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高2の息子は自閉症スペクトラム。

ときどき、更新します(^^;)

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お久しぶりです。

って、読んでいる人なんていないかな(^^;)

 

息子、高校を卒業しました。

大抵の高校は3月1日くらいなのかな。

息子の高校は国立前期の合格発表が終わってからの卒業式でした。

 

息子はなんのために高校に入学したか。

それは大学に行くため。

9年間支援学級で過ごした子どもが全日制のそれも進学校に入学する

のはどんなに無謀なことか。

入学してから嫌と言うほど知った。

辛いのは子どもだと分かってはいても、お腹を痛めて産んだ息子だもの、

母だって一緒に辛い、悲しい、腹が立つ。

でも、闘うのは息子。

見守ることしかできなかった。

長い長い1年が長い長い2年となり、長い長い3年を終えようとしている。

息子が「悔いがない」と言っている事が救いだし、成長を感じる。

 

今後、息子のあとに続く子が我が地域から出るだろうか。

目指してほしいけど、お勧めはできない。

どうか高校への支援が進みますように。

 

息子、春から大学生になります。

どうか高校でのがんばりが報われる大学生活となりますように。

 

このところ、息子の聴覚過敏が悪化してきている。

息子の場合は、集団の喧騒が苦手だ。

特に今は女子グループのマシンガントークがつらくなってきたらしい。゚(T^T)゚。

今までは、聞き流せたのに、最近はとてもうるさく感じ、頭が痛くなるときがあるそうだ。

それなのに、自分で対処できているという自負があるためか、それはストレスがたまっ

てきて体がSOSを出しているのだと自覚できていない。

 

毎日毎日つらいことばかりあると、それに慣れてきてしまう。

嫌だなあと思うことがあっても、いつものこと、仕方ないと流してしまう。

大抵の大人はこの態度をりっぱだと言う。

社会に出たら理不尽なことばかり。それに慣れておくのは大事なことだと。

でも、それでうつ病などの精神疾患になったらどうします?と返したくなってしまう。

 

先の記事にも書いたけれど、

自閉症のこの子たちは、心が弱い。

だからといって、理解や配慮だけを望んではいない。

本人が心の弱さを知り、気持ちに敏感になり、予防をしたり対策をしたりしながら

自分をメンテナンスしていく大人になっていかなければならないからだ。

それでもうまくいかないときは助けを求めていく。

柔軟でときに、強かになってほしいと願う。

だから、

本人には自分の気持ちに敏感になるようにずっと話してきた。

でも今のクラスは鈍感でないといられないと言う。

理系クラスは個性的な生徒の集まり。これはイメージ通りだった。

コミュ力が低い生徒が多い?これもそうかもな…となんとなく思っていた。

でも、個性的であっても自己中ではいけない。

自分と仲間だけがよければ、他の生徒が困ってようと無視というのは違う。

誰かが困っているのを黙って見てたり、見ないふりをしたり、笑ったりするって幼すぎな

いかい?

騒がしいクラス。仲良く話しをしているのはいいことだ。ただそれは、自分と仲間だけって?

クラスの中の大人な生徒たちは、おかしいと思っても自分を守るため、うまく合わせてい

るのだろうと思う。

それができない自閉症者にはつらい環境だ。

 

無理して友達を作らなくていいよ。

なんて言ってきたものの…ひとりで過ごしていくことはより辛いことが多いはず。

気にしない、仕方ない、と流し(鈍感になろうとし)、体SOSを発しているのに気がつけなく

なってしまっているのは危ういし、心配だ。

 

来月、個別面談があるので、そこで担任に話してみようと思っている。

聴覚過敏というワードがひとり歩きしないように、危機感も伝えたい。

疲れて体調が悪くなると、自分の弱い部分に影響が出てきてしまう。

こんなことから理解をしてもらおうかと思っているけど…。

そして、時々でいいので、声をかけたりして、気にして見ていてほしいとお願いしようと思

う。

本当はクラスの生徒たちが幼さに気がついていくことが一番だと思うけれど

先生がクラスをどう見ているか、指導する気があるかによると思うし。

残念だけど、いち親ができることは高校では、ないと思っている。

 

息子の課題は自分の気持ちに気がつくこと。

そのことに私は力を使おうと思う。

 

発達障がいの子は息子に限らず、すごくがんばっています。

なのに試練ばかり。

がんばった分だけ、耐えた分だけ、どうかどうか報われますようにおねがい

 

 

 

息子は高校2年生。

知的に遅れのない自閉症スペクトラム。

特別支援学級で9年間過ごし、全日制高校に進学しました。

 

入学して、部活に入って、毎日毎日忙しそうだけど、楽しそうで。

クラスに友達が出来ないのは心配だったけれど、母はこれが普通の学校生活

なのね…と、うれしくってうれしくって。

 

でも、ずっとうまくいくことはないようで、

 

高1の今ごろ、

先輩たちに理不尽なことをされ、とっても苦しみました。

先輩たちは許せないけど、部活は好き。

でも先輩たちとはもうかかわりたくない。

悩んで悩んで、休部することを選びました。

(2年生になると、退部しました)

 

こうして息子は学校での大事な居場所をなくしました。

 

クラスに友達はいない。

息子はこれから高校に通い続けることができるだろうか…と心配しましたが、

なんとか1年生を終えました。

 

これも一種のこだわり?なのでしょうか。

息子が高校に行けているのは、

「高校に入って、大学に行く」 という目的が明確であったからのような気がします。

支援学級しか知らない子が、普通高校に進学するのはとても勇気がいります。

先生は助けてくれないよ。

友達がだれもいないよ。

出身中学の普通学級の生徒に、自分が支援学級出身だと皆に話されてしまうよ。

バカにされて、友達ができないかもしれないよ。

進学校だから勉強が大変だよ。

体育が厳しくなるよ。

 

たくさんたくさん話して、それでもがんばるって息子は言いました。

きっと自分が想像していたよりずっと大変だと感じているはず。

息子の決意がどれほどだったのか…と、胸が締めつけられます。

 

2年生になった今も心許せる友達はいません。

いくら強い決意があったとしても、これでは心が折れてしまいます。

ここで役に立っているのは、地域のスポーツと音楽のサークルに所属していること。

働く大人や大学生がいる異年齢集団。

ストレスを発散するとともに、大人とのかかわりも学ばせてもらっています。

 

地域のサークルのおかげで、なんとか心を病むことなく、今も目標に向かって

かんばることができています。

大変だけど…本当に大変ですけれど真顔

 

 

大抵の私達の子どもは、体や心の不調に気づくのが苦手だそうです。

がんばり過ぎてしまって気づいたときには、風邪をひいて高熱を出していたり。

知らず知らずのうちにストレスが溜まって、動けなくなってしまったり。

息子の場合は高校に入ってからは風邪をひくことが多いです。

自分の感情や体調に敏感であることが大事。

これが息子が今後身につけていかなければならない課題のようです。

そして、

たくさん元気のでる趣味や楽しみを持つこと。

「大好きなスポーツをしたあと、すっきりしたという感覚を覚えておくんだよ」と話してみようかな。

ストレスの溜まりすぎに気づく一助になるかな。

3年生になるまえに、映画とかコンサートに誘ってみようかな。

いろいろ考えているところですおねがい