ドラえもん愛。〜南極カチコチ大冒険〜 | あゆみの歩み。

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ぼちぼちボソボソ書いてます。

こんばんは。




ものすごく長くて、私のドラ愛の異常さにひくと思いますので

ドラえもんに興味ない、そして長文うざい人はどうか読まずにスルーしてください…。



新作映画ドラえもんを見てきました。





映画ドラえもんは1980年の初回から全て見ています。


まだ小さくて映画館にいけないような頃のは、ビデオで、DVDで、何度も。




好きな作品の「鉄人兵団(リメイク前)」は多分200回以上みてセリフも覚えてます…。



F先生が亡くなってから

正直、映画ドラえもんは1998年の「南海大冒険」以降、ほんとに脚本のレベルが落ちたと感じてました。



あの南海大冒険のときはまだ小さかった妹と一緒に見に行って、あまりのつまらなさにショック受けたくらいでした。




さようなら、私のドラえもん…と。





それでも、一応毎年、映画館には足を運んでいました。



リメイクものとオリジナルストーリーものと、ここ10年数年くらい交互にやってる映画ドラえもんシリーズ。



リメイクが良い出来なのは当たり前で(原作が元々良いから)リメイク以外で唯一、脚本が奇をてらってまずまずなのが「ひみつ道具博物館」かなと思っていた程度。



そして、今回の「南極カチコチ大冒険」もオリジナルストーリー。




正直、全く期待していませんでした。

むしろみくびってました。




あちこちで目にするCMやらキャッチコピーが、やたらとわざとらしいクサさ全開だったので


ああ、またか…と。

またあの泣かそうぜ的ダサい演出狙ってるのか…と。


少し前、映画の絵の質も、何を狙ってなのかクレヨンで線引いたみたいなタッチにしていた時期もあり、

それもくどくて「こう思わそうぜ感」満載で、ちょっと嫌いになるのを我慢していたこともあります。





そして


今年の南極カチコチ大冒険………



一言、







おかえり、ドラえもん!!!!!



( ;  ; )







私は計算力の低い、ただただクサいだけの演出が嫌いです。


BGMでごまかすような、こう思わそうぜ、泣かそうぜ感満載の


あざとくて、わざとらしい芝居が、映画が、ドラマが、音楽が、本当に大嫌いです。



こんなダサいものばかりが世の中に転がっているのは、言葉は悪いけど、バカでも誰でもわかりやすいからかなと理解してます。


高級なワインと同じで、舌がバカだと理解できないから

わかりやすい手頃なものが増える仕組みなのかなと。(ちなみに私はワインわかりません)






南極カチコチ、多少、必要な場面での音楽使いはもちろんありました。


でもこの20年、F先生が亡くなった後の映画演出とは雲泥の差。




大事なセリフ裏のくさいBGMなし(のび太の1番いいセリフが静まり返ったあの緊張感よ!)、


無駄で下世話な挿入歌なし(平井堅はエンディングのみ)、


集中力ある子供でないと理解できない丁度いい謎解き感(この20年頭バカな人用に作ってんのかと)、


子供が泣き出さないレベルの良い不気味感(絵質だけもうちょっと不気味でもよかったけど)、


せつないけど爽やかさの残る静かなラストシーン(センス!!!)





あああ( ;  ; )( ;  ; )( ;  ; )



おかえりなさい、私の大長編ドラえもん!!!!!



お願い!!!!!

この高橋敦史監督に来年以降もドラえもん映画作ってもらいたい!!!!!



千と千尋の…に関わってた方のようです。


そういえば、ジブリっぽいのが一匹………




パオパオとユカタンが水色と黄色とか、

とりよせバックとタイムベルト映画に使うセンスとか、

時系列の丁度いい難しさとか(魔界大冒険や大魔境を思い出す……)

センスある笑いどころとか、


これなんです。この流れとあざとくないちょっとしたこだわりこそが大長編ドラえもんなんです………



誰にもわかってもらえないので独り言を長々と書きました。

唯一、弟だけわかってくれた…(見終わってすぐLineした…)




とにかく本当に、今日はうれしかったです。


おかえりなさい、大長編ドラえもん!!!!!




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