2月の最後は手作りでボーリング。

もちろん、ボールもつくりました。


$子どもアトリエ×アレクサンダー・テクニーク 風光景

中身は二種類の紙。硬めの紙と、柔らかい紙である新聞紙を使いました。

「どんな方法でもいいから、ピンが立つようにしてみて」と、子どもたちを促すと…

わたしが想像もしていなかったやり方や、その結果のかたちが続々とあらわれました。

立たなければ、ボーリングができないので、みんないっしょうけんめい試行錯誤。

ぐぐっと体重をかけたり、ひねったり、倒れ方をみて調整したり。

「ものが立つ」ためには、何がどのくらい必要か。

わたしたちの多くは、当たり前のように立っています。そして、自分たちのまわりのモノたちが、実は同じように床の上に、地球上に「立っている」ことも忘れがちです。

$子どもアトリエ×アレクサンダー・テクニーク 風光景

じぶんのつくったモノ-存在が「立った!」ときの、子どもたちの嬉しそうな表情。

ちょっと不安定、でもあるポイントに乗っかったとき、すっと立つ。

その体感は、やっぱり気持ちがいいもの。自分のピンが立つとき、子どもたち自身の軸も、ひゅっと立っているに違いないと思いました。

そしてボール。手鞠、と呼びたいような美しいものになりました。

手仕事アトリエの子どもたちは、手鞠だけを丁寧につくりました。

無数の糸を巻く。そのことで、中身は紙だけれど、不思議な弾力とあたたかみのある、よく転がる、すてきなまるい存在に生まれ変わりました。

$子どもアトリエ×アレクサンダー・テクニーク 風光景

立って、転んで、また立たせて、転がして。

同じ地球上の、地面の上で、みんないっぱい遊ぼうね。