さて、タイトルの通りの話をしたいと思います。
僕自身カードゲームにはオカルト的考え方を持っています。
自分とカードの相性。そして自分と対戦相手の相性。

まず、自分とカードの相性について適当な例を用いて説明したいと思います。

初めにXと言うカードがありました。
それはとても強くて誰もが入れるカードであるとします。
次にYというカードがありました。
これはXと組み合わせることでより強力な効果を発揮するカードだとしましょう。
そしてこの2つのカードを入れたデッキを持つ4人のカードゲーマーA~Dがいたとしましょう。
デッキは50枚。XとYの投入枚数はそれぞれ4枚ずつです。
それぞれのプレイヤーが各プレイヤーと10回ずつ対戦を行い、それらのカードを引いて使った回数を見てみる。
結果は以下のように表示
XとYをきちんと使えた。
Xだけ使えた。
Yだけ使えた。
どちらも使えなかった。

このような実験を行ったとします。


Aのプレイヤー:30回の対戦中
XとYをきちんと使えた。 26回
Xだけを使えた。 3回
Yだけを使えた。 1回
どちらも使えなかった。 0回
Aはどちらも相性がよくきちんと使える。

Bのプレイヤー:30回の対戦中
XとYをきちんと使えた。 4回
Xだけ使えた。 2回
Yだけ使えた。 24回
どちらも使えなかった。 0回
BはYのカードと相性がよくXとは相性がよくない。

Cのプレイヤー:30回の対戦中
XとYをきちんと使えた。 5回
Xだけ使えた。 22回
Yだけ使えた。 0回
どちらも使えなかった。 3回
CはXのカードと相性がよくYとは相性がよくない。

Dのプレイヤー:30回の対戦中
XとYをきちんと使えた。 4回
Xだけ使えた。 1回
Yだけ使えた。 2回
どちらも使えなかった。 23回
Dはどちらのカードとも相性がよくない。

極端な例にしました。
実際はここまで極端でない場合が多いですが、自分自身に合うカード合わないカードと言うのが存在すると思います。
なので、人のデッキを診断する際はこれを重要視しています。
強くても引かないカード、どれだけ他のカードを入れ替えたところで全然使えないカード。
そんなものデッキに入れてるだけスペースの無駄なので他の相性いいカードを探させます。
ただ、そのカード自体がデッキコンセプトだった場合ははっきり諦めたほうがいいと伝えますが。


それではタイトルの話に戻しまして、カードゲーマーのジャンケン属性って何ぞ?
ここについて書いていきます。

皆さんは身内で対戦する相手に勝負結果が一方的になる相手がいませんか?
一方的に負けることが多い相手。もしくは一方的に勝つことが多い相手。
いわゆるこの人とやると相性が悪くて勝てない、もしくは相性いいから大体勝てる。
デッキ相性は悪いはずなのにほぼ負けない。または逆にデッキ相性がいいのにほぼ勝てない。
こんな相手のことです。
これはプレイヤー自身のジャンケン属性だと思います。
ただ普通のジャンケンと違うところが一つあります。
グーに特化している人。チョキに特化している人。パーに特化している人。
そしてどの属性も平均的な人、極稀に存在するどの属性も異常に突出している人。
基本的に一番多いのはどの属性も平均的な人だと思います。
これはどんな相手と当たっても安定して戦える人だと思います。
平均的だけどグーチョキパーの中でどれかが少し他二つより高めな人という認識です。
ただし、こういう人たちは特化してる人に対して強いジャンケン属性を出しても負けてしまうという結果の逆転が発生してしまいます。
つまりグー特化の人にパーを出したのに負けた。
ただグーの人はパーを出されているので勝てはしても楽な戦いではなかったでしょう。

より酷いのは特化同士の戦いでしょう。
グーの人はパーの人にはほとんど勝てません。
グーがパーに対してどれだけデッキ相性がよくても何故か極端に運や引きが落ちます。
対してパーはデッキ相性は最悪なのに運と引きだけでなんとでもなってしまい勝ちます。
デッキ相性だけでも絶対勝てると思うような組み合わせでも1割近い勝ちしか拾えない。
それくらい酷い結果が出てしまう。

別にジャンケンでなくてもよかったんですが、ジャンケンが一番分かりやすかったかなと。
特化してる人はそれしかジャンケンで出せないんです。
でも、平均的な人には負ける手を出されても特化してるから勝つ場合がある。
こんなオカルトです。実際そんなことありえるわけないじゃん。と思う人も多いでしょう。

ただこの属性はカードにもあると思います。
だからこそ特化している人のデッキは何かおかしい部分が多く見えてしまいがちになります。
なんでそのカード入れてるの?と。
どうしてその構築なの?絶対事故発生するでしょ。
こう思われることも少なくありません。
でも当人たちはみなこう思っているはずです。
『だって、普通に引けるしほぼ初期手札にあるし。』
同じカードが採用枚数によりけりですが初期手札に入ってくる確立はやればやるほど下がります。
それが普通なんです。
特化してる人たちにはこの普通が一切通用しません。
僕自身も特化人間だからこそ書いているんですが、相性悪いカードなんてルール的採用可能最大枚数入れて50回やっても一度も引かないとかよくあります。
それこそ山札20枚に4枚あるはずなのに、そこから5枚引けば1枚出る確率なのに引かない。
逆に相性いいカードは例え1枚しか入れてなくても引くんです。
引かない対戦あったっけ?って思うくらい普通に引けるんです。
だからこそ、普通の人がその構築は不安定どころかほぼ絶対事故なんて思うような構築でも関係ないんです。
自分だから事故なんてない。だって引けるんだから。
相手にカットしてもらってるにも関わらずちゃんと手札に来るんです。
欲しいタイミングで引いちゃうんです。
テレビアニメかよって言われるタイミングで引くことなんて割と普通なんです。

これが自身が考えるカードゲーマーのジャンケン属性というオカルト的なものです。
この考えも少なからず共感してくれる人がいる気がしています。
一個人の考えなので面白いなー程度に感じてもらえれば幸いです。

まさか2つの記事続けて長文書きたいと思うようなことが起きるとは……
ここまで読んだ方お疲れ様でした。そしてありがとうございます。
皆さんのカードゲームがより楽しいものになりますように。
どうも「頭わいてるそのデッキ」は最高のホメ言葉だと思う僕BAPです。

さて、何故いきなりこんな冒頭になったか。
それは自分と周りのカードゲームにおいて求めるべきものでしょうか。
求めるもの、というよりデッキ構築においての違いと言いますでしょうか。
そこについて記事にしておきたいなと思ってこれを書いています。

実際全国大会等のデッキレシピ等を見ていると何より重視されていると思われる要素。
それはカードの性能もそうなんですけど、やはり『安定感』これに尽きると思うんですよね。
どうしても勝ち抜く上で必要な要素として上がってるものだと思います。
必要なものをきちんと揃えることができるかという意味で安定感は非常に重要になってきますね。
不安定なデッキで連続して勝ちを拾っていくことは難しくどうしてもその場限りの勝ち。
つまり、1発勝負のときに限ってのみ最大限の力を発揮するのではないかと思います。
誰だって大会に出るからには少なからず勝ちたいと思っているはずです。
全国を目指す人は特に勝ちにこだわって勝ちを追求して対戦やデッキ構築をしていると思います。
その中でも安定させてどんな人が使っても大体理想通りに動かせる。
満遍なくハイレベルにまとまったデッキが構築されていっているから全国で同じようなデッキレシピが並ぶ。

これが自身が思う『みんなの普通』じゃないかなと。
それじゃお前はどうなんだよと。
僕自身そりゃやるからには勝ちたいですし、ヴァイスは全国目指して色んなカード使ってこれが一番!
そういうデッキを作ってきました。
別に使いこなせてないわけでもないですし、デッキそのものが弱いわけでもありませんでした。
そう言ったのも公式に名が載る成績こそ無冠ではありますが、ショップ大会も普通に優勝してました。
地区決勝の参加保証書である権利戦だって優勝してきちんと勝ち得ています。
でも、地区決勝ではその力を発揮出来なかったといいますか。運が悪かったといいますか。
基本的に初戦を落としてしまっています。
ダブルエリミネーションなんで他に出たいものがなければ二敗するまでやります。
初戦以外は基本最終戦まで勝ててるんです。
自分の中では最高のデッキでしたが、悔いがないと言えばそれは嘘になります。
笑ってはいますけどやはり真面目に趣味に全力で取り組んでいましたから全国の場で戦い優勝したいと思ってます。

何故初戦ばかり落とすのか、自分のデッキに何が足りなかったのか?
それこそ上記の安定感が足りなかったんじゃないのか。
そう思っていました。この記事を書く瞬間までは、もっと安定する構築があるんだろうと。
でも自分に足りないのは『安定感』じゃなくてその逆。不安定感を作ってでもあるべき『突出した特化部分』でした。
デッキの全体に強いカードを入れていくいわゆる『グッドスタッフ』
言ってしまえばいいところばかりを集めたまさに安定的に強いデッキの一つです。
でもそれではダメだったんですね。
元々平均的なデッキ、これは強いといわれてる平凡なデッキ。
平凡と言っても強いデッキですから誰もが使ってる言わば環境固定デッキでしょうか。
そういうデッキがまず自分には一切向かない。
前から知っていたけど最近は特に顕著にそうだと感じています。
顕著に感じ始めたのはヴァイスの新アイマスデッキを完成させてからでしょうか。
ハイランダーデッキを組んで回してた時からもそうですが、ハイランダーなのに普通に組んだデッキより回るんです。
ハイランダーも一種のグッドスタッフではありますが、強いカードを枚数入れるデッキと違い同名カードを複数入れることが出来ません。
その点において普通とは違ったデッキであります。
同名カードを入れれないというデッキ構築においてのルールが『突出』しているんです。
ヴァイスで例えますと
・盤面がある程度維持できる。
・ハンドの管理が出来る
・ストックの管理が出来る
・圧縮が出来る。
これらを全てハイレベルで行えるタイトルが安定感のあるデッキと言うに相応しいでしょう。
それでも負けるときは負けるんですけどね。
ハイランダーでこれらを全て行えはしました。
ただ他のデッキと違って安定させるということはほぼ捨てています。
その場その場、今持っている手札、そして盤面状況。
これらだけで結論を導き出さなければいけないその場限りの戦術に『特化』しています。
同名カードが複数入っていると心の奥底で『まだあるはずだから』そういう甘えが出てしまっていたんでしょう。
そんな甘えは一切出来ない。それがハイランダー。自分にとても合っているデッキの一つだと思います。

では新しく作ったデッキは何を特化させたのか。盤面は捨て、ストックも捨てました。
ハンド管理はある程度可能で圧縮もほんのわずかレベルです。
突出させたのはダメージ力。いかに相手にダメージを与えるか。それだけに特化させました。
みんなが俗に言う『ソウルゲー』または『はいはい運ゲー運ゲー』ってやつです。
それこそ盤面を維持させて相手のハンドを枯渇させストックも枯渇させる。
最終的に相手の突破口すら封じて勝つのはダメージさえもらってしまえば無意味になってしまうヴァイスにおいて一番難しいことなんじゃないでしょうか。
だったら最初から盤面も捨てて相手には圧縮するだけしてもらってそれを逆に利用する。
もしくはそれを嫌って非圧縮に切り替えたところすらも利用する。
それが新しく組んだ『運ゲーしてるけど運ゲーしていないデッキ』だったんです。
自分にとってそれが正解だったんでしょう。一番大事なスタイルを自分自身が切り捨てていたんですね。
だから自身の普通は『安定なんて捨てて特化させよ』
これだったんじゃないかなと今更思ってます。
平均的にとっても一部分が突出しているデッキってのがありますが、自分に合うのはそういうデッキじゃないと。
あれも捨て、これも捨て、それをしてでも一点集中特化させる。
これこそが自分が最も勝ちに繋がる構築だったんだと。

あくまでこれは一個人が思ってることなんで、みんなの普通も安定感じゃないよ!って言われるかもしれません。
この意見になんとなく賛同してくれる人も少数ながら存在すると思ってます。

長文になりましたが、全て読んだ方お疲れ様です。それと共にありがとうございます。
自分はこの特化させるを念頭にこれからのカードゲームを楽しんでいこうと思います。
それでは、皆さんもよきカードゲームライフを。
ファーストヴァンガード
くらうでぃあ

グレード1
小さな賢者マロン 4
閃光の盾イゾルデ 4
ドリームペインたー 4
友誼の騎士ケイ 1
魂を導くエルフ 1

グレード2
ブラスターブレード 4
ブラスターダーク 4
スターコールトランペッター 1
沈黙の騎士ギャラティン 1

グレード3
白竜の騎士ペンドラゴン 4
エクスカルペイトザブラスター 2
マジェスティロードブラスター 2
孤高の騎士ガンスロッド 2

トリガー
☆8、引4、治4

魂を導くエルフを友誼の騎士ケイに入れ替えたらほぼ完成かなと。
もう完全にペンドラゴンからエクスカルペイトにスペリオルライドで相手のリア一掃狙いです。
もしくは順々にエクスカルになってからのペンドラゴンからのマジェスペリオルできるといいなぁ程度で。
基本的にカウンターブラスト3はエクスカルで使っちゃうので残りの2つをどう使うかって感じですね。
やりたいことをやるデッキって感じです。