今回はこちらの夏の絵のメイキングです。
①下地塗り
全体の色を決める段階です。輪郭のぼやぼやしたブラシで描きます。
なんとなく絵のイメージがつかめる程度には色を決めます。
この絵の中での主役で、しかも画面に近いので、一番の描き込みが要求されるのがこのバス停です。
最初に主役となるものに手を入れます。そうすると、どの程度描きこむかのイメージが見えてきやすいのです。
③遠景の描き込み
次に、画面から最も遠く、描き込み量を抑えるべき遠景に手を加えます。
これで一番描き込みを少なくする箇所の仕上がりが決まったので、それに負けないように手前を描写していきます。
④近景の描き込み
近景ですが、主役より目立ってはいけないところ。
遠景の色に負けないようにというのと夏らしい元気な草の色というのを表現したいと思い、
手前の草の色をより緑を強く変更しました。
絵に現実味を足したかったので、ギシギシという夏の植物をバス停すぐ横に描きました。
⑤主役 バス停の描き込み再び
周りの描き込みが決まってきたので、再度主役の描き込みです。
色を透過する質感を感じ取れるように、地面の落ち影も光を透過した色を置きます。
⑥時刻表を描く
最後の楽しみに取っておいた時刻表を描きます。
残しておく必要は特にないので、描きたいときに描いて良いとは思いますが、
何か最後に楽しみとして取っておくとモチベーション維持にもなりますのでオススメです。
⑦完成
地面と雲を加筆して これで完成です。
夏らしさと、ちょっとした寂しさみたいなものを感じ取れる絵になっていたらいいなと思います。
それではまた!
HP
ピクシブ
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