Through the Looking-Glass
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Through the Looking-Glass | |
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First edition cover of Through the Looking-Glass |
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Author | Lewis Carroll |
Illustrator | John Tenniel |
Country | United Kingdom |
Language | English |
Genre(s) | Children's fiction |
Publisher | Macmillan |
Publication date | 1871 |
Media type | Print (Hardback ) |
Pages | 224 pp |
ISBN | NA |
Preceded by | Alice's Adventures in Wonderland |
Through the Looking-Glass, and What Alice Found There (1872) is a work of children's literature by Lewis Carroll (Charles Lutwidge Dodgson), generally categorized in the fairy tale genre.[citation needed ] It is the sequel to Alice's Adventures in Wonderland (1865). Although it makes no reference to the events in the earlier book, the themes and settings of Through the Looking-Glass make it a kind of mirror image of Wonderland: the first book begins outdoors, in the warm month of May, (May 4),[1] uses frequent changes in size as a plot device, and draws on the imagery of playing cards; the second opens indoors on a snowy, wintry night exactly six months later, on November 4 (the day before Guy Fawkes Night ),[2] uses frequent changes in time and spatial directions as a plot device, and draws on the imagery of chess. In it, there are many mirror themes, including opposites, time running backwards, and so on.
http://en.wikipedia.org/wiki/Through_the_Looking-Glass鏡の国のアリス
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『鏡の国のアリス』(かがみのくにのアリス、Through the Looking-Glass, and What Alice Found There)は、『不思議の国のアリス 』の続編として、1871年 にルイス・キャロル (本名:チャールズ・ラトウィジ・ドジスン)によって書かれた児童文学 である。原題を直訳すると『姿見を抜けて、そこでアリスが見たもの』となる。
この作品の中には、対称や時間の逆転などを含めた、多くの鏡 のテーマがある。
前作、『不思議の国のアリス』が夏の日の物語であるのに対してこの物語はイギリスの冬の風物詩である「ガイ・フォークスの日 」(11月5日)の前日から始まる。
チェス [編集 ]
『不思議の国のアリス』ではトランプの一組がテーマであったが、『鏡の国のアリス』は、チェス の勝負に緩やかに基づいている。
前 作に続いて登場する人物 [編集 ]
帽子屋 と三月ウサギ が、ハッタ(Hatta)とヘイヤ(Haigha)として姿を見せる。
目次 [編集 ]
- 第1章/鏡の向こうの家 “Looking-glass house”
- 第2章/生きた花の庭 “The Garden of Live Flowers”
- 第3章/鏡の国の虫たち “Looking-glass Insects”
- 第4章/トウィードルダムとトウィードルディー “Tweedledum and Tweedledee”
- 第5章/羊毛と水 “Wool and Water”
- 第6章/ハンプティ・ダンプティ “Humpty Dumpty”
- 第7章/ライオンとユニコーン “The Lion and The Unicorn”
- 第8章/ぼくの発明 “It's my own Invention”
- 第9章/女王様アリス “Queen Alice”
- 第10章/ゆすぶると “Shaking”
- 第11章/目が覚めて見ると “Waking”
- 第12章/夢を見たのはどっち “Which Dreamed It?”
注意 :以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
あ らすじ [編集 ]
ガイ・フォークス(イギリスの祭日)の前の寒い日にアリスは暖炉の前で仔猫と遊んでいました。いつものように仔猫と空想遊びをしていたアリスは暖炉 の上に掛けられた大きな鏡が通り抜けられるような気がしたかと思うと次の瞬間には鏡を通り抜けて向こう側の世界に抜け出ていました。アリスはそこで『ジャバウォックの詩 』という、鏡に映さないと読めない鏡文字の本を見つけます。鏡の中の家を出て、庭に 入ったアリスは、おしゃべりをする花たちに、花と間違えられてしまいます。さらに、その庭でアリスが出会った赤の女王様は、アリスがチェスの試合で八番目 の列まで動けば、アリスを女王にしてあげよう(プロモーション のこと)と持ちかけます。アリスは白の女王様の小さい娘の代わりにポーン となって、チェスのポーンが最初の一手で二マス動けるように、四番目の列への列車に乗ってゲームを始めます。
それからアリスは、有名なマザーグース の詩で知っているトウィードルダムとトウィードルディーと出会います。『セイウチと大工 』という長い詩を暗誦した二人は、マザーグースの 詩通りに決闘をはじめてしまいます。アリスは続けて白の女王様と会いますが、白の女王様はぼうっとしたままで、最後には羊に変身してしまいます。
次の章で、塀から落っこちる寸前のハンプティ・ダンプティ と出会ったアリスは、『ジャバウォックの詩』の意味を説明してもらいます。続 けて、やっぱりマザーグースの詩通りに振舞う、ライオンと一角獣に出くわします。それから、アリスは白のナイトによって、赤のナイトから助けられます(こ の白のナイトは、多くの人々からルイス・キャロル自身を表現したものと考えられています)。
ついに八番目の列まで進んで女王になったアリスは、赤の女王様を捕まえて、物語を通して動かずじまいだった赤の王様にチェックメイトを掛けます。そ の後、アリスは夢(それが夢だったのなら)から目をさましました。
夢からさめたアリスはそばにいた黒い仔猫のキティに「あなたは赤の女王様だったんでしょう?」と話しかけます。そして親猫のダイナにおめかしをされ ていた最中の白い仔猫のスノードロップは白の女王、ダイナはハンプティ・ダンプティだったのだろうとアリスは考えます。そして最後は自らに問いかけます。 夢の中の全ては赤の王様の夢の作り出したもの。だけどその夢を見ていたのは私。それならどっちがどっちの夢の中にいたのかしら?私?それとも赤の王様? と。
詩 と童謡 [編集 ]
- 序詩 “Prelude”
- ジャバウォックの詩 “Jabberwocky (en)” (鏡の家の場面参照)
- トウィードルダムとトウィードルディー “Tweedledum and Tweedledee (en)”
- セイウチと大工 “The Walrus and the Carpenter (en)”
- 「冬の野の白き時」 “"In Winter when the fields are white..."”
- タラの目 “Haddocks' Eyes” / ひどく年老いた男 “The Aged Aged Man” / 方法と手段 “Ways and Means”/ 門の上に座って“A-sitting on a gate” (Haddocks eyes (en)参照) この詩は「門の上に座って」であるが、この詩の名前や呼び方が事前に示される。
- アリス女王の歌 “Queen Alice song”
- 白の女王様のなぞなぞ “White Queen's riddle”
「か つらをかぶった雀蜂」 [編集 ]
挿絵を描いたジョン・テニエル の提案により、ルイス・キャロルはアリスと弁護士のかつらをかぶった雀蜂が遭遇する場面を 削除することに決めた。 この場面は、マーチン・ガードナー の“The Annotated Alice: The Definitive Edition (en)”に収録されている。
本文か らの引用 [編集 ]
「素晴らしいジャムなのにねえ」と、白の女王様はおっしゃいました。
「そうですね。でもわたし、今日はジャムはほしくないんです」
「欲しがったって、あなたは貰えやしませんよ」白の女王様はおっしゃいました。「明日と昨日にジャムはある――でも、今日の ジャムは絶対にない。そういう規則なんですから」
(古いラテン語 で“iam”あるいは“jam”という単語は、未来と過去の中だけでの「今」 を意味する)
「足し算はできますわね?」と、白の女王様は尋ねました。「1たす1たす1たす1たす1たす1たす1たす1たす1たす1はいくつかしら?」
「分かりません」アリスは答えました。「数えそこないました」
「足し算はできないんだね」赤の女王様が話をさえぎりました。「引き算はどうなんだろね? 8ひく9は?」
「8から9を引くなんて、できっこありませんよ」アリスはすぐに答えました。「だけど――」
「引き算もできない」白の女王様がおっしゃいました。「割り算はできるかしら? パンわるナイフ――その答えは?」
「ええっと――」アリスが答えかけましたが、赤の女王様がわりこみました。「そりゃ、トーストに決まってるさ。引き算をもういっぺんやってごらん。犬ひく 骨。残ったのは?」
アリスはじっくりと考えました。「もちろん、骨は残りません。でも、骨を取り上げたら――犬だって残りません。度を失って噛みついてくるでしょうから―― それで、わたしも残りません!」
「それじゃ、あんたはなんにも残らないって思うのかい?」赤の女王様がおっしゃいました。
「それで、あってると思います」
「いつもながら、あんた間違ってるね」赤の女王様がおっしゃいました。「犬の度が残ってるじゃないか」
「だって、わたしはそんな――」
「そら、見てごらんよ」赤の女王様は叫びました。「犬は度を失ったわけだね、ええ?」
「そうかもしれませんね」アリスは慎重に答えました。
「犬がいっちまったんなら、犬の度が残ってるじゃないか!」と、赤の女王様は勝ちほこって叫びたてました。
映像化作品 [編集 ]
- Алиса в Зазеркалье (мульфильм, 1982) (ru)は1982年に旧ソ連で制作されたアニメーション。日本では未放送。全4話。 1981年に放送された前作の「不思議の国のアリス」(Алиса в стране чудес (мультфильм, 1981) )と同様にほぼ原作を忠実にしている。
- 鏡の国のアリス - 1998年イギリス制作のテレビ映画。ケイト・ベッキンセイル 主演。
関 連項目 [編集 ]
- 赤の女王仮説 - 生物の進化における仮説のひとつ。常に進化しないと生存競争に負けるという内容が、本作の赤の女王を連想させるために、このような名前が付けられた。
- 広瀬正 - 日本のSF作家。本作を題材にした同題の長編SF小説『鏡の国のアリス』で、左右が逆転した世界を扱った。この作品内では、キャロルの元作品への言及も行 われている。
- ザ・ビートルズ の楽曲「アイ・アム・ザ・ウォルラス 」 - ジョン・レノン 作による歌詞は本作中の詩『セイウチと大工』から着想を得ており、「ウォルラス(セイウチ)」 「エッグマン(ハンプティ・ダンプティ)」などの登場キャラクターが歌詞に登場する。
- ふしぎの国のアリス - 1951年 公 開のディズニー 製作のアニメーション映画 には、『鏡の国のアリス』の登場人物やエピソードが含まれている。(例えば、トウィー ドルダムとトウィードルディーやセイウチと大工さんなどが登場する。)
- ハローキティ - サンリオ のキャラクター 。本作に登場する子猫からキャラクター名を拝借した[1] [2] 。
- ミッキーの夢物語 (原題:Thru the Mirror (en)) - 1936年 に 公開されたミッキーマウス・シリーズ 第83作目の短編映画 の一つ。『鏡の国のアリス』のミッキー バージョンである。なお、この作品はチェスの代わりにトランプを下敷きにしている。
- 水たまりに映るセカイ - 堀江由衣 のCDアルバムの一つ。タイトルのヒントは『鏡の国のアリス』から拝借した。彼女自身も『鏡の国』だけでな く『不思議の国のアリス』の作品ファンでもある。
脚注 [編集 ]
- ^ 秋山孝『キャラクター・コミュニケーション入門』角川書店、2002年。ISBN 4047040827
- ^ ハローキティ検定実行委員会『ハローキティ検定』サンリオ、2009年、17-18頁。ISBN 978-4387090564
外部リンク [編集 ]
- Through the Looking-Glass by Lewis Carroll - Project Gutenberg (en)
- HTML version with Tenniel Illustrations (en)
- 鏡の国のアリス
- 『鏡の国のアリス』+「かつらをかぶったすずめばち」