを運び
ここまでずっとセカンドオナーだった穴井プロが
58度で打ち出した高弾道のセカンドはピン横にドスン!
あわやイーグルのスーパーショットはピンそば30cm
17番の定点観戦ギャラリーも大興奮!

 

つづく川岸・葭葉の両プロもワンピン以内にナイスオン!
ギャラリーはもう大騒ぎ・・笑

穴井プロはお先にタップインでナイスバーディ
つづく二人も確実に沈めて3人ともバーディ
ギャラリーは大拍手で最終ホールへ見送った



最終ホールの決着はTV放送の通り
チェヨンがバーディパットを外して-10でフィニッシュ
-11の穴井プロがパーなら優勝


セカンドショットは安全にパーオンし

バーディパットがわずかに外れるもOKパーの距離を残してマーク
最後にゆっくりとウィニングパットを沈め見事に2勝目をあげました

 

これで心配してたTOTOジャパンクラシックと
最終戦リコーカップの出場権がほぼ確定


宮崎行きは仕事のスケジュール次第となりました

実はTOTOの出場権で小ネタをいただきました
昨年から開催コースが賢島から太平洋美野里に変わりましたが
昨年も穴井・渋谷のコンビで参戦
最終日に67と巻き返すも43位タイで終了
 

この試合後渋谷キャディがロッカーキー(かな?)を
家まで持って帰ってしまい、コースに連絡し送りますと言ったところ
担当者の方から
「来年も来られるならその時にお持ちください」と言われたとか

 

結局そのままキープしてあるが今年先が見えない状況が続き
そのことが気になってしょうがなかったとか・・笑
「ほんとよかった~」と満面の笑みで話してくれました

 

詩プロの”愛車”の前で(笑)

 

ちょっともたれかかったりして・・

 

どこ見てるん?

 

そうそう優勝はあなたですよ~^^

 

貴重なツーショット、もしかしたら初かも?


さてさて
今大会は緊急参戦で最終日しか見れませんでしたが
2日目にイーグルとホールインワンが出るなど運もありましたが

 

実は今回の優勝の布石は6月のニチレイレディスにあるのではと
思うエピソードが・・

ニチレイレディスは現在コーチをされている井上透プロが
初めて穴井プロのキャディをされた試合
目的としては穴井プロの試合中の考え方を知ることだったと伺った

 

だからプレー中二人が熱心に会話をしてる姿がよく見られた
結果としては今季4回目の予選落ちだったが
試合後井上コーチは
「結果は良くなかったけど今後につながる
いいラウンドになったと思う」
と満面の笑顔でおっしゃってたのが印象的で。。

前週のサマンサで「氷嚢係」をやらせてもらいながら感じたのが
「攻め方のちょっとした変化」
コースが長くなったのもあったでしょうが
いつもなら果敢に攻めそうなところをあえて刻んでみたりとか、
はたから見てるとミスショットでトラブルと思われそうなショットも
実は想定内で先の手がすでにあったりとか、
無理してグリーンを狙って難しいラインからスリーパットという
苦しい展開になりそうなシーンが皆無だったりとか、、

素人目で見てもなんだか
「安心感が際立った」
プレーに感じた

渋谷キャディによると
開幕からなかなか思った結果が出ず

どうやって盛り返していくのかも
見えなくなりそうだったけど
変更したシャフトがなじんでくると同時に
攻め方のパターンが良くなってきはじめたのが
ニチレイ翌週のアースモンダミンあたりだったとか
 

今大会の最終日を見てると飛ばし屋3人のペアリングだったので
ほとんどのホールで二人より飛んでない「セカンドオナー」
それでも先に打ったセカンドはいいサイドにパーオンしたり
レイアップもきっちりFWに置けたりと二人に飛距離で叶わない分
堅実なゴルフに徹した・・・

という風に一見見えた

 

まるで穴井プロと同組の選手が
これまでやってきたようなプレーみたいに。。

ただ、いくら二人が飛ばし屋と言えども
全ホール置いて行かれるとは考えずらい
今大会のスタッツと今季のスタッツを比較すると

FWキープ率はそこそこだが圧倒的にパーオン率が高い
この数字は過去最高の成績だった
2014年よりはるかにいい数字

結局2打目3打目でグリーンを外さない位置にボールを運んでる
ということではないだろうか
そのため多少飛距離を落としても
方向性や到達距離をコントロールし
リスクを抑えつつチャンスを広げるマネジメントだったのではと思う

このあたりが「ちょっとした変化」に感じた

さらにセカンドオナーは一番に打つので余計な情報や
ヘンなプレッシャーがないのも好条件になるのかも・・



結局グリーンオンの位置も無理のないラインが残るので
ほとんどのパーがお先にのOKパー
それだけバーディチャンスにつけられていたということ

穴井詩という選手はドライバーのイメージしかないようだけど

実はバンカーやショートアイアン、ラフからの寄せなど
意外と器用な選手
特に女子がてこずりそうな不安定なライや力がいるラフも
持ち前の体幹と握力で簡単そうに打てちゃうのが持ち味

結局そのスキルが活きるには多少ラフに行っても
狙いどころまで運べる位置から打てるかどうかが絶対条件

今大会はそれがうまくマネジメントできたのではと推測



長々と書きましたが
今大会の優勝の陰には

これまでの「イーグル女王」のステータスを置いといて
「勝てるゴルフ」を目指し根気強く試行錯誤した前半の成果と

井上コーチや渋谷キャディのサポートなど
すべてのことがうまくかみ合ったのではないかと感じた

大げさになりそうだけど
新しい穴井詩の勝ちパターンが見えてきたのではないかな?
 

この勝ちパターンが身につけば
セッティングの厳しいコースこそ持ち味が発揮でき
穴井詩プロならではのチャンスメイクができるのではないかと

楽しみが増してきました♪

本人も公言してましたが
おベンツの次は「おメジャー」をいただきましょう
リコーカップでルーちゃんに負けた悔しさを晴らすチャンスが
今年は来たんだと思います

まずはこの勢いを持続して優勝争いの常連になれるよう
期待してます

 

とりあえず2勝目 おめでとうございます!!