フースラー発声学を黒本、白本、青本、うたうこと等から独学だけで学ぶのがいけないわけではありませんが、ほとんどの人が失敗してます。
上手くいってる人も中にはいましたが、一人くらいだったかな。
失敗症状で断トツなのが、
純粋な裏声が不純、アンザッツ5が3bもどき、低音の裏声に内筋がはいる等、分離が上手くできない状態のまま練習を進めてしまうこと。
なぜそうなってしまうのかというと、声をだす前の"耳"が問題だから。
いくらアウトプットを頑張っていても、インプットの部分で上手くいってなかったらいくらやってもダメです。
ライトを持たずに真っ暗な迷路にはいって歩いているようなものですね。
この状態だといずれ、壁にガーンとぶち当たります。暗くて良くみえないから、迷路の外にでることも不可能。その壁の近くに助けてくれる人はいません。運良く周りにいたとしてもそれは同じように壁にぶち当たって怪我をした人なので、あなたを助けることはできません。そしてそのほとんどがそのまま意気消沈し、その場で倒れ込む。
ボイトレなんて意味ない、フースラーやっても無理だった、みたいになったままで終わってしまう方が多い。
耳が鍛えられたトレーナーに一度でいいから、自分がどの程度できているかみてもらっていただきたい。迷路の奥のほうにいけばいくほど、取り返しがつかなくなってきます。
我々をライトとしてお使いください。
そして、また、
長旅になることも覚悟してください。
ライトをもったとしてもそんな簡単に声の解放なんてできません。一年とか二年とかでどうにかなる話しではない。
時間はかかっても良いから最善の道を選ぶほうが良いと思いませんか?
ただ、トレーナーにつくのは嫌だ、時間がない、お金がない、という方はやはりいるかもしれません。
もし、そういう方がいるのであれば、絶対にやってほしいことがあります。
世界中の音楽をいろんな媒体で聴くこと。
とにかく死ぬほど耳を鍛えていくこと。
この力がもし鍛えられてきたのであれば、自力でライトを手に入れたことになります。
頑張っていきましょう!