(第五章)6~10(オルクス) | ~トーラムメモ(オルクス兼)~

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【注意】
・主にシナリオの感想・考察・NPCまとめになるため、倒し方とかの攻略系は有りませぬm(_ _)m

※ネタバレ注意!

6.シェトーのよろず屋
大盆海峡道3の技術者トッドに話し掛けて開始。
主人公はトッドに、シェトーへの道案内を頼み、ムーニャという人と連絡をとりたい旨を伝えた。

トッド「ムーニャやて!?よりによってあいつを探しとったとはな…分かった。いつもの所にいるやろからすぐ連れてくるわ。」

トッドはよろず屋ムーニャを連れてくる。

ムーニャは、トッドと同じ親方の下で学んだ好敵手らしい。

トッド「俺が思うに技術者言うんは、他の事にわき目もふらずに物作りに性を出し続ける不器用な…」

ムーニャ「おー、君がシオンくんが言ってた人?今日のウチは配達屋さんやでー。
はい、ちゃんと申請して取っといたよ、君の通行証。」

シェトーの街への通行証を受け取った。
今度は何を始めたのかと尋ねるトッドに、ムーニャは全てを始めたと宣言する。

ムーニャ「みんなが本職をおろそかにするな、言うてくるから、何でも屋を名乗る事にしたんよ。何でも屋が本職なら何してもええ。天才技術者にふさわしい柔軟な発想。正直同じ事しとったら飽きる‼」

するとムーニャは、先ほどのローブに気づいて興味を示し、トッドからもぎ取った。

ムーニャ「流石やねぇ。経年具合から見て、これ親方の所におった時代に作っとった奴やん?あの頃でもうこんな金属繊維に魔法を混ぜ込んで、破綻させんと一枚のローブとして成立させとったんやねぇ。
あ、これでっかいポケットついとるやん。なに入っとるん?」

トッド「知らん。鍵かけられるようにしてあるし、前の持ち主が入れたまんまの何かが入っとるんやろ。対の鍵は見つからへんかったな。」

それを聞いたムーニャは、盗賊は中に何か良い物が入っていると考えたから盗んだのだろう、と推測した。
ムーニャは主人公に、シェトーの中でシオンに関する詳しい話をすると言い、鉄屑探しのために去っていった。
シェトーの中に入り、先に戻っていたムーニャに話し掛けた。

END
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7.厳戒地区ダレス
よろず屋ムーニャに話し掛けて開始。

ムーニャ「まずはシオン君の伝言を伝えるね。
『ちょっと紹介したい人がいて、その人の都合上、人目に触れる場所はまずい。だから厳戒地区ダレスで待ち合わせたい』やて。
『厳戒地区ダレス』は何年か前に廃棄宣言が出て、立ち入り禁止になった区域やね。今は何か王宮の施設の代わりに使われているみたいやけど、ほとんど人の出入りはないって。」

しかし、少数であるものの警備もあるため、警備の目をかいくぐる為に下調べしておいた方が良いと言う。
ムーニャ自身は色々な事をしたせいで警備の人達に警戒されており、色んな所を盗み見るための機械も製作途中なため、主人公が下調べする事になった。

クエスト受注。
ムーニャのミッション「厳戒地区ダレス」を選択、ボスのサンドワームを倒してムーニャに報告する。

ムーニャ「こっちもさっきシオン君に連絡投げといたよ。今晩厳戒地区ダレスに来てくれると思う。」

警備の人達には見つかってしまっていたものの、主人公が片っ端から撃退したので、今晩中に行けば間に合うだろうとの事。

END
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8.ナイトウォーカーズ
よろず屋ムーニャに話し掛けて開始。
警備が麻痺している間に、主人公はシオンと会うため厳戒地区ダレスに向かった。
厳戒地区ダレスに遷移。

シオン「どこから説明したものか…ここの物々しい警備から話そうか。このダレスでは奇妙な怪物が育てられているみたいなんだ。
なんでもアレメスという奴がここの管理者で毎日奇妙な実験生物を、イドリスの国務として育てているらしい。
らしいっていうのは、全部カービド議員とジャービル議員という、これから会わせたい人から聞いた話だからなんだ。
イドリスの中心であるシェトーは、イドリア元老院が統括しているんだけど…どうも最近スフィア管理官という役職でやって来たアレメスって奴が問題らしい。
僕はエリスさんに頼まれて、イドリスと新規独立国との関係に関わる書簡を届ける役回りをしていた。それで、イドリスの問題をちょっと相談されてね。その辺は直接聞いた方が良いと思う。
カービド議員達は近くに隠れてもらっておいたんだ。アレメスに見つかるわけにはいかないからね。」

シオンは主人公を、カービド議員達が隠れている場所まで案内した。そこには、サンドワームに踏みつけられている男がいた。

カービド議員は、既に致命傷を受けていたが、主人公の存在に気づき幽かに手を伸ばしてきた。

カービド議員「あなたがスフィアを操作する資格をお持ちの方か…教えてくれ…イドリスの国境スフィアが…本当に無事なのか…オルギアンの目的は…」

その時、謎の仮面が現れた。

謎の仮面は、昨晩入り込んだ不審者を警戒して厳戒令を出していた中でダレスに入り込んだ為に、不幸な事故が起きたと言う。
謎の仮面がアレメスだと知ったシオンと主人公は、その場から逃げた。
その先で、主人公はブッフォの男(商人見習いグランコ)を発見した。

周囲を見渡したが、シオンとは途中ではぐれてしまったようだ。
グランコも警備から逃げていたそうだが、屋根の上から飛び降りた際に、服が傍にある荷物に引っ掛かって動けないようだ。

選択肢→助けるorやめる
助けるで進行。主人公はグランコの服を引っかけている釘を引き抜いた。しかし、外れた拍子に積荷が崩れ転がり落ちる音が周囲に鳴り響いてしまった。
その音を聞きつけて、二人の男がやって来た。グランコによれば、一人はジャービル議員であり、グランコをここに連れてきた人物らしい。
もう一人は、サンドワームに襲われかけたジャービル議員を助けた剣士であった。

見知らぬ剣士「今このダレスは厳戒令の元、不審者を見つけ次第殺してでも捕らえようとしている。街まで逃げる経路はまだ確保できているが、どうする?」

ジャービル議員「グランコ君は、私とカービドが開けられなかった途中の錠前を壊して開けてくれたんだ。善意の第三者を巻き込んでしまったのは申し訳ないと思っている。連れていってやってくれ。」

ジャービルの頼みを受ける剣士。剣士は、会話の中に出てきたカービドが誰なのか尋ねる。

主人公はカービド議員の身におきた事を説明した。

ジャービル「そうか…。しかしそれを知っているあなたは…そうか…あなたがシオンさんが言っていた国境スフィアの知識はないが国境スフィアを操作する血筋を持つ者。
薄々察してはいたが、外国の王族なのだろう。知識が無いのは傍系か…
貴方の来訪は分かってはいたのだ。国境スフィアの反応に監視をかけているから報告がすぐ入ったのだ。どこの国の方かまでは分からなかったが…万一レームあたりからだったら大事になる。元老院は異常事態として、捕縛命令を出した。
しかし…私とカービドだけは察していた。元々シオン殿に頼んで、国境スフィアを扱う資格を持った者を秘密裏に呼び寄せてもらうことにしていた。本来なら我々が貴方の事を保護すべきだったのだ。すまない…」

見知らぬ剣士「今夜、アレメスに疑念を抱く者達がここで会合するという情報を聞いてはいたがそういうことだったか。」

ジャービル議員は、アレメスの目的を探るために、以前から外国の王族の力を借りようとしていたらしい。
そこへ、スフィア管理隊長アレメスとサンドワームがやって来た。

見知らぬ剣士は、アレメスが自身の名前を知っている事に驚く。

アレメス「運が良い。助けようとしていた相手が裏切り者であったなら、今頃お前は騙されて逆に捕らわれていたかもしれん。」

ザインが困惑する一方、グランコは懐から大きなオレンジほどの大きさの機械の塊を取りだし、アレメスへ向かって投げつけた。機械の塊から投網のようなものが飛び出し広がり、アレメスの体に覆い被さり、彼の動きを止めた。
サンドワームは主の危機に混乱している様子だ。その隙に、主人公達は見知らぬ剣士に案内されてその場から逃げた。

ジャービル議員「分かっている。アレメスの行動を不審に思っている同士というだけだ。
あぁそうだ。外国の王族の方。まだ貴方の名前を聞いていなかった。」

主人公はは名乗った。

ジャービル「まさかとは思ったが…いや、レーム王が行方をくらましている事は聞いていた。何故貴方が協力してくれるつもりになったかは分からないが、背に腹は変えられない。
シオン殿とまた連絡がついたら貴方と会う機会を作りたい。我々は事を急いで、返って手順を誤ったようだ。まさかアレメスが、こうも容赦なく危害を成すとは…議会で騒いだところで、事故という事で済まされる。
彼は特別な地位を得ている。シェトーに留まって我々の連絡を待ってくれると言うなら、あなたも気をつけた方が良い。元老院もアレメスも、あなたを街から排除しようとするだろう。」

主人公は、グランコと一緒に街まで戻る事になった。グランコは、街の人達には主人公の事を黙っておくように言ってくれるらしい。
シェトーに遷移。
主人公は、王族関係の部分は伏せてムーニャに大まかないきさつを説明した。

ムーニャ「それはやっかいな事に巻き込まれたかもしれへんなぁ。
あんね、イドリスでは十数年前に王政を廃して、新しい国境スフィア管理方法を取り入れたんよ。スフィアを管理できる生物を育ててるんやってさ。で、その生物の飼育とスフィアの管理をしているのが、スフィア管理隊。
いうても、その人達の正体って謎なんよね…どっから誰が連れてきたんやろ?って。
それにしても、シオン君ともはぐれてしもたんか…ひとまずシオン君との連絡場所に手紙を置きに行くな。」

END
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9.強盗団の長
よろず屋ムーニャに話し掛けて開始。

ムーニャ「さっきグランコさんが、君を見かけても貴族達には内緒にしといてって皆に言うてはったよ。あの人あれで結構顔が広いからねぇ。
せや、トッドのローブな、うっかり持って来てしもたけど、市場に返しに行かんと悪いやんね。代わりに行っといてくれへんかな?
ウチ今、偵察用機械の製作の佳境でな。飽きる前に仕上がらんと、永遠に完成せえへんくなる。」

主人公はトッドのローブを受け取り、商人ムスフィに届けに行くついでに、近くにいた商人見習いグランコに挨拶した。

ムスフィ「おぅ、グランコを助けてくれたってのはあんたか。俺からも礼を言っておくよ。こいつあのまま捕まってたら、今頃偵察に来た自立派のブッフォだと判断されて殺されていたかもしれん。」

グランコ「自立派がシェトーの中へ偵察にやって来るってのはないでしょ。自立派は適度に街をぶっ壊すのが目的で、制圧したり徹底破壊するつもりはないはずじゃ?」

ムスフィ「最近はそうでもないぞ。って、(主人公)さんを置き去りに話を進めちまった。悪い悪い。」

主人公はムスフィに、市場から盗まれた品を取り戻した事を伝えると、グランコは驚いた。

ムスフィ「言っただろ。最近は組織だって計画的に強盗して行く事もある。お前がいない時にうちもやられたよ。商品大量に持ってかれた。ジローナの奴が煽ってる一団だよ。」

グランコ「あいつ…まだ色々やらかしてるんだな…」

主人公はムスフィにトッドのローブを渡そうと差し出した。その瞬間、横合いから何か素早いものが掠め、気づくと手のひらからローブがなくなっている。
ムスフィは近くにいたブッフォの方を向いた。

ブッフォの女が手に持っていた棒は、こちらに見せつけるように伸び縮みした。伸び縮みする棒の先には、トッドのローブがついている。

謎のブッフォ「みんなの働きには報いなければいけませんからね。失敗をなじるのではなく、失敗を上手く補充してあげるのが、上に立つ者のつとめです。
部下が回収に失敗したものなのだから、代わって盗りに来ました。」

グランコ「お前、まだそんなくだらない事をしているのか。返せ‼」

グランコはジローナに飛びかかったが、ジローナは以前グランコが投げた物と似た機械を投げてきた。機械から広がった網が、グランコを捕らえてしまう。

謎のブッフォ(ジローナ)はローブを身にまとうと、姿が消えてどこへ逃げたのか分からなくなった。

ムスフィ「最近どいつもこいつも『投網玉』持ってるな。いや…いいよ。今は在庫が心もとないが、次の仕入れがそろそろ届くはずだ。それまでやられたら、いよいよ破産だけどな。」

グランコ達は、ジローナとは面識があるようだ。

END
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10.偵察機試験起動
よろず屋ムーニャに話し掛けて開始。
シオンからの連絡はまだ無い一方で、ムーニャは偵察機の試作機を完成させた様子。

ムーニャ「危険な所含めて探し回るのに、生身で移動ってのは危ないやん。せやからこれを使うて、色々な場所を調査したいんよ。
ただなぁ…まだこれ動作確認が出来てへんねん。何でかって…苦手なんよね、機械に身を任せるの。怖ない?
それでな、君が偵察機を動かしてみてほしいんよ。」

怖い事を主人公に頼むのね…。
クエスト受注。

ムーニャ「早速偵察機の挙動を説明すんな。
偵察機自体は飛行魔法をレアン鉱から引き出して飛ぶ小型の機械やねん。だだこの偵察機は、最近イズモの方で大量出土したっていう奇妙な鏡の欠片いうか、巨大なウロコみたいな物体を搭載しとってな。密かに入手したこれを、私は映写片って呼んでるんやけども。映写片の正体は不明やけど、色々と面白い魔力を帯びとる貴重品なんよ。」

ムーニャは鞄の中から球状の機械を取り出した。

ムーニャ「ほんで、この操作球。こっちにも映写片が搭載されとってな。偵察機一台と対になっているんよ。これで偵察機を操るんや。
起動させると意識がまるで偵察機と同じ位置にあるような感覚に陥る。君が動き回ろうとすれば、偵察機が動き回り、偵察機に映る景色も移動する。」

ムーニャは主人公に操作球を押し付け、何かに触れて起動させた。
視界がヤム・ネヘダー平地1に遷移する。
開けた地1で、どういうわけかムーニャの声が耳元で聞こえた。

ムーニャ「偵察機はヤム・ネヘダー1に飛ばしとるから、周りに変な岩とかあるんちゃう?もうちょい前に進んでみ。」

主人公が開けた地2に進むと、再びムーニャの声が聞こえてきた。

ムーニャ「ええ感じみたいやん。後は、偵察機がある位置を知る実験もしたいな。目立つ何かがある位置まで移動してくれへん?後で確かめに行って、正しい座標か判別しやすそうな場所がええね。」

主人公は特徴的な岩の前に移動した。

ムーニャ「そしたら、操作球の右手にかかってる突起を曲げてみ。」

主人公は操作球の突起を折り曲げてみた。
瞬間、何故か視界が眩しく輝き、紅蓮の炎に包まれ、視界はシェトーに戻ってきた。

ムーニャ「ありゃぁ…これは失敗やね。反応からして爆発して吹き飛んだと思う。
座標出力はかなりのエネルギーを必要とするしなぁ、やっぱり材料が足りん状態やと無理やったか…。
いや、最近レアン鉱の値段が高騰して、必要分手に入らんかったからなぁ。ちょっと挙動が怪しいかもとは思ったんやけど、ひとまずある燃料だけで動かしてみたんよ。
…まぁ、無理を通してええ事はあんまないな。」

END
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(第五章)11~15

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