病気に負けんとママになろっ! (妊婦編)

病気に負けんとママになろっ! (妊婦編)

子宮頸がんを克服し、不妊治療を経て、とうとう妊娠することが出来ました。

33歳、2007年9月に子供が欲しくて病院へ検診に行ったら、まさかの子宮頸がんの疑い。
診断の結果、細胞診:クラス4、組織診:上皮内がん(0期)のがんの部分を、
円錐切除手術で取り除き、子宮は温存することが出来ました。

早期に発見すれば治癒率が高く、妊娠・出産の可能性を残すこともできます。
クローバークローバー 1年に1回、子宮頸ガン検診を受けましょう。 そして乳がん検診も! クローバークローバー  

そして、2008年9月、不妊治療デビュー。
が、「右卵管の閉塞」「高プロラクチン血症」「ヒューナーテストの不良」と、不妊因子が続々と見つかり。。。
FT手術で卵管の閉塞を通し、投薬治療を進めていった結果、タイミング法で妊娠しました。
不妊治療記は、病気に負けんとママになろっ! (不妊治療編)  に綴っています。

そして、2009年8月に待望の第一子「まめお」を出産しました。



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いつも私のブログに遊びに来てくれてありがとうございます。


妊婦編から育児編へ移行しようと思い、ここらでブログを引っ越します。

病気に負けんとママになれたでっ! (育児編)


不妊時代からたくさんの励ましやアドバイスをありがとうございました。

まだこれからの方にも、新しい命が宿る日が来ると信じています。


人は出会う力を持っている。


私の好きなドリカムの言葉です。

みなさんが待つ人に出会うために、ゆっくり前に進めますように ハート






左側の分娩室に歩いて入りました。


うちの病院は分娩室が二つあって、右の分娩室には遠吠えさんが既に頑張っている様子。

二つの分娩室の間に扉があって、先生や助産師が行ったりきたりしているので声が聞こえます。



よっこらせと分娩台にあがり、栄養剤の点滴をつけられる。

旦那は私の左側に置かれた椅子にスタンバイ。 

白衣や術着は着ずにTシャツと短パン姿で携帯を片手に持ったまま。 


あれこれ看護師さん達があわただしく準備を進めている。

前にも手術室に入ったことがあるけれど、初めてだとこの物々しい雰囲気にやられるかもね。


分娩台に上がったらすぐいきんでいいのかと思いきや、陣痛が弱くなってしまいました。

NSTの数値を見て、助産師がちょっといきみづらいよね。次にしようかとか言う。


えーーー。もうこんなに痛いんだから出してしまいたいんですけど!!


いい陣痛とお母さんのいきみと赤ちゃんの出てこようとする力が揃わないとダメなのよ。

と、助産師。


ふぅ~。


最初は旦那が左手を握ってくれていたが、それではどうもいきみにくくて。

両手でがっちり分娩台のハンドルを握ってスタンバイ。


さぁ、次の陣痛が来たら頑張っていきんでポロンと産むぞ。と思っているのに、

陣痛室にいた時よりも陣痛の間隔があいて、痛みも収まってきてしまった。


「のんびり屋さんの赤ちゃんやね。」 と、助産師。


陣痛がくるまで20分くらい掛かるようになり、陣痛の合間に寝てしまった私。

旦那に、「寝るんかい!!」 と、大阪人らしく突っ込まれてしまいました。 



こんな感じで弱い陣痛を6回ほどやり過ごし、2時間も経過していました。

その間には無事にお隣の遠吠えさんに男の子誕生。

元気な泣き声が聞こえます。


2時間の間、陣痛の度に先生、助産師さんが臨戦態勢。 旦那も立ち上がり励ましてくれる。

疲れるわ痛いわしんどいわで少々参り気味の私に声を掛けてくれる助産師さんの、


「いいよ~、上手よ~。 今、いきんでっ!! 赤ちゃんもがんばってるよ~

 はい、もう少し頑張って! 」  などの掛け声に何度救われたことか。


頭が見え隠れして出たり引っ込んだりしている赤ちゃん。 (旦那の観察&報告)

なかなか出てきてくれないのは何で??

私のいきみが足りないのかな? 

十分これでもかってくらい力んでるつもりなんだけどー!!


先生が、「次の陣痛で少し吸引をしましょう。 お母さんも赤ちゃんも少し疲れてきてると思うので。」

と旦那に言いました。


助産師さんに次で産もうね。出にくかったらちょっとお腹に乗せてもらうからね。

と言われ、私も気合を入れ直す。 


はい、来ました。 陣痛!


精一杯いきむ私、ハサミで出口付近を切る先生、お腹に乗ってくる助産師、覗き込む旦那。

丸いものが出てくる感覚が下半身にわかって、必死に目を閉じていきんでいたら、

先生に、「お母さん、赤ちゃん出てくるよ! 目を開けて!」 と、言われ目を開けると、

赤ちゃんの頭が見えました。 そして泣き声が!

産まれたっ!!


私の第一声は、「わぁ~っ」だったと思います。


感動とか泣けてくるとかよりも、はぁ~、やっと終ったよ! が正直な感想。 


結局、吸引はされなかったらしく。

旦那と、「やったね、無事に産まれたね~。」 と笑顔で言葉を交わす。


赤ちゃんはすぐに連れて行かれて近くのベットで何か処置をされている様子。 

カメラを持った旦那が赤ちゃんを追いかける。(笑) 


程なくタオルに包まれて私の胸の上に置かれた赤ちゃん、泣いている。 

涙を浮かべて赤い顔して泣いている。


かわいかった。 

ううん、かわいいってより愛おしいって感じ。

ヤッター!とまんべんの笑みの私を旦那がパチリ。


初乳を飲ませてから、赤ちゃんは私の見えるところで体重や身長を測られていました。

後産もその間に受けたけど、赤ちゃんを見たくてずっと横を向いていました。


胎盤が出ることや縫われる痛みは多少あったけど、

局部麻酔が効いていたし、赤ちゃんを見ていると嬉しくてそんなのへっちゃら!


その後は私は分娩台で休憩。

間にも子宮をぐぐっと押されたり、腹帯を巻かれたり、買ってきたアンパンを寝ながら食べたり。

旦那がジュースを飲ませてくれました。


ふと旦那、「名前は○○にしよう!」 と言いました。

○○は私が付けたいと言っていた名前だけど、旦那は自分が考えたXXにするよ!

と、前日まで言い張っていて私もしぶしぶ承諾していたんです。


今日になってなぜ旦那の心は変わったのか? 名前は○○に決まりました。

(まめおは本名ではありません。 分かるって? (笑))


そして、旦那は赤ちゃんと一緒に両親に見せる為に分娩室を出て行きました。




(出産時の状況) *母子手帳より


妊娠期間 38週

娩出日時 2009年8月15日 午後2時26分

性別 男 体重 3,066g  身長 49.0cm  頭囲 33.0cm  胸囲 32.0cm

分娩所要時間 10時間40分  (←陣痛開始からの時間みたい)

出血量 190ml



以上、出産回顧録を終ります。

お付き合いありがとうございました うっとり・・・



出産回顧録の続きです。


NSTでかなりいい感じの陣痛が来ていることが判明し、入院をしました。

診察が9:00からの為に、病室で待つことに。


2人部屋に通され、パジャマに着替え寝て待つことになりました。

隣のベットには既に先客が。

カーテン越しに顔も見ないまま、お互いに自己紹介。

彼女も夜中に破水して病院にやってきて、現在陣痛待ちだとか。 

明るい彼女とのおしゃべりにしばし陣痛を忘れるも、波がやって来た時はしゃべってられなくなってきた。


8:00になって朝食が運ばれてきた。 この頃、陣痛間隔は5分。

食欲はあるので痛みと痛みの間に食事をする。

陣痛がやってくると、ベットで横になり痛みに耐える。 

フゥフゥと息遣いの荒い私に、隣の彼女が「がんばって~」と励ましてくれました。


9:00 診察。

診察室まで歩くのもイタタタタ。

内診台にて助産師さんに確認してもらうと子宮口は、6cm。 

旦那さんを呼んでと言われて、メール。 ベットに戻り妹にもメール。


旦那到着後、同室の彼女に「いってくるね!」と別れを告げて、荷物とともに陣痛室へ移動。

ベットとソファーと変な形の椅子(クリックマッサージ屋にあるような椅子)があった。


術着に着替えさせられて、看護婦さんに変な形の椅子に座るように促される。

座ってみたけどこの体位はイマイチ・・。


と、思ったら猛烈な吐き気が!

慌てて旦那が近くにあったゴミ箱を差し出してくれ、朝食を全てリバース。

後から聞いた話だが、リバースも陣痛が強くなると現れる症状の一種だとか。


陣痛が無い時は全く平静で、旦那と会話。 「誰にメールした~??」とか。

友達や妹にも、「今、陣痛室!がんばるよ~」とメールを送れるほど。


ただひとたび陣痛がやってくると痛いのなんの。

痛いのはお腹と腰。 生理痛のひどいのと言った痛みで、未知の感覚ではない。


痛いので変な椅子からベットに転がることに。

旦那が熱心に腰を何度もさすってくれる。 腰をさすってもらうとすごいラクになった。


あと、役立ったのは後輩が贈ってくれた’アロマピロー’

羊の形をした小さなぬいぐるみのなかに、ラベンダーのサシェが入っていて、

辛い時に鼻にあてて香りを嗅ぐと気分が和らいだ。 

これから出産の皆さんにはオススメです。


ほどなく痛みは腰からお尻へ。 今思えば赤ちゃんが下がっていってたんだろうね。

11:00 再び子宮口の開きを見るために診察室へ。

あら?歩くのがめっちゃしんどいんですけど・・・。 フラフラ。。。


看護師A 「もうちょっとやね~」 看護師B 「ほんまやね~」

 

私 「後どれくらい? 何時くらいに産まれる??」


看護師A 「私は14時くらいと思う。」 看護師B 「私は15時かなぁ。」  。。って。クイズか?!


あとまだ2時間も3時間も掛かるのか!! 

今にも生まれそうな痛みと本人は思ってるんだけど。


また陣痛室のベットに戻り、痛みに耐える。

旦那が痛みの度にお尻の穴を服の上からギューっとゲンコツで押してくれる。

これがめっちゃラクになるのでいつまでも押していて貰いたいんだけど、

だいぶ力を使うようなので、旦那に申し訳なくなってきた。


隣の陣痛室からは犬の遠吠えのようなうめき声が。 

「わぁ~~~~~~~~~~~~~~ん」 「あぁーーーーーーーーーーーーーーーー」


余りの声の大きさと長さに旦那と二人で笑ってしまう。

助産師さんからの情報によると、お隣の妊婦さんは陣痛が3日目らしく。 そりゃ大変だよね。


12:00前に昼食が運ばれてきたが食べることは出来ず。

再度子宮口の確認をして、いよいよ分娩室へ歩いて移動。 

この頃になるともういきみたくて我慢するのに必死でした。


つづく





やっとこさ、出産の記録を書く気になりました。 (ただ、面倒だったんです。。)

記録がてらです。 是非お付き合い下さい。


(時間経過) 


8/14  21:00 おしるし、軽い生理痛のような鈍痛

     22:00 夕食

     0:00 就寝


8/15  3:00 陣痛スタート (キューっと子宮が収縮するような痛み、でも寝れる範囲)

     3:30 時間を計る (生理痛のような鈍痛、20分間隔)

     4:30 起床 (15分間隔) 

         バナナ、アイスクリームを食べる。

         旦那を起こす。 身支度。 病院へ電話。

     5:30 出発


     6:00 病院到着後、NST

     6:30 入院、旦那は一旦帰宅、(10分間隔、痛みはかなり増している)

     8:00 朝食

     9:00 診察 (子宮口6cm、陣痛5分間隔)、旦那を呼ぶ

     10:00 陣痛室へ

     12:00 分娩室へ

     14:26 出産 (38週と5日)

     15:00 後産、休憩


     17:00 病室へ

     18;00 夕食

     20:00 歩行解禁



旦那が休みだった土曜日、昼間は高校時代の友達が子供を連れて遊びに来てくれていました。

みんなでお昼ごはんを食べたり、お菓子を食べたり。


21:00過ぎから生理痛に似た鈍痛。 入浴を先に済ませていたので、夕飯。片付け。

やがて痛みも引き、就寝。


3:00ごろ、子宮がキューっと収縮で締め付けられるような痛みで目が覚める。

時間を計りつつ寝てしまう程度。

痛みの間隔は20分。 しばらくは寝ながら計り続けて、15分間隔に。


起きて、腹ごしらえをする。 

バナナ、ハーゲンダッツのアイスクリームをペロリ。

今日は燃えるゴミの日だったわ、と各部屋のゴミを集める余裕も。 


旦那を起こして、身支度を整え、ゆっくり座って持ち物チェック。 

そして病院へ電話。 

状況を馴染みの助産師さんに説明、5:30に旦那の運転で病院へ向かうことになりました。


途中、コンビニに寄ってミニあんパンと牛乳を購入。 

自分で店内に入って選べるくらいの痛み。 


「朝ごはん買っておき~や、お腹減るで。」 と私がアドバイスするも、

旦那はソワソワして、食べれる雰囲気じゃないよ。と、ゼリー飲料だけを購入。


病院到着後、すぐにNSTを計測。 旦那も同室へ。

私があまり痛がっていないので、助産師さんに「一旦、家に帰って貰うかも~。」と言われる。


が、NSTの数値はかなりの陣痛。 こりゃ痛いはずやで。と助産師。

出産が近いだろうということで、6:30に入院。 旦那は一旦帰宅となりました。



    


     


ベビーカーで近所を散歩してみました。



病気に負けんとママになろっ! (妊婦編)-090921_133425.JPG


すぐ寝るかな?と思いきや、最初はキョロキョロそわそわ、目をらんらんとさせ楽しんでいる様子。

が、ほどなく振動に撃沈(笑)


連休にはお宮参りと記念写真を撮りに行って来ました。

まめおは写真屋さんで寝てしまうかも?と思いましたが、偶然にも起きていてくれて。


泣き叫ぶ隣の2歳児を横目に、余裕の表情でカメラに納まっていました。

よかった、よかった。


両家で出掛けたお宮参り、みんなが笑顔でとてもよい一日で。

私の心の中に素敵な宝物として一生忘れない日となりました。


でも、まめおなりにも疲れたらしく、次の日は一日グズグズ。。

頻繁に乳をせがんで、寝つきも悪くピーピー言っておりました。


長時間のお出掛けはまだまだ先が良さそうです。