(第五章)71~75(オルクス) | ~トーラムメモ(オルクス兼)~

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【注意】
・主にシナリオの感想・考察・NPCまとめになるため、倒し方とかの攻略系は有りませぬm(_ _)m

※ネタバレ注意!

71.人のまま変わる者達
シェトーの遺跡ハンター組合員ナジに話し掛けて開始。
ナジによると、モフセンが先程の大霊廟の調査中に、小さな声を聞いたという。
防衛が麻痺している今なら、声の正体がスルターナかどうか皆で探しにいけるだろう。

クエスト受注。
ハヤー王朝大霊廟に自動遷移。
声を聞いたという場所に辿り着く。

モフセンの調査では、ここには壁の中に閉じ込める罠があるらしい。スルターナもこの罠にかかっている可能性もあるようだ。
ナジが持ってきていた遺跡発掘用の安全な爆発弾が一つだけあるので、一ヶ所の罠だけなら掘り返せるが…
その時、鉱物鑑定官マニクが皆を呼んだ。

マニク「これは…俺が前に少しだけ見た奴だ。確か隠し事を暴くのに使う魔法だったと思う。
こいつがここにあるってことは誰かが隠されたものを暴く魔法を使ったのかもしれない。で、よく見たら近くにこんなものもあってさ。」

マニクは右手に持っていた紙切れを皆に見せるように持ち上げた。
大きさから見て、スルターナがツァディーでで読んでいた手紙の様に見える。

『遠い昔、魔女は世界各地の国々にスフィアを与え、人類を精霊から隠すよう、王族達を選んでその管理の印を与えた。
だが同時に、魔女は人の命を簡単にもてあそんだ。魔女は人類を保護するが、それは魔法を使うための生贄として、絶やす事が出来ないからに過ぎない。彼女らにとって魔法こそが命そのものなんだ。
人類は緩やかに魔女の食い物にされたまま、しかしその庇護がなければ、たちまち精霊に滅ぼされる存在。自らの意思で歩くこともできず、生きる事すら出来ず、ただ供物されるために飼われている家畜。魔王の苗床。
しかし精霊に見つかり、ジンが入り込んだ事で、イドリスのスフィアの制御を魔女は失った。かの魔女達も、大昔ほど大きな力は残っていない。今の魔女の力では、古代スフィアを復旧させるための印は作れない。
イドリスは魔女の支配から外れた。もはや自由だった。自らでは生きられない家畜が、補食動物のいる外の世界へ飛び出す、死の瞬間までの自由だったとしても。
せめて一瞬だけでも何からも隠れず、支配されず自由に走る事が出来る。私はそれを願っていた。そのはずだった。
しかし貪欲にして残酷で美しき魔女、このイドリスを長らく影から支配してきたアルラウネ。彼女は、イドリスの民を飼育し食らうことを諦めなかった。禁断の千の矢を民に渡した。』

あのムァミーン、魔女アルラウネだったんか…

『精霊の目の届かない異界で飼育できるよう、生贄にできる最低限の部分だけを残して、イドリスの民の体を作りかえるつもりだ。もはや人でないものに。
許し難いと思うが、あなたが同じに思うかは分からない。ただ、私が魔女の手から民を護るために、スフィアの修復印を使う事は出来ない。
あれは、まだ印を刻んだ事のない体に刻む必要がある。しかし、スフィアの停止によって、アルラウネがスフィアにかけた支配が解けている。
今のうちにスフィアを復旧し、その力でアルラウネを国境の魔力で追い出すしか、彼女の手から逃れるすべはない。彼女にスフィアの復旧手段を奪われればおしまいだ。
あなたに印を死守する意思があるのかも分からなければ、家畜であることを止めようとする意思があるかも分からない。
ひょっとしたらあなたは魔女に、イドリスの民を家畜として生き延びるよう、売り渡すかもしれない。
だがもし死守出来るというというのであれば、もしもまだ、この残酷な世界で自らの足で立とうという意思があるのであれば...』

ここから先は引きちぎれていて読めない。
ジャミレは、スルターナはこの手紙を読んでこの場所に来たのではないかと推測する。

ナジ「待ってくれ。誰が魔法を使ったかは分からないが、この魔法は隠されたものを暴くものなんだな?
それで、スルターナさんが持っていたはずの手紙が落ちてるのなら…」

マニク「本人に『隠れた』つもりはないだろうが、罠によって『隠されてしまった』とは思っているはずだ。」

皆の推測によると、スルターナは罠によって閉じ込められてしまい、その拍子に持っていた手紙を落としたとの事。
早速ナジが、爆発弾で壁を破壊すると、壁の中からスルターナが出てきた。

モフセンは、スルターナに手紙の件でここに来たのか尋ねる。

スルターナ「ちゃんと装置は稼働できたんです。スフィアの制御を取り戻すための印。その印を刻むための装置があったんです。」

スルターナの手首には、何か紋が浮かんでいる。

スルターナ「何かの判定を受けている感じではなかったので、多分、王族でなくてもつけられるんだと思います。これを使えば、王宮のスフィアの制御を取り戻す事が出来るはずです。」

モフセン「そんなの俺達が探したときは誰も見つけられなかったと思うが…」

スルターナ「合言葉を言わないと開けられない扉が一つあって。
本当は何かの儀式で習うもので、私はまだ習ってなかったと思うんですけど、昔に姉さんに内緒で教えてもらった事があって…。何のためのものか、あの時はわからなかったけど、使ってみたら秘密の扉の開き方だったんです。
この手紙を書いた人は…姉さまですよね。姉さまは多分…いえ、今は言っても仕方ありません。
これがあれば、人を人でない物に変えてしまうオルギアンを追い払うだけでなく、王宮から溢れだしたあの化け物からも隠れられるはず…ですよね?」

ナジは、王族のスルターナを閉じ込めるような、霊廟の防御機構の適当さを指摘する。

スルターナ「ここの機構、私が来た当初は稼働してなかったんです。色々探すのに夢中で、ご先祖様達の墓を蹴散らして…それで怒らせてしまったみたいで。
臣下の死者を蘇らせて襲ってきて、ここに逃げ込んだらこんな事に…ごめんなさい、皆まで危険な目にあわせて。」

ナジ「いや安心した。大事なことのために、先祖の墓を足蹴にできるあんたは、きっとハヤーの過ちを受け継がない。
俺達は人間のまま生まれ変われるはずだ。別の物に、何にだってなれる。
人間でなくならなければならないなんて認めない‼確かに間違った判断は山程してきた。だが、それでも人間のまま生まれ変われるはずの世界だった。
今に比べれば、嘲笑われても、昔の方がずっと良かった。ハヤー王朝は、人間のまま生まれ変わり続けてきたのだから‼だからあなたに託すよ。
そのスフィアのコントロール権の印。少なくとも、生まれ変わろうとし続けていたあんたには、渡せるから…」

主人公達は、シェトーに戻った。

END
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72.再起動へ向けて
シェトー 街角の陰にいる剣士ザインに話しかけて開始。
医師見習いスルターナが手に入れた印でスフィアを稼働させれば、王宮のジンを止め、人が怪物になる現象も止め、オルギアンも追い出せるかもしれない。
スフィアの補助機器が壊れている可能性も考慮して、よろず屋ムーニャも同行することに。
ザインは、主人公に護衛を依頼する。

クエスト受注。
スフィアが置いてある王宮のメレカジ・アレモンへ遷移する。
安全に作業ができるように、ジンの幼生を討伐した。

END
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73.クロニクル・イドリス
よろず屋ムーニャに話しかけて開始。
ムーニャの点検では目立った異常は見つからなかったので、スルターナは印を起動させた。
スルターナは目を閉じて集中しているように見えるが、スフィアには何の変化も起こらない。
何か様子がおかしいと察した主人公は、スフィアに近づく。

スフィアを見つめていると強いめまいに見舞われ、
カリヤット・ヌジュムに遷移。
スルターナも同じように遷移していたようだ。
そこでは、二人の古い服装のイドリア人がしきりに話し込んでいる姿があった。
主人公らの姿は見えていないようなので、二人の会話を聞いてみることにした。

女「では、こちらの発掘はもう止めてしまっても良いと。しかし、先ほどもあちらで奇妙な釜が出てきたんですが…」

釜…

男「今はそんな用途の分からんものは捨て置け。それより、見ろ、この紋を…
こいつでハヤーの連中に、目にものを見せてくれる。イドリスは、あんな野蛮な連中に渡すためにはない。
王の簒奪(さんだつ)など、許してはおけん。アイル朝はイドリスの永遠だ。必ずや返り討ちにしてみせる。
王はこれを『月のカッファーラ』と名づけられた。隠した物を部分的に暴く紋を、扱える形に落とし込んだものだ。ハヤーの血筋の人間に的を絞るように調整したのだとか。
一度起動すれば、炎が彼らに降り注ぐ。奴らにこのスフィアは、絶対に渡さん。」

スルターナによると、アイル朝は100年前に滅んだハヤー朝の前の王朝らしい。
古い服装の人がスフィアに軽く触れた瞬間、また強いめまいを感じ、
リギリリ王国鉱山に遷移。

スルターナの姿も見当たらない。
アレメス?は、なぜ人類はスフィアにすがるのか、と尋ねる。

???「精霊は心を手繰って生き物の位置を知るから、自分達が精霊に嫌われた存在だ、というのを忘れさせる事が必要なの。
スフィアは人類の代わりに記録を取り、ものを覚え、必要な判定を下し、人を隠し続ける。
この鉱山はね、元々存在しなかったものよ。かつてここにあったのは、レガリア…フォイルニスの大釜。遠い昔のオルギアの崩壊の時、ここに墜落していた。
それと、私達がこれから使う、アイル朝の兵器『月のカッファーラ』の材料となった紋も落ちていた。」

先程の女が見つけていた釜は、レガリアだったのだろうか?…レガリアの釜はプリアモスの、だった気がするが…(^^;
月のカッファーラは???が持ち去り、大釜の方は他の魔女に譲り、代わりに「セフィラの器」を譲り受けたという。
セフィラの器は、ブッフォにも動かせる特殊なスフィアを起動させるために必要なものらしい。

アレメス?「そうしてあなたからお膳立てとスフィアを受け取ったブッフォ達が作った王国を…あなた自身が滅ぼすわけですか。
『月のカッファーラ』を用いて。」

???「まさか、シェトーの方のスフィアが駄目になるとは、私達にも分からなかったのよ。
そういえば…イドリスから次々と人が消滅した事件。何故起きたか説明できるかしら?」

アレメス?「わが父バスイットが連邦制によって国土を次々に拡張し、稚拙なスフィアの扱いでは民を精霊の目から護りきることができなくなった。
結果、一部の地域が精霊に見つかり、その尖兵ジンによって滅ぼされた。」

???「シェトーのスフィアは寿命が来てしまっている。確かに領土の拡大も一つの原因。
だけれど、大釜をこの地の外へやってしまったことも原因の一つだったと判明したの。
あれは不死性をもたらす。同じ古代魔法のかかったスフィアを、自動的にある程度補強してくれていたみたい。
私だってシェトーから奪うばかりではないの。だからこうして、人間以外の物にスフィアを管理させる実験を打ち切って…ブッフォに授けたスフィアをシェトーに戻してあげるのよ。
ブッフォ用に調整してしまっているけれど、起動停止さえしなければ問題ないわ。」

アレメス?「…何故そこまで語った?」

???「私は多くを語ることを私自身に命じたかわりに、多くを忘れさせることも命じた。そうすれば…危険を少なくしたまま、何か思いもよらない事が起こるかもしれない。
それは、この一万年の人類の眠りと停滞を、揺り動かすものかもしれない。
さて、あなたが忘れたいと思ったことは、忘れられるように魔法をかけておいたわ。それでも忘れてはいけないこともあるわね。あなたの役割を覚えているかしら?」

アレメスの役割は「月のカッファーラ」の的になる事。アレメス?には直接着弾しないよう調整されているらしい。
謎の女がスフィアを軽く指先で突いた瞬間再びめまいがした。
同じ場所のようだが、周囲が騒がしくなっている。先程までいた謎の女はいなくなっていた。
そこへ、ジローナ?が駆け込んでくる。
ジローナは先程のアレメスと謎の女との会話を聞いていたようだ。

ジローナ?「兄様の王国はスフィアなんてなくても成立するものでしたわ。スフィアくらいいくらでもお返ししましたのに…
何故王国ごと滅ぼそうとするのですか!!」

アレメスに止めるように言うが、自分はオルギアンに頼る他生きる道は無いので、止めることはないらしい。
そこでジローナは、アレメスの家族に報復するぞと脅が、シェトーに落ち延びた妹の事は自分とはもはや関係無いと言う。

ジローナ?「私とリギリリ兄様だって義兄妹ですわ。でも、本当の兄妹に決まっております。
私、昔は手当たり次第盗むは壊すはしておりましたわ。でもみんな、その場で止めもせずに知らん顔してますのよ。みな私に関わるのが嫌だったのですわ。
でも、ある時私が暴れているところに輪って入って、やられていた者に謝った方がいましたの。それがリギリリ兄様でしたわ。
私自身が罪を償えるよう、手を焼いて下さったのです。その時からリギリリは私の兄様なのです。
わ…私怖いブッフォですのよ。本当に必要になったら、昔みたいに暴れて差し上げますの。だから…あなたもシェトーを護りたいなら…」

アレメス?「どの道手遅れだ。何を言った所で、その兄王殿はもはや命ももたない。
私の持ち込んだ実験動物が屠った。
見に行きたいなら見に行けば良い。もっとも周りはもう火の海だが。」

ジローナは出口に向かって走り出した。
これが、ジローナが暴挙に出るようになった原因なのかな(゜゜;)
アレメスは出口の方を睨み付けている。

アレメス「オルギアンに抗う…だと?いや、しかし…もしかして私なら…」

物思いにふけるような様子でアレメスがふいにスフィアに触れた時、再びめまいがした。
場面は、ムーニャとトッドの二人になっていた。

ムーニャは師匠の安否についてトッドに尋ねるが、トッドは何も言い返さなかった。

ムーニャ?「あかんかぁ…。思い出したわ。こんなんやった。ダレスがのうなった時。
生き残った人ら同士で、あかんなぁ言うて。言い合ってた人の何人かも、その後結局おらんなってな…
逃げんとうちらも、あかんわ。あかんなぁ、言われる側になる。」

トッド?「誰が言うねん!!もう俺らしかおらんやんか。…どうしたらええねん。逃げる先どこや?」

ムーニャ?「さっき外は…?」

トッド「正面は崩れとるし、裏のでかいバルブの所は砲火の海や。上のはしごんとこは、師匠死んどるわ!!リギリリさんと一緒にころがっとる。
あのはしごはあかん。上で化け物待ち構えとる。俺もあん時見つかったかも分からん。ここに来るかも分からん!!」

ムーニャ?「鍵だけは閉めようか。それで…せや、ない出口を作るんや!!この辺は大体土や。ぶち抜く方法はいくらでもあるはず…」

トッドとムーニャは、この部屋と倉庫の機械類を探ってみることにしたようだ。

トッド?「そのスフィアの下についてる機械とかにも、何か使えそうなもん混ざってるかも分からん。」

二人が奥の倉庫に走り出した時、再び強くめまいを感じると、元のメレカジ・アレモンに戻ってきた。
目の前にはスルターナもいる。
どうやら、スフィアを起動させた事が原因で、過去の状態を見ていたようだ。
それを聞いたムーニャはスフィアの台座を調べた。台座には、記録を頭の中に直接見せる役割があったようだ。

END
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73.ブッフォの正義
よろず屋ムーニャに話しかけて開始。
先程の映像から、このスフィアはブッフォのために調整されているため、普通では起動できない事を伝えた。
ムーニャは、再生できる記録の時間指定をさる入力機器の部分がわかったので、起動する方法を知るために、リギリリが国を作るためにスフィアを起動させる10年前の記録を見てみることにした。
スルターナがスフィアを起動すると、強いめまいに襲われ、
リギリリ王国鉱山に遷移。

ブッフォ王リギリリが、オルギアンの置いていったスフィアを起動させて、国を作ろうとしている場面だった。
ブッフォの民は、オルギアン達の誘いに乗るのは危ないのではないかと不安視する。

リギリリ「それはそうや。けど、水の精霊は俺らを止めんかったし、練習の時点でも外に色んな建物は建ったし、面白い事が沢山できた。」

ブッフォの民「でもオルギアンも人間も怪しい生き物や。最悪…」

リギリリ「いらん知恵つけた、いうて殺されてしまうかも分からんか?オルギアンの方はそれくらいやりそうな連中や。
それでもな、色々試した事はブッフォの知恵になって残る。
それにな、最後にはオルギアンはきっと負ける。あいつらは何があったところで、たった一つ欠けている物のために、きっと何者にも勝たれへん。
…正義や。怒れるのは正義を持つものだけや。奴らと話して分かった事やけどな、人間の癖してオルギアンには怒りがない。
怒る事ができん奴は、全てを冷笑する。冷笑しとったら、先へは歩けへん。どこまで頑張っても、こけ脅しまでや。
まぁ勘でした話やけど勘を信じへん技師はおらんやろ?俺はこの勘で、王様ってもんをやってみようと思っとる。」

リギリリは傍らに置いてあった、赤子の頭ほどの大きさの球状の殻で覆われた何かを持ち上げた。
リギリリによると、それは「セフィラの器」といって、大昔に人間数百人をオルギアンが殺して命の源として封印した物なのだという。
スフィアは印さえあれば起動命令は出せるが、起動させる時のみ、人間の生命エネルギーを注ぎ込むか、生きた古代遺跡の中で起動させる必要があるらしい。

ブッフォの民「何やコテコテに殻で囲ってあんな。前に見たとき、その球ただの紋やと思うんやが。」

リギリリ「エネルギーをごく一部からしか出せへんようにしてん。これを渡してきた人間達でも、遠くから検知できへんようにする殻や。
万一あいつらがスフィアを取り上げてもスフィアを一度止めてしまえば、こいつを見つけられへん限りは再起動できへんわけや。こっそり隠しとこな。
せやけどな、皆、心は隠したあかんで。それは人間のする事や。正義を維持するには心がいる。その上で、皆で国とやらを楽しもうか。」

リギリリがスフィアに近づいていくのを、他のブッフォ達が見守る。
スルターナとムーニャは、スフィア起動の鍵となる球を確認する。
球は何重にも金属の殻で覆われ、一部に穴が穿たれるかのように深く隙間が作られており、その内側から何かの紋が光っているようだった。
ムーニャは、その球に見覚えがあるらしい。
その時リギリリがスフィアに触れ、主人公達はメレカジ・アレモンに戻ってきた。

ムーニャ「うちがブッフォの師匠のところで手習いしとった昔にな、リギリリ王国鉱山に住んどったことあって…
そこが滅びる時に、うちとトッドが坑道のある場所に閉じ込められてな、脱出しようとしてる時に…たまたま見つけて、使ったんよ。
ほら、あれ小さい穴からめっちゃエネルギー出るやん?出力高くして、さらに噴出孔を絞ったら勢いつくやん?
エネルギー砲代わりにつこてな、トッドと一緒に土に穴ぶちあけてな、脱出するのにつこてん。」

スルターナはその際に壊れたのではないかと危惧したが、球自体は頑丈だったので大丈夫だ、との事。逆に、その時発砲したムーニャの体は反動で複数の助骨を折ったようだ。
ムーニャが機械に体を任せたくないと思うようになった原因はこれか(^^;
球はその場に置いてきたらしい。
探し物がはっきりしたので、主人公達は今後の対策を考えるため、シェトーに戻った。

END
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74.本来の目的
シェトー 街角の影の剣士ザインに話しかけて開始。
スフィアを再稼働するためには、印の他に必要なエネルギーとして「セフィラの器」が必要である事が分かった。
そしてそれは、ブッフォの王国がスフィアを置いていたリギリリ王国鉱山のどこかにあるという。
後はザイン達が探索を引き受ける事になったが、道をふさぐ岩を爆破する爆破用の機械が、現在市場で品切れになっているらしい。
何故爆破用の機械が…?(^^;

一方で、ムーニャと主人公はシオンの消息を探すことになった。
その時、突然ニゴー君が話し始めた。

ニゴー君?「割リ込ミ発生。霊的割リ込ミニヨリ、もーど遷移。遷移先もーど探索…
しすてむえらーE330591。未定義ノ割リ込ミID。…保護ヲ対象救出シマ、しま、すスススsu#4gSECTION」

ミニゴーレムは突然走り出した。
ムーニャによると、同じような事がこれまでに何度かあったようで、発信器によると今回はジュリダット荒野に行ったようだ。
ニゴー君を回収するために向かったムーニャを追って、主人公もジュリダット荒野へ。
開けた地1で周囲を見渡すと、ムーニャを発見する。
ニゴー君は崖の向こう側に行ってしまったようで、回収する手立てはないらしい。

END
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75.魔女に抗う法
移動しなくなったニゴー君の状況を確認するため、ムーニャは主人公に探索機を渡した。
リギリリ王国鉱山に遷移。

ふいに、ミニゴーレムの方から聞いたこともない女性の声が聞こえてきた。

???『あぁ、困った。これでは助け船が出せない。でも都合がいい。どこから来たのか分からないけど、この浮いている機械を掴んで、体を引き上げれば良いはず…』

浮いている機械というのは、主人公が操作している探索機の事かな?
それとほぼ同時に、離れた位置から足音が聞こえてくる。
走ってきた人物はシオンであり、シオンは魔法で動けなくされてしまった。
シオンは、どうやらミニゴーレムに何かを期待してここまで逃げてきていたようだ。
ミニゴーレムは探索機に掴みかかり、バランスを取って足を引き抜くと、ふいに飛び出して傍らにあった荷袋から白い石を取りだし、魔女に向かって投げつけた。
しかし魔女は白い石を受け止め、手のひらに浮かべて眺めている。

???「まさかルーンブレイドを持たない騎士が、単体のルーンは持っているとはね。」

投げつけた白い石は、フランセスから目印として貰ったルーンの石の欠片だったようだ。

???「あれは他人からの貰い物。あなたは出来損ないのルーンナイトだから、自分ではルーンを描けない。」

シオン「僕は、もともとルーンには大した期待なんかしてないよ。ルーンはちっぽけな力だ。」

???「でも、私達が使う闇の魔法に抗うには、唯一にして最強の力。仕方がないわね。流石に出直しましょうか。」

シオン「…もうずっと来なくていいよ。僕は余計なものに介入されるつもりはないんだ。」

???「人間が魔女すらも追い払うのは至難よ。多分それができるのは、あなたではなくマギのお気に入りのオルクス王子ね。あなたは彼に比べれば、まるでルーンナイトには向いていないもの。」

次の瞬間、女の姿は消えていた。
シオンはしばらく女のいた場所を睨んでいたが、ふいに探索機に気づいて怪訝そうに見ている。
主人公はムーニャの指示で、探索機をジュリダット荒野に戻した。
ジュリダット荒野に遷移。

END
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(第五章)76~80

オルクス(シナリオまとめ)
◆もくじ◆