2006-09-11 11:05:42

同手飛躍は皆んな「悪」なんですかあ???

テーマ:ブログ
今回は、141Fさんの↓の記事http://61degc.seesaa.net/article/23274873.htmlをネタにしてみました。


昨日ちらっと書いた「句読点打ち切り」分の、左右別の同指異鍵と同手跳躍です。

同指異鍵    同手跳躍
          左手側  右手側  右/左 左手側 右手側 右/左
小梅 1.22 RC2    2.16%   2.93%   136%   1.78%  1.87%  105%
小梅 1.21        2.16%  2.80%   129%   1.78% 2.52%   142%
Nicola          3.39%   3.34%  98%   3.00%   1.46%  49%
Tron          3.10%  4.39%   142% 2.50%  2.65%   106%
飛鳥 21-333     1.93% 4.39% 228%   0.72%   2.60%   363%

"違う風景"ってことはなさそうですが、飛鳥と Tron は左右差が縮小して、Nicola は逆に拡大しているのが分かります。けっこう手間が掛かった割りには、労多くして功少なしだったかも…。
左右不平等の飛鳥(飛鳥カナ配列の作者のRayがうだうだ長いのを書く予定のブログ)

>>左右平等主義のデータ評価法では不利になっても、配列は打ち易ければいいのです。それには左>>手の分担と左連打を減らすことが大事なんです。

Nicola 以外は合格ですね(笑)。冗談はさておき、飛鳥の右手側が暴れているのを感じたりしますか? 小梅は 1.21 版で左手側に対して右手側がやけに暴れているのが気になったので…。


まず、141Fさんがこのように批判のための批判ではなく、自ら配列を作りつつ
他の配列を含めた評価作業をなさっていることに敬意を表したいと思います。

その上で、その141Fさんをもってしても、やはり配列界の「悪しき常識」
を前提にして、評価してしまっていることを指摘したいと思います。

で、>右手側が暴れているのを感じたりしますか?
の141Fさんの問いに対しての答えは、「感じていたら、とっくにどうにかしています。」です。

数年間、毎日10時間とか配列をいじっては変更し、評価打鍵を一日数万字とか繰り返してきた
飛鳥ですから、「暴れている感覚」のような指の意見は最重要視して配列変更をしてきました。

では、何故上の数値の割りにそういう気がしないかというと、飛鳥の右では飛躍や同指連打を
「良い」ものから「我慢の範囲内」の運指に押さえていて、「邪悪な運指」は発生しないように
しているからです。

右手は右利きには器用で強い側の手ですから、邪悪な運指さえなければ、いくら連打が
連続しても、決して「暴れている」感じはしないのです。
むしろ、能力の余っている側の手を「活躍させている感覚」が強いのが飛鳥の特徴です。

飛鳥は元々、「左右のバランス・同手飛躍は悪・同手連打は悪」のような前提を置いて
作ってきませんでした。
作り始めたときは、私は配列周りの常識には無知で、何しろ打ち易い運指は最大限に活用して
打ち難い運指をなくすこと。指が痛くなるようなキーはなるべく使わず、全体の運指がエレガント
になるようにすることを心掛けてきました。

方針があったとしたらただ一つ「打ち易く、指に負担の掛からない・発声のリズムに合う打鍵」
程度です。
「同手飛躍」のような配列周りの用語も知らなかったくらいですから、ヘンな先入観は
なかったわけです。。

例えば、一般に打ち難いとされている右の同手飛躍の中にはIM・OMがあります。
これらは最初から打ち易い運指だったので、飛鳥ではこれを積極的に活用しています。
つまり飛鳥の評価では、IM・OMは「避けるべき打ち難い同手飛躍」ではないのです。

飛鳥では、I(とよそ)O(はふこ)M(っがを),(ょ、ど)です。

IMで「とっ・よっ・そっ」の連接ができます。
これらの「~っ」は2音漢音の「~く」の促音化で、「特効・欲求・即決」のような漢熟語
に含まれ、また「(取)とって・(寄)よって・(沿)そって」のように、動詞の「~って/た」形
や言い回しにも多用されます。

IOに乗っている「とよそはふこ」は、2音漢音の2音目の「ういんちきつく」は含まれません。
しかし、漢音には一音漢音も多く、これらのカナで終わる漢熟語の名詞が多数あります。
また、大和言葉の名詞にもこれらのカナで終わる名詞があります。それが六個もあるのですから、
名詞とその後の助詞、Mに乗っている「が・を」が連接して飛躍することはよくあることです。

また、OMで「はっ・ふっ・こっ」が連接します。
「~っ」は漢語で多いですし、その他も出現率は知れていても数が集まれば、あり得る
連接だけにそれなりの出現率になるのは当然です。

でも、一万時間以上飛鳥で打っていて、これらの連接が「飛躍」とは感じないのです。
勿論打ち難いとも感じません。

というのは、IM・OM・は同時に含まれている2キーを押せる良い運指だからです。
以前2ちゃんで問題視された「は、」のO,も同時に押せるキーの組なので悪い運指ではありません。

特にMキーには、「準ホームキー」という特徴があります。

何を言っているかというと、私は密かにMキーこそ、右人差し指のホームキーだと思っているからです。
何故かというと、人差し指はJよりMに置いた方が、指の形としては自然だからです。

ここで、普通にホームキーに右手を置いて横からその曲がり具合を観察してください。
中指・薬指に比べて人差し指だけが伸び気味になっていませんか?
ここで中指と薬指と同じような角度で人差し指を曲げると人差し指は自然にMキーの上に行きます。
ということは、指の最も自然な形はMに人差し指を置くことなんです。
ただ、キーボードの作りのためにJに人差し指を置いているんで、Mは「準ホームキー」なんですね。

これが左側だと全く事情は違います。というのは、左で自然に人差し指を曲げると人差し指は
CとVの間の隙間にはまってしまいます。Vに人差し指を置くと、下外側に伸び気味になるので
左のVキーは飛鳥では(一般的にも)打ち難いキーとして、使用率を低くしています。

左右とも自然な曲がりで人差し指をキーボード上に置くと下段になるのは、人差し指が
中指は勿論、薬指よりも大分短いのですから当然です。

「同手飛躍=悪」のような評価法は、配列表を「目で眺めた」だけの頭だけの評価法に過ぎません。

小学生でも自分の手を観察すれば気付く、指の長短などまで全く無視しているのです。
まして、色々な並べ方をしてそれぞれの配列で実際に大量に打ってから、指の意見を聞くという、
飛鳥では基本のキの字になっている作業すら、全く経ないで頭で結論づけている評価法なのです。

ただ、言ってておきますが、飛鳥はこのような緻密な運指の分析に基づいて、IM・OMを
「使える活用すべき運指」だと最初から定義して配列したわけではありません。

余りにも、同手飛躍をクソ味噌一・・・・じゃなくて、十把一絡げに「悪」と決めつけている
配列周りの「一般化」に我慢ができなくなったから、今回それは余りに粗雑な評価法である
ことを証明しようとしているだけです。

で、今回指の形を観察したり、飛鳥でIM・OMでできるカナの連接がよく使うものに
なっていることを再確認して、「同手飛躍=悪」の評価法の誤りを指摘しているのです。
飛鳥では数年に渡る評価打鍵を経て、IM・OM=良い運指として積極的に活用しているのです。。

私が「同手飛躍」というような言葉を使わないで、「(良い・悪い)運指」という言葉を好ん
で使うのも、キーの連続が作る運指は、一組ごとに何千・何万回と評価打鍵で打って確認する
べきでもので、「飛躍=悪・同段=善」のような一般化は百害あって一理なしだからです。

早い話、ローマ字で頻出するYOは同じ段のキーの異指連打なのに「邪悪な運指」です。
(YOのときのOは小指で打つというようなタイパーの「最適化」は一般性を欠くので除外します。)

Yを打ちに行くときに左側に動いた手でそのまま薬指を下ろすとIキーかIとOの隙間辺りに指
が来るので、慌てて手全体を右に戻してから薬指を下ろさないとOには薬指が行かないからです。

また、飛躍でないので同手飛躍データには引っかからない、これもローマ字では良く出てくる
GAやHOの運指もYOと似たような理由で「邪悪な運指」です。

ということで、飛鳥では右の同手飛躍からIM・OM(「は、」のO,も)を除外すると
かなり成績が良くなるはずです。

あと、同指異鍵も最も速く強い中指では他の指に比べてやりやすいので飛鳥では
中指の同指異鍵は避けられない場合は「起こっても良い」ことになっているのです。

ですから、同指異鍵のデータから中指のものを除外すると、飛鳥は大分成績が良くなるはずです。

と、こういうことがあるので、大雑把過ぎる評価法を前提に配列作りをするのは問題が多いんですね。

確かに理論は重要ですが、本物の配列理論は例外が多かったりして複雑でややこしいんです。

どうしても単純な理論が受けるのは分かるのですが、それがトロンやJISカナなど
の失敗の理由でもあるので、やはり理論を作るなら、まず自分が大量の評価打鍵や
無数の配列作りを経てからでないとまずいんです。

でも、その理論ができる頃には配列は既に出来上がっているので、理論から配列を作るのは無理なんです。
交互打鍵=善・同手飛躍=悪のような単純な理論で配列を作ると、確かに制作時間
は何十分の一とかに短縮できます。しかし、それでは決して良いものは作れません。

イチローの打法の合理性は理論で実証できても、イチローは理論からあの打法に辿り着いたのでは
ないのです。理論は後追いでその合理性が証明できるだけです。
あるいは問題があると分かったときに、理論好きのイチローは理論的に考えて練習や実戦で
試してみたので、理論家の彼でも、実践が9理論は1くらいでしょう。
(殆どを天賦の才能と体力と感覚でやっている選手が多い中では、イチローは例外的に理論家なのですが。。。)

それが、バッティングや打鍵法のような「運動系」の理論というものです。

まあ配列の理論は、このように相手を説得するときは役立つ?ので、全く無用ではないのですが。。。
それに配列作りの後半には、他の文字列の時に考えついた理論を他のカナの組の運指に適用したり
もできるので、全く無用ということでもないんですがね。。

また、141Fさんはその後の記事で;.などの運指にも言及されていました。
それに対しては私も一言あるのですが、長くなりますので次の機会にしたいと思います。

ただ、飛鳥の;.にあたる「た。」は文末で特殊であるとか、「た。」も、同じ;.の運指の「でも」
もデータの偏りによるとかあるので、データの数値のみではなく、具体的にどのようなカナや句読点の
連接がその運指を増やしていて、その連接に特殊性がないのかどうかを確認することも重要だと思います。
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2006-09-04 15:01:14

左右不平等の飛鳥

テーマ:ブログ
今回は小梅配列の作者、141Fさんのブログの↓の記事http://61degc.seesaa.net/article/23226555.htmlについてレスします。

>気になって他配列を調べてみたら、Nicola は左手側で多く発生していて、Tron は小梅と傾向が似ていたのは、どちらも予想通り。
>飛鳥は左右差が大きいだろうとは予想していましたが、右手側がこんなにも爆発していたとは…。打鍵頻度の自乗に比例するんですかね。


>141Fさん
毎度、色々な比較を見やすい形で提供して頂いて、有り難うございます。
小梅との比較対照としてやっておられることでも、私はああいう計算を
するのが苦手ですので飛鳥の数値データが得られるのはとても助かります。

よろしければ、そのうち飛鳥のHPにでも引用したいのでその節は宜しくです。

さて、飛鳥の同指異鍵、同手連打が「右で爆発している」件ですが、あれは
確率的な問題ではなくて、飛鳥では人為的に左の連打、まして左の飛躍や
同指異鍵を、私が「必死こいて逃げ回って」きたからです。

最近の変更では、長らく左にあった「さ」をX裏辺りから;裏に持ってきたのも
主に「され・させ・さえ・ださ」の左連打から逃げるためでした。

特に「され・させ」は同じく左にある「ら・な・わ」と組み合わされて!
「されな・されて・させて・させられな・わされな」等の尊敬や受け身の長たらしい
連接を作るので、「さ」を右に持って来ることで左の連打を一つ減らすことができます。

「され・させ」のような、単語ではなくどの動詞ともくっつく言い回しで打ち難い運指が
あると、その表現を使うのを無意識に避けたくなるので、配列作りでは単にカナの連接
としてではなく、尊敬や受け身のように「意味を考えて」、打ち難い左連打を少なくして
ゆくことが大事なようです。

しかし、「さ」の右移動によって、連接2文字データ50位以内の「さい・さん」や、
これもランクインしている「さく・んさ・いさ」などが右連打になります。
しかし、これらも外→内のアルペジオであることと、「さ」がホームキーの;裏に
あることで、飛躍は免れていて、特に打ち難いことはありません。
ただ、この移動で「さ」絡みの交互打鍵率が下がるのはやむを得ません。

データ的には不利なこの手の移動を私が何故するとかという、飛鳥では不器用で
弱い左手の連打や飛躍が1減れば、右で連打が5増えて、そのために交互打鍵率
がそのカナについて激減したりすることを厭わないからです。

左右平等主義のデータ評価法では不利になっても、配列は打ち易ければいいのです。
それには左手の分担と左連打を減らすことが大事なんです。

今までの配列は左右平等です。それは左右平等主義の評価法を無批判に受け入れてきた
ためです。確かに左利きの人にはその方がいいのですが、飛鳥のように左利き用の配列
も別に用意すれば、配列を利き手に最適化するのに何の問題もありません。

器用な人は別として、殆どの人は利き手では複雑な動作を無意識にできても、反対
の手では意識しても上手くできなかったり、何倍も時間が掛かったりするものです。

ですから、左になるべく複雑な動作をさせないことが重要だと私は思っているのです。
そのせいで、右で連打や飛躍など複雑な動作が何倍に増えても、実際打ってみると右手
はそれらの動作を苦もなくこなすので、右にややこしい連打などを集めているんですね。

ご存じの通り、飛鳥は右の分担が左より極端に多い配列です。
それでも、一万字とかの長いのを数時間掛けて打った後、痺れているのは
やはり左手の方なんですね。

そのくらい、右手は器用で強いので飛鳥はそういう経験に基づいて右に打鍵量の
負担や複雑な動作を任せているので、その辺が「左右平等は良い筈」という方針
の他の配列と飛鳥が数値データ的に極端に違っているんですね。

おっ!、短い、このブログ史上最短かも。。。
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2006-09-03 18:05:27

「せね」の入れ替え撤回

テーマ:ブログ


(最新公開版は一つ下の記事にあります)

やっと涼しくなりましたね。今日は最高気温が31度ということで、
夏の天気がぶり返すとメディアは言っていました。

今は昼の二時半なのですが、八月の尋常ではなかったあのクソ暑さに比べ
たら、やはり秋の気配が漂う今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?。

で、前回書いた「せね」の入れ替えは撤回します。

これは微妙な問題が絡んでいて、ベテランの飛鳥人でないと理解が困難なので、
その理由は今回は書きません。

まあ、簡単に書くと「今まで偶然打ち易かったのに、文字出現率という単純な
規則で『せね』を入れ替えたら、却って悪くなった」ということです。

で、今は「ばほo」の入れ替えを試しています。

これの変更は、バ絡みの交互打鍵を優先するのと「ばい」のPKの右連打が
ややこしいのが主な原因です。

勿論、指の負担の問題では弱い左小指の負担が増えるのですが、それでもZの使用は
ローマ字(「じ」をJIで打った場合)より何割か少なく、またJISカナの数分の
一に過ぎません。

しかし、左人差し指のZの使用が増えるのと、「ば」絡みの交互打鍵が増え右のP絡みの
ややこしい連打が減るのと、どちらを優先するべきかは、どうも私という一人の
テスターだけでは決められないような気もしています。

「半濁音は左」の法則が崩れ、それがもたらす「初心者の覚えるコストの増加」も、
どれくらい問題になるのかもよく分かりません。

確かに、コメント欄でどなたかが書かれていた「飛鳥の開発を一人でやるのは限界に来ている」
という意見はは的を射ていると思います。

でも、テスターは本格的に飛鳥を打ち尽くした人間と初心者の両方とも必要です。
また、まだるっこしいネットでのやり取りでは決まりそうもありません。

やはり普通の開発法、つまりベテランと初心者で十人くらいが集まって、リアルで
議論しながら決めてゆくようなことをやらないと本当はいけないのでしょう。

しかし、専業どころか、たった一回集まる交通費という開発費すら出ない飛鳥では、
そんな世間では当たり前の開発法なんて、夢のまた夢なんですが。。。

尚、前回の記事は一年前の日付(リンク)にずらしました、

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