ネットショップを運営されている方で、
自社で行っている商品在庫管理・出荷管理を
将来的にアウトソーシングすることを
ご検討の方も多いかと思います。
物流のアウトソーシングとは、以下の業務を
物流専門会社に任せることになります。
(1)(製造元、仕入先からの)商品の入庫・検品
(2) 商品の保管
(3)(注文のあった)商品の梱包・出荷手続き
出荷手続きはクロネコや佐川急便などの宅配業者に
渡すまでの作業になります。
専門会社から(1)~(3)それぞれに料金が請求されます。
これに宅配業者に支払う分の合計がアウトソーシング後の
コストとなります。
最近は、(1)~(3)をまとめて1商品あたり幾らのように
料金設定している会社もあるようです。
アウトソーシング先の決定にはコストだけでなく、次のことを
留意する必要があります。
1.物流会社のメイン取引はBtoB
BtoCを行う会社も増えてはいますが、まだ、多くの会社の
メインの取引は企業間取引(BtoB)です。
したがって、BtoCに関してどの程度実績があるのどうかの
見極めが大切です。
2.BtoCの方がBtoCより高い品質が求められる
BtoBの会社の品質が悪いというわけではありません。
しかし、BtoBでは長年の取引関係で許されるような事象
(納期の遅延など)がBtoCでは致命的なミスになりかねません。
お客様には物流会社のミスという説明は通用しません。
万が一、口コミサイトなどに書かれてしまうと噂が広まり、
売上ダウンにつながりかねません。
1と2を考慮してコストと品質のバランスをとることが
重要です。
次回はシステムに関して書きます。