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万石騒動安房三義民300回忌法要及び
300年祭記念式典のご案内
今を去る300年前、安房国北条藩27か村の農民達が過酷な労役と年貢に対し、生きるため命をかけて決起した万石騒動がありました。年貢減免の嘆願運動は農民側の勝訴となりましたが、正徳元年(1711)11月26日、3名の名主が処刑されてしまいました。
私たち実行委員会は、郷土の誇る農民達の団結力と精神を「義のこころ」とし、これを後世に伝え、永遠に顕彰するため、三名主の300回忌にあたる平成22年に「万石騒動安房三義民300年祭」を開催するため準備を進めてまいりましたが、来る平成22年11月20日(土)に、三義民300回忌法要及び300年祭記念式典を開催する運びとなりました。
300年祭事業として、記念碑「義の伝承碑」の建立、記念誌の作成等を行いますが、万石騒動関係者を始め多くの方がその趣旨に賛同され、目標を大きく上回る募金が寄せられました。記念碑建立工事も終わり、周辺整備工事を進めています。300回法要、記念式典準備及び記念誌作成についても実行委員会各作業部会により、詰めの作業に入っております。
つきましては、三義民300回忌法要及び300年祭記念式典を下記のように催行いたします。
◇三義民300回忌法要及び記念碑除幕式
日時 平成22年11月20日(土) 午前9時00分~11時00分
場所 館山市国分 三義民刑場跡地
式次第
1.開式のことば
2.主催者挨拶
3.来賓挨拶
4.来賓紹介
5.三義民ご子孫紹介
6.法要
7.記念碑「義の伝承碑」除幕式
8.参列者焼香
9.閉式のことば
◇300年祭記念式典
会場 館山市山本 館山市立館野小学校 体育館
日時 平成22年11月20日(土)午後1時~3時30分
式次第
1.開式のことば
2.主催者挨拶
3.来賓挨拶
4.来賓紹介
5.三義民ご子孫紹介
6.事業報告
7.基調講演 館山市教育委員会生涯学習課
主任学芸員岡田晃司氏
8.アトラクション
児童発表 館山市立館野小学校6年生
館山市立九重小学校6年生
語り部講演 語り部「槇の会」
構成吟 館山市詩吟連盟
9.閉式のことば
万石騒動安房三義民300年祭
第11回実行委員会の開催について
秋冷の候、実行委員の皆様方にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、11月20日(土)の万石騒動安房三義民300年祭事業の集大成である300回忌法要、記念式典まで余すところ1ヶ月ほどになりました。
300年祭記念碑「義の伝承碑」の業者工事も終わり、今は周辺整備工事を進めています。300回忌法要及び記念式典準備も順調に進んでおり、300年祭案内のポスターも完成して、既に随所に掲示をお願いしています。各作業部会における実行委員の皆様の活動に感謝申し上げます。
つきましては、下記のとおり第11回実行委員会を開催し、アトラクションを含めた準備状況の確認及び意識合わせをしたいと存じますので、ご多用中恐縮ではありますがご出席下さるようお願い申し上げます。
なお、第11回実行委員会は式典前としては最後の会議となりますので、よろしくお願い致します。
記
◆第11回実行委員会
1.日 時 平成22年11月5日(金) 午後1時30分より
2.場 所 館野地区公民館 会議室
3.実行委員長挨拶
4.議 事
(1)事務局報告
(2)各作業部会の報告
(3)アトラクションの部報告
①児童発表……館野小学校、九重小学校
②語り部………語り部「槇の会」
③構成吟………館山市詩吟連盟
(4)その他
5.各担当等で配付資料がある場合は、35部用意するか事前に事務局にご連絡
下さい。
万石騒動安房三義民300年祭実行委員会 事務局長 行貝治雄
万石騒動安房三義民300年祭が近づいてきました。
多くの方々のご支援ご賛同基金により、
「義の伝承碑」が建立されることになり、いよいよ碑の完成がまじかになりました。
300回忌の供養祭は11月20日ですが、この日の9時から法要と、
300年祭記念碑である「義の伝承碑」の除幕式をおこないます。
ぜひ11月20日にはこの碑をご覧いただきたいと思います。
午後1時からは記念式典が館野小学校体育館でおこないますので、
皆様のお越しをお待ちしております。
あいにくの雨天でしたが、それでも熱心な歴史ウォーカーが35名集まりました。
館山市教育委員会の岡田晃司学芸員の案内で、
国分寺の三義民供養塔や処刑場跡の義民殉難の碑などをめぐりました。
お寺さんから、お茶のご接待もいただき、ありがとうございました。
下:左は200回忌記念碑。 右は250回忌供養塔。
今から50年前の250回忌のときは、発起人が田村利男市長。
奉賛者には、政治家の水田三喜男・中村庸一郎に並んで、医師の穂坂与明の名も。
青木繁《海の幸》記念碑と同じときに、同じ皆さんが先人を敬い、顕彰していることは学ぶべきことですね。
処刑場跡に建つ「三義民殉難の跡」碑…関東大震災の復興時に建てたというのがすごいです。
そして今秋、万石騒動300年祭を記念して、「義の伝承碑」を建立予定です。
農民の味方だったため処刑された行貝代官の末裔、国分区長の行貝治雄氏。
年貢の増収や過酷な労働で農民を苦しめたといわれる
川井藤左衛門は、ほんとうに悪代官だったのか??
近年の研究課題のひとつだそうです。
川井がおこなったとされる事業は、
震災直後の復興のために、隆起した海岸の新田開発や
滝川用水など、今もその名残りを見ることができます。
人間はさまざまな面を持っています。
社会をよくしようと思うあまり、やり過ぎてしまい
ちがう方向の結果を招くことは今の政治にもありがちですね。