2006-06-27 14:29:03

100回記念特集その② 高嶋政伸 ナポリ・ピザを食べ歩く

テーマ:B級グルメ

100回目特集第2弾世界のB級グルメ王を目指す、友人Tこと高嶋政伸氏のナポリピザ食べ歩き紀行

私は同行していないのだが、ナポリから戻ってからというもの、毎日のようにピザを食えピザを食えと呪文のように唱えるので、仕方なく食べに行くことにした。

氏曰く、その店のピザはナポリで食べるピザと同じ味だそうだ。

だからその店のピザを食べればナポリのピザのことがわかると言われたわけだ。

なんのこっちゃ?


でまぁ、氏ご推薦の「ピッツァ・サルバトーレ白金店」へと赴く。

シロガネーゼらしき物体がが優雅にランチをしていたりする、もちろんB級とは一切無関係の店である。

ホントにB級店にしか行かなくなってしまったので、この手の店に来るのは久しぶりだ。

何の感慨もない…やはり私のDNAはB級モノにしか反応しないようだ。

ナポリのピザと同じ味というマルゲリータのお味は「へぇー」。

もちょっと詳しく言うと45へぇーくらいか。

これが世の中で一番美味いピザだと言われても55へぇーくらいなものです、ハイ。



というわけで、いよいよ本題。名付けて「ナポリを見てから死ぬか、ピザを食ってから死ぬか!by高嶋政伸」

そんなわけで、7/8スタートの「人生はフルコース」(NHK)で、元帝国ホテル料理長・村上信夫役を演じている高嶋氏であるが、どうしてもナポリを見てから死にたいとのことで、イタリアへと旅だった。


さて、ナポリに着いた氏は早速、ピザを食べに行ったそうな。

その店の名は「ダ・ミケーレ」。


napori1

(「ダ・ミケーレ」前にて)


その店は、ナポリピッツァ協会に入っていないが、ナポリではキング・オブ・ピッツァと言われるほど有名な店らしい。

メニューはマルゲリータとマリナーラの2種類のみ。

この2種類だけでナポリっ子のハートをがっちりと掴んでいる、というのだからただもんじゃない店なのだろう。

氏はこう言う。

「ナポリのピザを食わずしてB級グルメは語れない、と思ったわけだ。

これがB級グルメの集大成。

あー、ピッツァ、ピッツァ、ピッツァ。ピッツァ イズ マイライフ

ナポリのピッツァを食べずして、B級グルメは語れないのだよ、ヨネバラくん!」

いや、わたしゃ、ヨネバラではないんですが…と酔いの回った氏の演説を聞きながら氏のピッツァ人生に思いを馳せたもんだ。

こりゃ、帰ってきたら、ピッツァ話を大盛りで聞かされるなと。



napori


(これが奇跡のピッツァである)


で、念願叶って、ナポリピッツァとのご対面となったわけだが、

氏はナポリピッツァの味をこう評す。

それはね、なんかこうパンチが効いてるってのかな?

さすがナポリ、って味なんだな。

生地はもっちり。

このもっちりがたまらんのだけど、東京でもこのもっちり感を味わえる店はあるわけよ。
でも、ナポリだと何かが違う。

何が違うんだろう…

結局、東京でも美味い沖縄料理は食べられるけど、沖縄で食べる沖縄料理はひと味違う。

あの夕日を見ながらのんびりとビーチでつつく沖縄料理は最高なわけですよ。

それと一緒かな…

いきつくところは現地で食べるものには叶わない、ってことなんだけどね。


ちなみにピッツァを彩る具はシンプルもシンプル。

トマトとバジルとチーズだけ。

高温でさっと焼いただけだから、実にフレッシュなんだ。

フレッシュ、フレッシュ、フレッシュ、思わず「夏の扉」を口ずさみたくなるね。

とかなんとか言っていたわけだ。


ちなみにナポリピザとはどういうピザかというと

その1 生地に使用する材料は小麦粉、酵母、塩、水

その2 生地は手だけを使って延ばす

その3 釜の床面にて直焼きをする

その4 釜の燃料は薪もしくは木くず

その5 仕上がりはふっくらとして「額縁」(周りの盛り上がってるところ)

その6 上にのせる材料にもこだわる

(以上、高嶋調べ)

だそうである。



「サルバトーレ」のピザも同じ味なんだが、ナポリのピッツァにはナポリならではのパンチがあるらしい

日本だとピザ、ナポリだとピッツァ。

それが気分というモノ。

日本で気取ってピッツァなんていうとなんか背伸びしすぎのような期がして気恥ずかしいが、そんな気分的なモノなんじゃないかと思う、結局のところ。



napori2

(ナポリではごくノーマルの「ジュリアーノ」の
ピッツァだがむっちりのもちもち)


そんなわけで、氏はピッツァを食べ続けた。

ナポリ中央駅前のなんてことはないピッツェリア「ジュリアーノ」でさえ美味だった、という。

さえないおっさんピッツァユーロが焼いてくれたんだけど、でも意外や意外、うまいんだな、これが。ナポリピッツァのレベルの高さを思い知らされたね」(発言のまま)

折しも、その日はちょうど日本サッカー界がオーストラリアサッカーのレベルの高さを思い知らされた時だという。

なんてこったい。


napori4

(「ジュリアーノ」でちょっと焼く真似をさせてもらいご満悦の氏)


そんなこんなで2週間、ひたすらピッツァを食べ続けたと言うが、でも、ナポリの最高はピッツァではなかった、らしい。

どういうことですか?

いやね、ナポリは魚がうまいんだよ。タコ、イワシ、鮭、シメサバ…いやー、美味いね、魚フライいけるねー。だからあれが美味いんだよな…」

あれって何?

ナポリで出会った人生最高の味はなんといってもボンゴレね。あんなに美味いボンゴレを食べたことはかってないね。特にねツイ・テレーサって店が最高ですわ、実際のところ


napori3

(氏の人生最高のボンゴレです)



ピッッアだけではない、ナポリの真髄に触れて帰ってきたわけだから、これで心おきなく死ぬことが出来るな…と言ったところ、氏はほくそ笑みながらこういうのであった。

今度はどこを見てから死のうか…ブエノスアイレスかロッキー山脈かルバング島か…いずれにせよ、とりあえず日本的には宮城湯入って死ね、ってことだろうね」と氏がお気に入りの銭湯でのんびりすりことを夢見て今日も酒を傾けるのであった…



●「Da Michele ダ・ミケーレ」

住所:Via Sersale 1-3-5-7

電話:081-5539204

営業時間:11:30~24:00

定休日:クリスマス、復活祭、日曜と8月の第二、三週







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2006-06-21 12:02:00

祝100回記念 世界最強のビアホールで憩う ~浅草「正直ビアホール」はふれあい酒場~

テーマ:B級グルメ

そんなわけで、めでたく100回目を迎えました。

ご贔屓にしていただいている皆様、ありがとうございます。

記念すべき100回目だけにここはひとつ、SPECIALな店で。

その名も「正直ビアホール」。

名前を聞いただけで思わずB級魂がうずく、浅草の外れにある素敵な店である。


shoujiki

(正直ビアホールの看板が燦然と輝く)



ビアホールといってもカウンター8席のみの小さな店だ。

昭和23年創業時の面影が残り…というか、そのまんまの風体を保っている。

店のそこかしこにみられる器具やら置物やらには58年くらいの年月が感じられ、それが心地よい空間作りに一役買っている。

なんというか、妙に落ち着くんですね。

いにしえのものに囲まれると人はなぜ落ち着くのか?

これからの研究課題である。


店を訪れるのは4年ぶりになるか。

当時も日韓ワールドカップで盛り上がっている時期であったのを思い出す。

時間は18時過ぎたばかり。先客は2人いた。近所の常連らしく、世間話に花を咲かせている。

小さなテレビからは巨人-楽天戦が流れている。

先代のご主人が大の巨人ファンで、ナイターを見ながら一喜一憂していたのを思い出した。

壁には年代物の巨大な長島の羽子板やら王のポスターやらが掛かっており、それもまたいい感じにひなびている。

そうそう、この店を初めて訪れたのが、15年ほど前。

無骨だが人のよいご主人が差し出すビールのうまさと和気藹々とした店の雰囲気に魅せられて、気が向くとよく足を向けていた。

当時のご主人は数年前に他界され、いまは奥様が3代目の主人として切り盛りをされている。


「ビール、お願いします」

60代とおぼしきおかあさんは顔にしわ一つなく、薄化粧も粋な感じだ。

サーバーは一つのみ。年代物のサーバーはいまどき珍しい氷で冷やすタイプの優れもの

風流な寿司屋なんかだとネタを氷で冷やしているところがあったりするが、まさにこの店も風流なビアホール


shoujiki1

(これが伝説を生み出すビアサーバーである)



ビールなんてものはキンキンに冷えていればいい、と思っている方も多いことだろうが、ところがどっこい、正直なビールを飲んでしまうと本当に美味なビールとは気配りなんだと思い知らされる。

極薄のグラスにおかあさんは丁寧に何度も何度も泡を切っては注ぎ直す。

その手間と愛情が極うまのビールを生み出すのだ。


まずはこの極上ビールを一杯いただく。

泡のきめ細かさなんかは、ちょっとビールの注ぎ方を習ったくらいの、なんとかマイスターなんかとは比較にならん。

適度に冷えたビールがゴクゴクと喉の奥へと消えていく。

うまい…なんというかしみじみとうまい

あっという間に一杯目を飲み干す。

メニューはビールのみ。

おつまみはチーズやら乾き物やらがビール1杯につき2品つく。これで600円。

2杯目をいただいているとまた常連のおかあさんがやってきた。

ママ、ママと呼ばれているからどこかの店のマダムなのだろう。

マダムはお手製のおつまみを持参してきた。

ジャガイモとザーサイの和え物だ。


shoujiki3

(マダムお手製のお総菜。ビールにピッタリの美味な一品でした)



先代の頃はおつまみに自家製のおでんがあったが、いまはなくなっている。ので、常連さんなんかはタッパに自家製のおつまみを持参してくるのである。

もちろん、見ず知らずの客にも振る舞ってくれる。

あたたかい…店もあたたかければ人もあたたかい。さすが正直者のビアホールだけのことはある。


いつの間にか私も話の輪の中に加わっていた。

常連さんたちが自然に話の中に引き込んでくれるのだ。

このあたりも実にあたたかい。

先代の頃はちょくちょく寄らせていただいてました、というと昔話に始まり、次から次へといろいろな話題が飛び出てきた。

興味深かったのは北野武のスポンサーの話。ダヴィンチコードの話から北野映画の話になって、スポンサーの話に飛び火した。某劇場の女主人やら某漁船の船長やらががっちり囲っていて、ちょくちょくたけしも顔を見せるとのことだった。

気がつくと2時間が経過し、ビールも5杯目が空になりかけている。

なんと居心地のよい店なのだろうか…

普通、ビールなんてものは1リットルも飲めば腹が一杯になって違うものが飲みたくなるものだが、ここのビールはホントに何杯もいける。

私も2リットル以上、飲んだ計算になるが、まだまだ飲み足りない、そんな感じだった。

実に不思議である。

ビール自体のうまさももちろんあるが、天下無双の居心地の良さも大きな要因であることは間違いないだろう。

帰り際にマダムは「お兄さん、表情がだいぶ優しくなったわね。最初はもっと険しい顔してたもの」と言って笑った。


なるほど…表情の優しくなる店か…愛川欽也チックなCMっぽいが、まさにこの言葉にすべてが集約されているような気がした。


後ろ髪が引かれる思いで店を後にしたが。また近いうちに店を訪れたいと思う。

今度は、店のお母さんやお客さんたちと同様のもっとよい笑顔が出せるだろう。

shoujiki2

(すんません、少し飲んでしまいました。

極上の泡をお見せできなくて残念)


正直者のビアホールは下町人情にあふれた素敵なお店なのである。



●「正直ビアホール」

住所:東京都台東区浅草2-22-9

営業時間:18:00頃から23:00頃まで

定休日:無休

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2006-06-07 13:46:51

ラーメン二郎に名前を譲った男の作る麺料理とは? ~雪が谷「麺でる」の異色麺~

テーマ:ラーメン

mixiのフォーラムなんかでも「ラーメン二郎」コミュが盛り上がっていたりするが(会員数:6月7日現在6502人)、本家・三田ではなく、分家筋が好きだという者も多数いる。

というか、最初に食べたのが本家以外の直系店旧二郎系(二郎フーズ系)亜流店であったりするとそれが「ラーメン二郎」の味だと思いこんでしまって、本家の味も知らずに「二郎うまい」と公言する者も多いことだろう。


しかし、二郎フーズ系や直系各店舗に関しては、ほとんどの店が「二郎風ラーメン」というべきか。

そもそも二郎フーズ系は2年ほど前までは「ラーメン二郎虎ノ門店」とか名乗っていたわけであるが、ラーメン二郎という名前が使えなくなって、いまや旧ラーメン二郎系とくくられている。

なんかご家庭でできるラーメン二郎、みたいなノリがいただけない。

味がね、決定的に違うんですわ。

その点、直系筋の二郎の中には、二郎テイストに近いものを感じるが、評価しているのは目黒、仙川あたり。

直系の中でもいただけない店は多々あるし、中には激怒せざるを得ない店もある。

直系にしろ旧二郎系にしても修行は一応、本店の厨房で働くのだが、そのシステムは自己申告制で3日でも3ヶ月でも本人が納得したら終わり、というものであった。

そのくらい適当なわけだから、味のばらつきもあって当然か。

特に麺なんかは自家製麺を義務づけているので、ひどいところになるととても二郎とは思えない店もある。

スープや具、盛りも個性的であるが、まずは麺が二郎でなければ話にもならない。

よって、やはり二郎は三田で食べなければ…と思ってしまうが、亜流店になるとこれはもうラーメン二郎という名前を使っていないので、どう料理してくれてもかまいません。

しかし、亜流店の中でも特に麺に強烈な個性があるという店があると聞いて重い腰を上げてみることにした。

店の名前は「麺でる」。ここは麺以外にも仕掛けがいろいろあるという。


「麺でる」の入り口には『ラーメン二郎という名前は私が三田の店長に懇願されて譲りました』という張り紙と共に商標登録が飾られてあった。

確か二郎のオヤジに「昔、ラーメン二郎という名前を商標登録しようとしたら却下されたよ、ガハハハ」なんて話を聞いた気がする。その後、「ラーメン二郎」のオヤジがほっぽといたのをいいことに「麺でる」のオヤジが商標登録をしてしまたのだろう。

真性ジロリアンである私からすれば、なんと姑息な…という感じだ。

でもって、ラーメン二郎という名前は使えなくなりかけたのだが、ラーメン二郎愛好の慶應法曹関係者が動いて、商品登録を譲渡させたと聞く。

その後、名前を譲ってしまった関係で長い間、名前がないまま営業していたのだが、ついに「麺でる」と決まったといういきさつがある。


自動発券機は新札が使えないため、とまどっているとオヤジがすかさず旧千円札を手渡ししてくれた。

新札は使えないから、これ使って

なかなかに愛想の良いオヤジだ。

二郎の商標問題からして、小難しい偏屈オヤジをイメージしていたのだが、どうもそうではないらしい。

しかし、まだ心を許すわけにはいかない。なにせ相手は二郎の名前を奪おうとした男なのだ。

メニューは二郎のように大、小で選ぶのではなく、チャーシュー麺やスープなしのまかない麺、それに爆弾なるトッピングもあった。

麺の盛りに関しては1/2、2/3、普通、多め、限界盛りとあって、どれでも値段は同じだという。

とりあえず、ノーマルラーメンの普通盛りをオーダー。

出てきたのはいわゆる二郎スタイルのラーメンだった。



menderu

(盛りが自由自在な麺でるラーメン)



チャーシューに関してはまったく別な代物だが、味はどうか?

ふむ、スープは二郎よりまろやか…というか深みが足りないというか、ま、直系のダメ店舗よりはマシといったところか。

で、こだわりの麺だが何にこだわっているのかと思ったら味ではなくてその形状であった。

つまり、普通の麺は1本のつるっとした麺なのだが、ここは日によって麺の形状が違うのだ

1本の日もあれば、 3本の麺が横に繋がった3本麺、5本麺、7本麺といくつかあってなんと14本麺まであるという。

あーた、14本横に繋がった麺なんて口に入りませんよ。

今日はあいにく1本麺の日であったため、ノーマルな麺を食すに留まったが、いずれまた14本麺を食べに来なければならないだろう。麺の数は月末に向かって徐々に増えていくという。

他にも唐辛子が詰まったにぎりめしサイズの固まりが入る爆弾や真っ黒麺の日があったり、二郎風ではあるが、いろいろと工夫はしているようだ。


kuro

(真っ黒麺はこんな感じ)



で、麺同様、オヤジもなかなかに個性のある男であった。

私が初めてこの店を訪れたことを感づくや、いろいろと話しかけてくる。

お客さん、二郎好き?この間、鶴見の二郎行ったけどスープがぬるいし、盛りも少なくてさ、あれはちょっとヒドイね

量。普通でいいの?足りなかったら言って」とか。

いやいや、じゅうぶん足りてますから結構です、とかなんとかいいながら食べきった。

どうもここのオヤジは麺の量に異常なる執着を燃やしているらしい。

麺が多ければエライ、と少なからずとも思っていることだろう。

なかなか早いね、次回は限界盛りにチャレンジしたらどう?」と帰り際に親父に言われた。

盛りの量よりも連チャン麺の方が気になります、と言うと「じゃ、今度は月末に来な、14本麺とかあるから」とガハハとオヤジは笑い飛ばした。

ラーメン二郎商標問題はムムムだが、B級な店であることはよくわかった次第である。



●「麺でる」

住所:大田区 田園調布 1-21-2

営業時間:12:00~14:00、19:00~20:00

定休日:水曜

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