今夜は３０年来の友人夫婦と一献傾けるって事に相成りまして、お街の某所へ

「お疲れちゃ〜〜〜〜〜ん！！」

お通しで軽くビールを２杯

相変わらずうめいです。

そして、いつもだったら〆の特注握りが先に出ます。

牛のたたきの握り

整然と食べられるのを待つ握り

ウッヒョ〜〜〜〜〜、超うめい

たまらずジャパンです。

最高のマッチングですね。

そしてメインイベントの準備が着々と粛々と進んでまいります。

ジャン！！

ジャン！！

そうです、シーズン終盤の鴨鍋ですぜ！！

鍋奉行は親方です。

煮立つまでしばし箸休めで呑んで待ちます。

土鍋の蓋からいい感じで蒸気が出ます。

きた〜〜〜〜〜〜！！

たまらんですね

この時の４人は蟹食う如く寡黙です。（笑）

「あっ！！」っちゅ〜間に食べつくしてしまいました。（爆）

ってことはセカンドゴールデンタイムの時ではないですか！！

そう、このお出汁でおじやです！！

ああ〜〜〜至福のときです。

初老の４人は歳も考えず綺麗に最後の米粒まで食べつくしました。

大満足です。

いい店、いい酒、いい肴、そしてなにより一緒に飲む人ですよね。なんだか太田和彦みたいになってしまいましたので、河岸を変えましょう。

親方、ごっそさん！！

さて４人はぷらぷらと街をさまよい、駅前の雑居ビルの三階へ

カウンター７席の小さなショットバーです。

おいらのオーダーは、「腐りかけた奔放な熟女」（爆）

おバカな客のオーダーを真剣に考えるマスター、しかし、「どうぞ」と出てきやがりました。

なるほど、正しく「腐りかけの奔放な熟女」じゃないっすか！！（爆）

お疲れちゃんアゲイン

２杯目は「麦腹帽子を片手で押さえ、ひまわり畑を駆け抜ける１７歳の少女」

出てきやがりました。

うむ、確かに少女の息遣いが感じられます。うまい。

そして、ひとしきりダブルオーセブン話が盛り上がりまして、ボンドのピストルはワルサーPPKだった、最初はローレックスをしていたがある時からオメガに変わった、酒の蘊蓄がすごかった、やっぱアストンマーチンはかっこいい、などなど大盛り上がりです。

ですから３杯目は「ジェームスボンドはすぐ寝る」に決定しました。

そして、出てきやがりました。

流石です。すぐ寝そうになります。

いや〜今夜もいい酒でした。おバカなお客に相手してくれたマスター、重ね重ねありがとうございました。

街はちょうど人が旅立ったり或いは来られたりの時期でしょうか、大変賑わっています。
夜風も春らしくなってまいりました。酔い覚めの頬に微かな沈丁花の香りを乗せて撫でて行きます。

鴨鍋ナイト